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雨朱
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#星霞 𓂃 𓈒𓏸
星霞 𓂃 𓈒𓏸
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#文豪ストレイドッグス
夏の穂|フォロバ100%
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少し雰囲気のある人気の少ないバーに、僕と芥川は呑みに来た。出会って2年、僕は20歳になり、芥川と酒を呑み交わせるほどの仲になった。世間で云う、マブダチのような関係だろうか。芥川も、嫌々認めているだろう。…それなのに僕は、ずっと意識してしまっている。
『おい芥川、潰れてないか?』
右手にグラスを持ったままバーカウンターに突っ伏している芥川に声をかけると、上体を起こした。
「…やつがれは酔ってなどいない」
『いや酔ってるだろ』
明らかに普段より目尻が落ちているし、喋り方もふにゃふにゃだ。おまけに顔も少し紅潮している。…ちょっとエロい。
『…お前それ何杯飲んだんだ?何時もより酔ってるだろ?』
珍しく潤んだ瞳が揺れる度に扇状的で、思わず生唾を呑む。
芥川は僕の問いかけなんて聞こえなかったかのようにもう一度グラスに口をつけた。細い首からよく目立つ喉仏がゆっくり、上下する。
「何故太宰さんはやつがれを褒めない!!」
ダンッ、と音を立ててグラスをバーカウンターに置く。…急だな此奴。僕の話も聞かないで…。
「太宰さんが褒めないなら誰がやつがれを褒めるのだ!」
『…僕とか?』
ヤバっ、不味い思わず口から出た…いや、だって誰が芥川を褒めるのか聞かれたら、それは僕だろ。…引かれてるかな。
『ごめん、僕も酔ってるから…』
芥川は何も言わずにまたバーカウンターに突っ伏す。また、無視か。
ふと芥川の方へ視線を遣る。
「……。」
耳が、赤い。
コメント
2件
うむ…良い
第3話、めっちゃ良かった…!酔った芥川が「褒めてくれない」って駄々こねるところ、普段のツンツンからのギャップで心臓持ってかれたわ。太宰が「僕とか?」ってさらっと返すのも最高だし、最後の耳が赤い芥川にもう完全にやられた。酒の席ならではの距離感と甘酸っぱさが刺さりすぎて、続きが気になる…!二人の関係がどう転ぶのか、こっちまでどきどきしちゃうよ🔥