テラーノベル
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INTPがとち狂ってます
INTPside
何も考えたくない。考えたって無駄。人と関わりたくない。1人がいい。干渉すんな。
……いつからこんな事ばっかり考えるようになったんだ。
「誰か助けてくんね……?笑」
俺は1週間に1回薬局に行く。1店舗じゃなくて何店舗も時間をかけてでも沢山回って沢山薬を買って、でも市販の薬は弱いから病院に行く。頭痛薬、睡眠薬、胃薬、漢方、シロップ…とにかく沢山気が済むまで買う。
「こんなもんでいいか。」
家に帰って荷物を机の上に広げる。最初に頭痛薬をとりあえず30錠くらい一気に口の中に放りこんで水で流し込んだり噛み砕いたり舐めたり、色々試しながら全部飲み込む。そんで暫くして異変が起こったらそれが落ち着くまでリスカをしてまた薬を飲む。それを何回も何回も繰り返して倒れそうになるまで辞めない。だって死んでもいいから!!!!これをやってるうちはずっと生きてるんだ。って思うと苦しくなって、でもやめられなくて癖になっていく。 俺はこのイカれた生活が最高で堪らない!!!
薬を飲むのに夢中になってるとインターフォンが鳴った。こんな時間に誰だよって思ったらENTPだった。
「こんな時間に何?」
ENTP「遊びに来ちゃった!!!入れてくれよ!!」
こいつはいつもいきなりで困る。でもこれを見せたらどんな反応するんだろう、恐怖で怯える?引かれる?、友達じゃなくなる?脳が正常に機能してない俺は気になって仕方なかった。
「いいよ。入って」
ENTP「おじゃましまs……その腕の傷なに。」
リスカをしてた最中だからか服に赤いシミができていた。
「まぁまぁ気にしないでとりあえずこっち」
ENTPの腕を引っ張って部屋にいれた
「これみてどー思った?ねぇ?ねぇ?恐怖?軽蔑?怒り?悲しみ?教えてよ!!!」
ENTPは顔が歪んでた。悲しそうな、そんな顔するからちょっと胸が痛くなった
ENTP「……なんでこんな事したの?」
そんなENTPの質問に笑顔で返す
「え?生きてるって感じするじゃん?別に死んでもいいし!!!」
ENTP「……とりあえず落ち着けよ。てか1回薬吐け。つーか病院……」
ENTPが保険証の在処を聞き出したり病院に行く準備をしている。俺は面白くなかった。
「何勝手なことしてんの?俺をまたあの苦しみだけが残る世界に連れ戻そうとするの?」
ENTP「違う。でも今のお前はおかしい。」
自分でもおかしいのはわかってた。でもこうでもしないと壊れそうだった俺が俺じゃないみたいな、今の俺がいつもの俺かって言われたら微妙だけど。
ENTP「なにがあったんだよ、なぁ、なんでそんなになるまで隠してたんだよ……」
理由を聞かれても特にないから困った。でも答えないのはあれだしそのままを伝えた。
「わかんない。気づいたらやってた。別になんも無い。虐められたわけでも人格否定されたわけでも。でもなんかやってた」
この言葉に偽りはない。
「何もしたくない、考えても無駄、人と関わりたくない、いつからかこんなことしか考えなくなったし……。」
理由がないから上手いこと返せないでいるとENTPが口を開いた。
ENTP「お前が干渉するなって言うならこれ以上踏み込まねーけど、その生活を続けるなら俺は踏み込み続ける。」
もしかしたらこいつなら……
「じゃあ好きにすれば。」
俺はそう言って意識を手放した。
コメント
4件
いつも拝見させていただいています‼️ もう最高です…😭
まじでてんさい!!後編たのしみにしてます!