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母親にゲームを隠された俺は着々と
準備を整えていた(徹夜なので眠い)
探し物をする上で重要なのは眼力
目を暗闇に徐々に慣れさせる
早朝とはいえまだ日が昇りかけている
早めに探さねば!! ううっ寒!
『待ってて愛しのゲームちゃん…』
必ず見つけ出してみせる!! 目標は5分
俺はつま先立ちで階段を下りた。
抜き足差し足忍び足‥
誰もいない?大丈夫? 父親はいない
母親も寝てると見た だが、変に静かだ
俺は一瞬ためらうが男に二言はない
愛と勇気さえあれば友達は救えるさ!
リビングに着いた。あ~怖い怖い
『あれ?何あれ?』
リビングの入口のドアに動く物体確認!
膝より大きい!?まさかエイリアン⋯
⋯ではない 犬のノリだ。元気な柴犬
『脅かすなよバーカ⋯』
🐶『ヘッヘッ…ワン!』
相変わらず早起きなことで。まぁいいや
ノリを抱っこして俺はリビングを歩いた
ふわふわノリたん最高すぎん?尊い…
母親はまだ寝ているのかもしれない
今日は休日なので本来ゲーム日和だが
あいにく手元にないし隠されている
大体母さんはわかりやすいところに隠す
前回は自室で前々回が確かオヤジの部屋
今回はリビングにあるかもと予測した
テーブルの上、カーペットの近く
ソファの上、ノリのおやつ棚…
おかしい…何故だッ!! あるはずだ!
ガサゴソ夢中で探し出す。
『何でねぇの?母さん今回はマジだ‥』
するとノリが玄関の方に歩いていく
ん?ノリ?ノリたん? 宅配便かな?
夢中で探す俺。悲しくなる。青狸助けて
すると玄関から母さんの声がした。
母親『おはよー!今日は早いのね!』
ま、まぁねと俺。 ⋯誰のせいだか!!
『何で母さんいんだよ!』と聞いてみた
母親『え?ごみ捨て行っただけよ?』
は? は?! ごみ捨て?
あ~びびった あ~怖い怖い
そう思い捜索を開始始めようとした時、
母親『あぁ!アンタのゲーム捨てたよ』
と言い放った
嘘?は?何で!? 上手く思考が働かない
母親『私もねゲームしようとしたら、
ノリがゲーム機に噛み付いたの』
母親『使えなくなったかなって思って』
俺 『⋯⋯。』
何も言えなかった。
その後の記憶がない。
記憶にあるのが立ちすくんだ俺の左足を
柴犬のノリが噛んでいたことだ (甘噛み)
俺の作戦は失敗した。でも誰も悪くない
俺は部屋に戻り白旗の変わりに綺麗な
涙を流した。
よし、二度寝するか。