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「 いけない 人妻__ , 」
※このお話は、「 お隣さんはド変態君 」
の修正版です
ぜひお楽しみください。
※少しこの作品だけ雰囲気変えてみました
𝑠𝑡𝑎𝑟𝑡__🍓☕️
am 8:36
🐻「….行ってきます。」
そう広い玄関でポツリと呟きながら、少し古びたビジネスシューズを身につける愛おしい貴方を背後から見つめる。
相変わらずたくましくて、綺麗な背中を見る度に、愛おしくて愛おしくて堪らない….なんて気持ちが爆発しそうになるも….
心のどこかにスッポリ空いてしまってしまっている穴を埋めるかのように、
胸をハっと撫で下ろしてしまう。
はぁ….それに….もう3年にも上り詰めると言うのに…
未だに同棲生活には、全くと言っていいほど慣れやしない。
🐥「ぁ、うッ…うん…行ってらっしゃいっ」
今日も決して返事が返ってこない事はわかっているが…妻の役目として昔良く可愛いと言ってくれた飛びっきりの笑顔で旦那の見送りをそっと見守る。
ふふっㅎ…前は…僕が見守られる側だったんだけどなぁ…
まぁ…人って変わるんだもん..
しょうが無いよね..ㅎ
なんて思うのと同時に、心の底がギュっと締め付けられたかのような感覚に陥った。
🐥「ッ…..」
なんで僕ばっかり….こんな思いしないといけないんだろう….
ぼ、僕だってっ…ただ愛されたいだけなのに…なんで..?
なんて、いくら思っても無駄という事は僕自身も勿論分かっている。
でも….貴方を見ると何故かそう思ってしまう自分がいるんだ。
愛しているはず…..なのに。
🐥「あ、てっ、テヒョナ…」
🐻「ッ……」
僕がそう問い掛けると、当たり前のようにドアノブを片手で握りながら、
何も喋らずに静かにこちらへと顔を向ける君とバッチリ目が合う。
🐥「え、えっと…きッ、気おつけね?」
🐥「僕…..待ってるからっ..」
🐻「……ペコ」
と、軽く頭だけを頷かせて、そっと呟き右手で握っているドアノブを少し引いて大きいドアを開けてから、
バタン
と言う音と共に勢いよくドアが閉ざされる。
🐥「……….」
元々静かだった部屋がより静かになり、普段の疲れがいきなり宿ったからか、ドアの目の前で尻もちを着きながらどっと孤独感に包まれる僕。
あぁ…..一人でいる事ってこんな寂しかったっけなぁ..
なんて度々思ってしまう馬鹿な自分。
ぁ、ちなみに、これまでのやり取りを見て、もしかして….
二人はあまり仲が良くないのか?と思った人も少なからず居るとは思う。
まぁ….その人達のために説明すると….別に夫婦仲が冷めてしまった訳では無い。
……..とは思う。
だ、だって….この前だって、
昨夜.
🐥「んぅっ…はぅッ…./」
🐻「くッ…..じみなっ…./」
🐥「….ぁ゛っ….ん…/」
🐥「ひぁっ!?、…しょこっ…んぁ…らめッ…/」
🐥「ひぅ…ぁぁっ..ん、でりゅ..はぁッ..ゃっでちゃ…/」
🐥「ふっ….ん゛ッぁ、…/」
🐻「はっ..ぁッ、俺も…んぐっ…/」
🐥「ん、はぁ…はぁ…/」
🐻「ご、ごめん…出しすぎた…/」
🐥「ぁ、ぃゃっ、大丈夫ッ…/」
🐻「そっか…ぁ、もう眠たいでしょ?別に寝ててもいいよ」
🐻「後は全部俺がやっとくから」
🐥「ぅん….わ、分かったっ../」
時計の針が深夜の2時を指す頃、
お互いが満足するまで、これでもかと言うほどにひたすら体を重ね合った。
だから勿論僕は、久しぶりの刺激だからか….そりゃ凄く気持ち良かったし…テヒョンとのそう言う行為自体は物凄く好き。
なはずなんだよ…..なのに….なのにも関わらず….行為が終わったとしても「まだ足りない」「もっと刺激が欲しい」
なんて思ってしまっている馬鹿な自分がいる。
まぁ….単刀直入に言うと…僕は、
せ、性欲がかなり強い…./
だ、だから….昨日だって…別に眠くなんてなかった。
むしろもっとテヒョンと繋がりたかった。
もっと…ぐちゃぐちゃされて…
もっと舌を熱く絡め合いたかった。
でも出来なかったんだ….いや、出来なかったと言うより、言えなかったのかも知れない
だって….彼の仕事は医者。
そう…あの立派な、「医者」と言う職業。
毎日朝早くに行き、夜遅くに帰ってくる。
だから…..ただの僕のわがままのせいで彼を困らせたくなんかない。
その思いから、昨日も平気で「気持ちよかったよ」なんて嘘をつくんだ。
本当はもっと気持ち良くなりたかったなんて口が裂けても言えない…..
でも彼の帰りが遅いのは当たり前なこと。
それほど、1人でも多くの命を救おうと努力したり、手術や、患者のケア、診察などで…物凄く多忙な日々。
勿論その時の患者さんの体調や様子で状況もいっぺんに変わるわけで、一度出掛けると2、3日帰って来れない時だってある。
だから….同棲を初めてからは、二人でいる時間よりも一人でいる時間の方が圧倒的に多く、
そのせいで何故か生まれてきてしまう彼への不安や怒りをたまにぶつけてしまうことだってあった。
だけど….、そんな時彼は何があっても….どんな時でも…優しく接してくれた。
何度も「ごめん」と謝ってくれたり、僕が気が済むまで言うことを聞いてくれたりと、僕の為に沢山自分がやれる範囲の事なら何でもやってくれたりもしてくれた。
だけど…..僕は…本当にそんな自分が嫌い。
だって…..彼は…..一生懸命真面目に働き、多くの方の希望に応えようと日々努力している。
なのに….僕は彼の資金で余裕のある暮らしをさせてもらっていると言うのに…毎日彼に迷惑をかけてしまっていると言うのに…..未だに何もして上げれていない。
だから….そんな自分が嫌になってしまう..
そして、そんな彼と出会ったのは約6年前の事。
僕が大学生の頃、友達と駅のホームで待ち合わせをしている所を突然誰かに声を掛けらた。
「あの….ハンカチ落としてましたよ」
そう言いながら、綺麗な髪を風になびかせながら、大きい目をパチクリと瞬きをしてハンカチを届けてくれた。
「ぁ、ありがとうございますっ…./」
と、顔をほんのり赤くしながらも、右手に指し出されている自分のハンカチを丁寧を受け取った。
「いえいえ…ㅎそれじゃあ…俺はこの辺で」
そう口角をあげて楽しげに笑う君を、僕は….
「あっ、あのッ….」
「こ、ここで会ったのも何かの縁ですし…
よ、良かったら….連絡先交換しませんか…./?」
そう言って、貴方の腕を必死で掴みながら引き止めたんだ。
僕はもうその時から貴方に恋愛感情を持っていたのかもしれない。
それは今でも覚えているㅎ
そこからはと言うと、話はトントン拍子で進んだ。
あの駅のホームで出会ってからはお互いこまめに連絡を取り合い、一緒に映画館に行ったり、水族館にも行ったりした。
そして、出会ってから約8ヶ月後、彼からいきなりディナーにへと誘われた。
当時テヒョンは医者の資格取るために、試験勉強をしながらも僕に沢山尽くしてくれた。
その事から、あまり一緒に食事をする事よりも一緒にゲームをしたり遊んだりすることの方が圧倒的に多かった。
そして、大体何処か行くのであれば基本的には僕が前もって連絡をしていた。だから「珍しいな」なんて思ったりもしたけど、勿論断れるはずも無く、すぐに承諾した。
それからは、身支度を整えて終えてから家を出て、レストランの前に着くと、先に着いていたテヒョンから、「行こっか」と言われ二人手を継いでレストランの中に入った。
そして、一緒にお話をしたりご飯を食べたりしてあっという間に時間は過ぎていった。
レストランに入ってそろそろ2時間が経過しようとしていた時、
「じゃあそろそろ出よっか」
「ぅ、うんっ…!」
と、何の変哲もない会話を交わしてからやっとお会計をして、店を出た。
「今日本当にありがとう。すっごく楽しかった….ぁ、後次行く時は僕が奢るからね?じゃあまたっ..」
「…..まって」
「….え?」
店を出てから、そろそろ家に帰らないといけない時間のため、そう言葉を告げ、
後ろを振り向き帰ろうとしていた所でいきなり腕を掴まれる。
「あの….すごいいきなりで申し訳無いけど….」
「うん….」
「その….ッ」
初めて見る彼のこんな真剣で男らしい顔。
それすらも好きと言う言葉で済ませちゃう僕は本当に彼の事が大好きだ。
「良かったら俺と…お付き合いしてくれませんか?」
そう言って、不安げに揺れる瞳を見詰められる。
「….んぇ?」
あまりにも予想以外な事だったもんで思わず間抜けな声が出てしまうも、頭の仲は「?」でいっぱいだった。
嘘….まさか自分が世界一愛している人に告白される時が来るとは…思いもしなかった。
「んっ….」
溢れ出しそうな感情をぐっとこらえて、
「も、もちろん…泣」
と、とうとう抑えきれなくなってしまった気持ちを顕にしながらも、精一杯抱きしめながらどちらともかく深いキスを交わした。
それから、3年の月日が流れ、テヒョンからのプロポーズにより無事入籍した。
その時のテヒョンは凄く面白くて、優しくて、僕の事を1番に考えてくれて、物凄くかっこいい自慢の彼氏だった。
その時は…..ね。
だが、結婚してからの彼はすごく冷たい。
勿論優しい所や、相変わらずかっこいい所は何も変わっていない。
でも、同棲を初めてからは彼の態度が一気に冷たくなった。
付き合っていた頃は毎日僕の体調をきずかってくれたり、色々なところに連れて行ったりもしてくれた。
それなのに….結婚してからの彼は、医者の資格免許を取ってからは物凄く忙しくなり、まともに会話もしてくれない。
僕が「何かあった?」と聞く度彼は必ず「別に」と答えて簡単にあしらわれてしまう。
でもそれは当たり前な事だ。そりゃ医者という仕事なのだから忙しいのも当たり前で、本人も冷たくしたい訳じゃ無いのに、溜まりに溜まりまくっているストレスのせいで冷たく接しちゃうんだろうな….
でも….それを分かってあげるのが本当の妻の役目だと言うのに….どれだけ考えても分かってあげれない僕は相当馬鹿なんだと思う。
最初は….僕だって…「もう飽きられちゃったのかな?」
「もう僕の事はどうでもいいのかな?」
「もう僕の事なんか….必要ないの?」
なんて次々に疑問が思い浮かんできた。
でもそれは間違いなのかもしれない….
だって、昨日だって僕があまりにも我慢出来なくて「ヤリたい」なんて言えばすぐに抱いてくれたし、行為中もずっと「愛してる」と何度も呟いてくれた。
でもそれが本当かは分からない。
何故ならこの様な言葉を言ってくれるのは行為中だけ。だから、日常では勿論絶対にこんな事なんて言ってくれない。
だから….もう僕はただの道具としか思われていないのかも….ㅎ
僕だって聞きたいことは山ほどある。
「なんでいつも冷たいの?」
「僕の事本当に愛してるの?」
「僕なんか悪いことでもした?」
「もう僕の事…好きじゃない?」
思うだけで胸が痛くなってしまう質問。
だけど….僕だってこんな、性欲をただ単に埋めるなんの愛情も無い夫夫生活なんて嫌。
だって…そんなの….ただのセフレと変わん無いじゃん。
体を重ね合うだけの関係….そんなの僕は望んでいない…
僕は….ただ…楽しくて、甘くて、波乱万乗な夫夫生活を送りたいだけ…..たったそれだけ…
“普通”の夫夫ならば当たり前な事なのに…
なんで僕達はそれが出来ないのだろう….?
不安で、不思議で、心が埋め尽くされる。
もう昔のような関係には戻れないのだろうか?
そして、ここでいきなりだが、皆は「同性婚」という言葉は知っているだろうか…?
多分ここで多くの人が「知ってる」
と言ったに違いない。
勿論同性婚や同性愛者に対して..「気持ち悪い」「普通じゃない」「見てて嫌」
などの否定的な意見もあれば、それとは真逆に
「性別なんか関係ない」「普通の事」「何がいけないのかが分からない」と言った賛成派の意見だってある。
ま、まぁそれはごく普通…いや、当たり前な事だ。
確かに…人それぞれ思っている事や、意見は違うはずだし…価値観の捉え方だって違う。
それは…僕だって分かってる..
だが、月日は流れ、今は20XX年。
時代もどんどん変わり、確か…202X年….?の頃は…お札?や、小銭?などもあったそうだが、現在は手首に埋め込まれているチップで簡単に支払いが出来るようになった。
そして、一番変わったのは、今までダメとされていた「同性婚」がついに法律で認められたこと。
LGBTの運動も盛んになり、同性愛に対しての風習も高まった。それに加え、AIやロボットの凄まじい工学が同性婚を認めざる負えないことになった事は間違いがない。
しかし、それとは一方に、いくら政府が「埋め増やせ」とが鳴り立たせた所で勿論少子化も止まるはずも無く、
ならばと力を注いだのは働き手不足の打破。
「人がいなければ人口ロボットでやっていけばいい」
という考えが無事成功し、様々な分野でAIのオートメーション化がどんどん進み、やがて外国から受け入れをしなくても、労働力が保てるようになった。
だが、いくら同性婚が認められたとしても、男同士の「夫夫」と言う事には変わりないため、まだ偏見や差別は悲しい事に沢山受けてしまう。
例えば、ただの友人と肩を並べて歩いたり、男同士で手を繋いだりすると、
周りから吐くような真似をされたり、冷たい目で見詰められたり、おまけには男同士だと勝手に恋人と勘違いされ、旅館にだって泊まらせて貰えない事も多々あった。
その事から、この、「同性婚」は今新たな社会問題化となってしまっている。
だから、今はテヒョンの職場からたった数十メートル先のアパートに住ませて貰っている。
特に狭くもなく、二人で住むには丁度いい広さ。しかも外装と内装のどちらも凄く綺麗で、同性愛者が住むにはピッタリな場所として有名なアパート。
家賃も安い事から、一人暮らしの人も住みやすい環境なんだとか、とにかく評判のいいアパートらしい。
まぁそんなの….僕には関係ない。
まぁ….とりあえず朝食でもとろっかな…お腹も空いたし..
そう思うのと同時に、尻もちが着いてしまっている自分の重い腰を頑張って上げてから、
🐥「……….」
静けさに包まれている廊下をとぼとぼと歩きながら、リビングにへと足を進める。
en. リビング
🐥「ん〜これでいいかな…」
やがてリビングまで足を運ぶと、冷蔵庫を開け、昨日近くのスーパーで急いで買ってきた牛乳を取りだし冷蔵庫の扉を閉めてからダイニングテーブルの上に置く。
🐥「ぁ、あとは…..あっ!そうだ..」
この前たった数メートル先にあるコンビニで買ったメロンパンの事ふとを思い出した。
えっと…た、確か….この辺に置いてたはず..
そう思いながら…食品棚の中を漁ってみるも、一方にパンは見つからない。
ど、どうしよ…..でも前この中に入れといたはずなんだよなぁ…
からと言って探すのはめんどくさいし….
しかも僕朝はパンしか食べれないから…買ってきた方が良いかな?
でもそれもめんどくさいな)))
ぁ、そう言えば…確か僕のお隣のチョンさんってパン屋さん経営してるんだよね…
後….旦那さんも居るって言ってたけど見た事無いんだよね..
僕もこのアパートに住み始めてからは、何回かおすす分けして貰ったり部屋にお邪魔させて貰ったりもしてたから結構仲は良い方。
でも….残念ながら連絡先は何故か持っていない。
だからと言っていきなり乗り込むのも違うよね…
なんて一人で考えていると、
グー
🐥「へっ…/?」
ぐーっと言う貧相な音が部屋に響く。
で、でも仕方ないよね….もうお腹も僕も限界なんだもん。
よし、ダメ元で一回行ってみるかっ
まぁダメだったらコンビニで買えば良いしね..
と、ついに心に決心してとにかく身支度を整えるために寝室にへと足を運んだ。
でもこの時の僕はまだ知らなかったんだ。
ここから始まる、絶対に許されやしない
“いけない扉を開いてしまう”事を。
いや〜最後意味深ですね笑
後ちゃんとグクミンなので安心して下さい!
そして皆様お久しぶりです。もうお久しぶり過ぎますね….まず何故こんなに遅くなってしまったのかと言うと…
2回連続インフルにかかってました))
もうね…本当に辛すぎましたね…咳も止まらないし、喉も痛いし、熱も出るしで本当災難でした。
だから全然小説書く気分にもなれなくて全然浮上出来ませんでした。
楽しみに待って頂いていた皆さん本当に申し訳ございません。
ですがこれからはまた前のように更新していこうと思うのでぜひ見てくれると嬉しいです。
後、持つひとつ新作は用意していますのでそちらは明日の夜?くらいに投稿しようと思います!!
あ、もちろんエチエチです笑
後ちなみに、実は次回エチエチなんですよ笑
チョン夫妻もいよいよ次回登場するし…バッチバチのえちえちにしちゃおうと思います笑
なので皆様お願いなので♡ください!!
次回♡×900