テラーノベル
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夢をスケッチして見た同じ空は
「ボクは大きなステージで歌を歌うんだ!」
「ボクの歌声をこの宇宙に届ける!」
変わらずまだ雲を動かしてる
「私とバンドどっちの方が大切なの……。」
「……ごめん。」
「もう別れよ。」
「……ぁ……。」
埋まらぬ愛も 追いつくことの無い恋も
「俺、フられた。」
「……まぁそうだよなぁ……こんな忙しいからねぇ……」
「……でもバンド優先だから。」
どれもが僕だ。どれもが僕らだと。
『Mrs. GREEN APPLEです!』
今、唄おう
今日とて唄おう
多様に富んだ秤のない中で要は
「私はメンバーを愛していますから。」
「何に変えてもメンバーが1番大切だから。」
私が良いと思ったものをどれだけ愛せるか。
いつ落っこちても可笑しくない
浮かんだあの果実は
“newアルバム、varietyです。”
今日も私たちを見守っている
『フェーズ1終了!!』
「ねぇ……ほんとに辞めちゃうの?」
「本当にごめんなさい。」
「今までありがとう。、元貴」
誰かの中に居たいや
まだ胸んとこが痛むな
あと何回傷付いてみればいいの?
「……愛してよ……。」
愛されたいと歌うたびに
思い知る愛の当たり前に
「信じてよ。 」
信じたいと歌うたびに
思い知る疑い深さに
変わることない、変われやしない
「……あやか……たかの……。」
「サポートメンバーもいるけど、やっぱり2人の方が……安心するなぁ……。」
代わりは居ないんだ、他に
「2人のスペースを空いてるような写真でお願いします!」
「椅子も後ろの方で2つ置いてもいいですか」
今日とてそう貴方を
待ってるんだここで
初めに戻れる素敵な呪文を1ページ目に。
「……初めに戻って2人に伝えたい。」
切り離せない、それは大事な「未熟さ」だ
「まだまだ……『未熟』だ。……」
いつ落っこちても可笑しくない
「……あぁ……夢を叶えるには犠牲も必要なのか。……」
羽を羽ばたかせて
今日も夢の途中を噛み締めてる
「……2人は行かないで……。」
「僕たちは元貴の隣に居るよ。」
お別れはついてまわるな
まだ胸んとこが痛むな
「元貴……ありがとう。そしておめでとう10周年。続けてくれてありがとう。」
宛もない様な思いはあなたに届いた。
「……ありがとう。ありがとう。 」
だからこそ歌うたびに
思い知る愛の勝手さに
「気づいて。帰ってきてよ……。」
わかって欲しいと歌うたび
思い知る癒え無い傷に
「元貴……今までのことは無駄じゃない。だから……今までの事を大切にして欲しい。」
無駄なことは一つもない
等しくない世の中に
『元貴』
今日とてそう
「私」を待って欲しいんだ 誰かに
自分を知れば知るだけ空は飛べないし
「これでまた……離れたらどうしよう。」
「大丈夫だから。元貴はひとりじゃない。」
手を握れば握るだけ離すのが怖いし
「形在るものは、いつかは無くなってしまう」
昨日のように感じるんだ
寂しさを唄ったあの日
慰めてあげるように歌を歌うよ自分に
虚しさを歌うたびに気づくよ「僕は幸せ」
変わることない 変われやしない
「涼ちゃん……若井……愛してるよ。」
代わりは居ないんだ他に
「おはようございます! 」
「元貴おはよ〜!」
「おはよ!」
今日とて そう貴方を待ってるんだここで
変わることない
変わりゆく時代の中で
変わることない
「涼ちゃーん!」「 若井!」
『元貴!』
「10周年ありがとうございました!」
『Mrs. GREEN APPLEでした!』
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