テラーノベル
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ちゃつうんです。前回の続きです…がカンヒュじゃないです。やっぱり一次で行くことにしました。苦手な方さよならばいちゃです。良ければ読んでいってくださいな。
いやに蒸し暑い日であった。視界を埋め尽くすのは黒の喪服、すすり泣きが耳に刺さる。さざ波のような哀しみが場を支配し、私は一人それに混ざれないでいた。
大切な人が死んだ。それだけのことなのだ。それなのにどうして、この胸を埋め尽くす喪失感は一向に引かないのだろうか。風穴がぽっかりと心を割き、少しずつ少しずつ体全体を蝕んできた。涙は出ない。ただぽつりとその場に立ちすくむだけ……
泣けない日が続いた。彼がいなくなったことを理解しきれず不完全燃焼を繰り返す心の綻びにて、楽しいやらうれしいやらそういったプラスの感情を抱くことがなくなっていく。
必然的に笑顔も減った。
自分で自覚したのではない。あまりにもふさぎこむ私を見た母が心配そうに頭を撫でたからである。母を見上げ、笑おうとしたとき、うまく口角が上がらなかったのだ。
……なんでかなぁ。
涙をこぼすことも笑みを浮かべることもままならぬ無駄な均衡に耐えていたある日のこと__
路地を歩いていると、どこからか突然ぱさりと一枚の紙が降ってきた。どうせ風に飛ばされたのだろう。そう思ってふと裏返してみると、非常に興味深いことが書いてあった。
……笑顔の仮面屋。
”~笑顔の仮面屋~ここでは、いろんな笑顔を作っています”
どうせスピリチュアルな占いか何かの店だろうと捨てようとしたがふと思う。
……もしもこの文句が本当なのなら、私の気持ちも楽になるかもしれない。
そう考え、どこにあるのかを探す。
「真っ赤な止まれの看板を右に、白いゼラニウムの鉢植えからまっすぐ。あなたが受け取った場所から周囲を見回してみてください。そこにあるはずです」
どんな指示だ。私がいる場所を何故知っているのだこの紙は。しかし行ってみるしか他はない。今は幸い時間にも余裕があるので、私は早速向かってみることにした。
真っ赤な止まれの看板を見つけたので右に行く。しばらくすると満開のゼラニウムが見えたのでまっすぐ……
着いた。小さな窓から温かな光が洩れ、優し気な雰囲気を醸し出す都会の真ん中にあるとは思えないほどちんまりとした静かなお店であった。
こくん、と私は息をのみ、お洒落な木製のドアを開けた__
疲れましたね。では次回をお楽しみに。
#色気練習
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M.S
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コメント
1件
うわあ…冒頭の喪服の景色と、涙すら出ない主人公の心の描写がもう胸に刺さりすぎたよ…😭💔 「笑おうとしたときに口角が上がらなかった」って表現、すごくリアルで切なかったな。 そんな中でふと舞い込んだ「笑顔の仮面屋」の謎の紙、めっちゃ気になる…!次回どうなるんだろう、楽しみにしてるね!🌸