ー剣持視点ー
「…とーや、ジャージ忘れた」
…貸せと言うのか。
去年と同じように同じクラスになった
僕らは、ジャージの貸し借り等は
よく行っている。
この頃、10月の中旬に入ったからか
風が冷たく、寒いと感じてしまう。
そんな中、特に寒がりのコイツは良く
僕の三周り、四周り大きいジャージを
借りて暖かく過ごしていた。
だが、最近は寒いので流石の僕でも
ジャージを譲れない。
だが、フウカのしょんぼりとした顔を見るとどうしても甘くなってしまうのだ。
『…ほら、ジャージ』
「…ありがと」
自分のジャージに包まれた幼馴染みを見ると
嗚呼、やはり僕の幼馴染みは可愛い。
と感じてしまうのだ。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!