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今年ももう終わり
雪が降り始めた今日この頃。
『今日は積もらんな』
1人で歩く交差点。
雪がしゃんゝという音をたてている気がするほど静か。
『んん、寒…』
白い息が寒さを余計に感じさせた。
そこに1件の通知。
『……面倒臭いやつやなぁ』
ちょっとした”御使い”ってやつを頼まれた。
『ただいま』
同棲中の彼奴がいないことに気づく。
『なんやねん…帰っとらんやん』
冷めるぞ、肉まん。
「ちゅーす、ただいま~」
『遅いやないか、冷めてまうやろ』
両手にネギやらなんやら差してるビニール袋を持ってる。
明日から新年やし、買いこんどこって言ってた俺の同棲相手、乙夜影汰。
「いや~色々安くてさ」
『暫く買い物行かんでええな』
今日の年越しはまあ…、蕎麦食って紅白見て。乙夜はジャンプするらしい。彼奴っぽい。
この時期は特番とかが多くなって、録画の残量が減るのが難点。
ドキュメンタリーとか入れといたら勝手に消されとる(乙夜に)。
「ということで、もう年越しの準備はバッチリです」
『せやな』
笑いを含んだ短い言葉。
これが”いつも”ってやつや。
来年も笑って過ごせたらええな。
そんなことを思いながら、夜を迎えた。
『ッちょ、♡゙っお前、聞いてなっ、あぁ”♡♡゙』
「頼むッ、許して」
…何???
いや俺何されてんねん。
知らん間にその…、セッ、クスを…
『はっ、♡はーっ…♡゙』
「かわい、…♡」
なにその顔。なんで俺らはこんなこと…
『ッ紅白、見れんやろぉが…!』
「聴くだけ聴いといて」
そういう問題じゃないんやけど。
『ってか、…なんでこんなことやっとんねん、…』
「えー、俺がやりたかったことだから?」
『なんで”?”やねん』
「やっべもう年越す」
『聞け』
そんな阿呆なことしとると、もう年越し30秒前。
「やばい飛ばねぇと」
とか言って俺のナカから強引に抜いた。
『ッ、ぅ゙、っ…♡゙お前マジでッ、手加減ってモンを…』
「すまん後でかまってあげるから」
そういうことじゃないて。
3!
2!
もう1秒。
1!
ハッピーニューイヤーとか言ってTVの画面が紙吹雪でいっぱいになった。
「うぇーいハッピーニューイヤー」
声は全ッ然嬉しくなさそうやけど、叫んでジャンプしとる。なんやこのチグハグな生き物。
「あけおめゝ~」
『どんゝ鳴らすな近所迷惑や』
年越した瞬間、メールの通知がエグかった。
潔やったり氷織やったり。なんかわからんけど斬鉄とかもメッセージ送ってきた。なんか一緒におるらしく、写真も付けて。
「うぉ~烏チョー人気者じゃん」
『五月蝿いな』
「いだだだだだッ?!」
嗚呼、”楽しい”。
こんな日々がいつまでも続くように。
「うへ~…理不尽な暴力…」
『なんとでも言え』
『またお前に振り回される年になりそうやわ、』
「今年も確り着いてきてよ烏ちゃん?」
『当たり前やろ』
2人で大笑いした。初笑いってやつ。
というか俺は下半身丸出しのままで年越してもた。最悪。
「じゃあもうこの勢いで姫始めやっちゃおっか」
『いやなんでやねん?!てか2日にやるのが一般みたいなの聞いたことあんで?!』
「えめっちゃ調べてるじゃんそんなやりたかったの?」
『ちっ、ちが…あ”っ♡』
お前らも良い1年になったらええな。
HappyNewYear
絵が成長せん