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今回もめちゃくちゃ良かったぜ!!!! あー……お題メーカーって強いな(?) そうなんだね… でも、明梨って凄い名前だから、 覚えられるだろ、うん!! また会った時には覚えてないかもだし、 それが良いね! で、一旦は「さようなら」かー… 次回も楽しみに待ってるぜ!!!!
固定しようと思ったらコメント消えちった… 良くわかんないや☆ なんかいいお題あったら欲しい!! 例「さようならから始めよう」的なのはどう!?
「お題メーカーから
さよならから始めよう」
爆速で作ったんでクオリティは低い
あとさようならから始めようってなに()
僕は伊藤健。みんなからは大体伊藤って言われてる。そんな僕には親友がいた。田中 明莉だ。そいつとはときに笑い合い、ときに喧嘩する。田中とはいい仲だと思ってる。今日も田中と廊下を歩く。
「なぁ伊藤 」
田中がぼくの名前を呼ぶと、少し走ってぼくの前に来て止まった。
「おれさ、転校すんだよ」
「え?」
いきなりの話で足を止める、まさかと思ったが、「転校だよ!」と強く言うため、本当なんだろうか
「転校?どうしたのか?」
ぼくは聞くと、田中は言いづらそうに言った。
「再婚、おれってさ片親で育ってんの、知ってるだろ?」
まぁね、とぼくは返すと田中は廊下をまた歩きだしながら喋り始めた。。
「んで…おれのかぁちゃん、再婚するんだ。そしてここ、千葉から静岡に行くんだ」
ぼくはそっか…と返すと、そこから二人は喋らない。ぼくたち二人は生まれた病院が一緒だった。それからずっと。けど、田中の家族関係は歪。かぁさんととーちゃんが離婚して、また再婚して…離婚して、また新たな再婚相手を見つけたらしい。
「で…おれ、新しいとぉちゃんの地元の静岡に行くんだ。だからお別れ」
声が震えていた。ぼくも今どんな顔してるかわからない。
「おれ、田中からさ…違う苗字になるんだ」
―――そうだ、田中と言うのは母方の苗字、父方の苗字になるのが当たり前だ。
「俺さ、言わない。新しいの苗字。でさ…絶対大学生になって…バイトできるようになったら…千葉に帰ってくる。そのときはまた始めましてで仲良くなろうぜ」
「そうだな」
ぼくはどんな声色をしていたかわからない。田中の声が聞こえない、聞きたくない…
「田中、じゃなくて、明梨で覚えろな。あったらわかるから」
田中――明梨が太陽のようにニカっと笑った。ぼくも笑った。なんでかわからないけど、なんだか可笑しくて、何もかもがどうでも良くなって、ただ前に映る明梨をみて笑う。
「さようなら、といったら新しい物語の始まりだぜ!」
「「さようなら!」」