あの人の沼はとても深い…もう恋して2年。
すっと握ってくれた、包んでくれたあの手を
今まで忘れたことなど1度もないから…
同じ貴方はどこまでが同じなのだろうか____。
〔あの人とは、釣り合わないから。〕
「えっ…?」
あれは、まだセミも鳴いてる暑い真夏の事___。
Episode1 【恋した先輩は…】
「ねぇるな!また先輩のこと見てんの?」
「え!?あぁ、うん!」
この子は幼馴染の [橙野 えと] ちゃん。
ノリがすっごい軽い子で、優しいんだよ。この子。
🍫「いいなぁ〜。好きピいるとかもう青春じゃん!」
☕「え〜?そうかなぁ〜?」
🍫「そうでしょ!だって、毎日先輩に会えるもん!」
☕「え!?なんで?」
🍫「え?だってるな、先輩と家近いでしょ?」
☕「まぁ、遠いわけではないけど!めっちゃくちゃ
近いわけでもないけどね!」
🍫「あ、先輩来たよ!るな!!」
☕「え!?ちょっと!えとちゃん声大きい!!」
🌷「あ、おはようございます!橙野さん!水瀬さん!」
🍫「おはようございまーす」
☕「えっ、あっ💦 おはようございます」
🌷「今日暑いですねぇ〜!熱中症ならないように、気をつけてくださいね。」
🍫「は〜い、あっ!先輩!」
🌷「はい?」
🍫「熱中症ってゆっくり言ってみて!」
🌷「え〜?あっ!でも僕それ知ってますよ!」
🍫「え〜、知ってんのぉ〜?」
☕(あ、もうすぐチャイム鳴っちゃう💦)
☕「ねぇねぇ!もうすぐでチャイム鳴っちゃうよ!」
🍫「あ、ホントだ。じゃ!先輩また〜!」
🌷「は〜い!」
🍫「も〜!なおきり先輩言ってくれなかったー。」
☕「そりゃあね、有名だもん!それ!」
🍫「先輩なら知らないかな〜?って思ってさ!」
☕「それ先輩のことディスってへ〜ん?w」
🍫「いやいやwディスってないよw」
☕「ホント〜?まぁ、いいや!早く行こ!!」
🍫「うん!」
-キーンコーンカーンコーン-
👨🏫「はーい、席に着けー、授業始めるぞー」
🍫「うわ、だっっる」
👨🏫「橙野ーなんか言ったかー?」
🍫「いやなんも言ってませーん」
👨🏫「そうか。じゃあ1限目数学ー。」
👨🏫「____、__?____。」
-キーンコーンカーンコーン-
👨🏫「はいじゃあ1限目終わり。次の授業の準備しとけよ」
🧑🤝🧑「はーい」
🍫「るな!」
☕「ビクッ」
🍫「数学めっちゃだるかったくね?眠いしさ」
☕「ルナハゼンブワカッタヨテンサイダカラ!!」
🍫「めっちゃカタコトじゃん、仲間だね!」
☕「はぁ、だってむずくなかった?今日の」
🍫「確かにマジでむずくて追加問題1個もやってない」
☕「るなはちょっと出来た✨」
🍫(可愛いかよ…)
🍫「あ、もう5分休み終わるわ、バイバイ!」
☕「はーい!」
-キーンコーンカーンコーン-
👨🏫「2限目始まるぞー」
-キーンコーンカーンコーン-
それから時間が過ぎ、ようやくお弁当。
🍫「るな!一緒にお弁当食べよ!!」
☕「いいよ!」
🍫「あっ、でも今日は教室じゃなくて、屋上ね!」
☕「? 分かった…」
屋上
🍫「あっ!いたいた!!先輩〜!」
🌷「あ!きたきた!橙野さん!と水瀬さん!」
☕(えっ?💦先輩もいるの?聞いてないって〜!)
🍫「るなここ!」
☕「え?あ、はーい!」
☕(え?なおきり先輩の横?無理無理無理!!
恥ずかしいってぇ〜!!)
🍫(るなめっちゃ照れてる〜!可愛い〜!!)
🌷「水瀬さん大丈夫?顔赤いよ?」
☕「え!?いやっ!大丈夫です!」
🌷「ホント?ちゃんと水のんでね?心配だし…」
☕(先輩だよ〜!気づいてぇ〜!!)
🍫「じゃ!食べるか」
🌷☕🍫「いただきまーす」
☕「ん〜!美味しい〜!!」
🍫「るなー!いる?るなこれ好きでしょー!!」
☕「欲しい…!!」
🍫「いいよ!はい!」
☕「ありがと!!」
🌷(なんか癒される…!微笑ましいなぁ)
そして、みんな食べ終わり
🌷☕🍫「ごちそうさま!」
🍫「じゃあ、そろそろ解散で!」
🌷「はーい!」
☕「はーい!」
廊下
☕「ねぇえとちゃん!先輩いるのは聞いてないってば〜!!」
🍫「いや〜?ね?ちょっとでも2人を近づけたいなって思ってさ!」
🍫「私応援してるから!」
Episode2 【えぐられた傷が蘇るように…】
前もそんなこと言われたっけ____
🍪「私応援してるから!」
でもその子は結局、他の子と仲良くして、
るなを見捨てたっけ?
るなが元々いなかったかのように____
🍫「るな…?」
🍫「顔が怖いよ…るな。どうしたの?」
☕「あ!いやなんも?💦考え事してただけ!」
🍫「そう?ならいいけど…」
🍫「あっ!てか私昼休み委員会じゃん!ヤバ💦忘れてた💦」
🍫「ごめん!先行くね!💦バイバイ!」
☕「うん!バイバイ」
えとちゃん…。
えとちゃんにも見捨てられたらどうしよう。
もう他に手伝ってくれる子なんていないよ…。
だって____
👨「お前要らないんだよwなんで学校来んの?」
👩「そうよw邪魔。早く死んでくれないかな〜?」
🧑🤝🧑「それな〜w」
☕「…ッ」
🍫「ねぇ。なにしてんの?」
👨「はぁ?何って遊んでんだよww」
🍫「もう、るなに触らないで。邪魔でしかない」
👨「あ?じゃお前もボコしてやろうか?」
🍫「うん。いいよ。勝てるわけ無いし。
自身があるならどうぞご自由に」
👨「は?ウッザ。もう行こうぜ…!」
🧑🤝🧑「それな〜」
🍫「るな…!大丈夫?」
☕「うん…」
助けてくれたのはえとちゃんたった”1人”だけ
他の人も見てたのに見て見ぬふりばっかりで…
思い出すだけで”えぐられた傷が蘇るように”なる
お願いもう見捨てないで…お願いだから…。
Episode3 【同じ思いが繋がるように】
少し時間が過ぎて、帰り道の事___。
「る_ん」
「るな_ん」
「るなさん!」
誰だ…?でもこの声は、
🌷「るなさん!!」
やっぱりそうだ。でもどうして…?
🌷「橙野さん今日補修らしくて、橙野さんが」
『多分るな1人で帰ると思うから、
一緒に帰ってあげてください!!』
🌷「って言ってて」
え…?えとちゃん、えとちゃんが先輩を?
無理無理無理。恥ずかしいし、2人っきりでしょ?
☕「え?いいんですか?先輩h…」
🌷「先輩って言わないでください。
僕の名前、”青葉なおきり”なんで。」
☕「え、あ、すいません。なおきりさん?でいいですか?」
🌷「はい。それでいいです。」
え…?これもえとちゃんからかな…
🌷「あと、同じ事、経験してます?」
☕「え?なにg…」
🌷「同じ…辛いことあったんじゃないの?」
☕「え?…まぁ、それなりには辛いこと…ポロ」
🌷「え?大丈夫ですか?ごめんなさい。」
☕「なおきりさんじゃ…ないよポロポロ」
🌷「いや、僕がこんな事聞いたから、
思いさせちゃったかなって…ごめんね?」
☕「はい…大丈夫です…。」
☕「言えなかったらいいんですけどなおきりさん
は何があったんですか…?」
🌷「僕は…」
僕は、保育園から中学校卒業までずっと同じだった
大親友…だった人がいた。
その人は急に、中学校に入ってから不登校になった
👨「おいwお前だろ?もふをさぁ
不登校にさせたの。」
🌷「違ッ」
👨「違うんだったら、なんで不登校になったか、
分かるよなぁ?親友だったろ?お前ともふ。」
🌷「知らない…知らなi…」
👨「じゃあ、ボコそうぜ?コイツの事。」
🧑🤝🧑「オッケーw」
👨「ボコッバキッバキボコボゴッ」
🌷「やめッ…ゲホッ、もぉやめてくだs…ゴホッ」
👨「はぁ、もうコイツ見てたら、反吐が出る。
行くぞ。」
🧑🤝🧑「はいっ!団長!!」
あぁ。もう殴られた跡ばっか…
僕の顔半分見えなくなりそうだなぁ…
まぁ、もう誰も1人も助けてくれないから、死にたい
“同じ思いの人なんて宇宙に1人も居ないよ…”
そう思っていた…
彼女に会うまでは____。
🌷「まぁ、ざっとこんな感じ?」
☕「そうなんですね…辛かったですよね…。」
ギュッ
🌷「えっ…?💦」
☕「あっ💦すいません…同じ思いだったからつい」
🌷「いや、大丈夫ですよ。突然だからね?」
☕「/////」
ヤバい。なおきりさんにハグをしてしまった…。
引かれちゃったかな…?大丈夫かな…?
でも、あったかかったな。なおきりさん、、
ああぁぁもう!!なおきりさんなんて、、
“好きにならなきゃ良かったのに…”
Episode4 【もうずっと、見たくない人】
🍫「はぁ〜?ここはこうでしょ!どう考えても!」
🐏「いや、こうやってやるの!」
🍫「死ね」
🐏「え?w」
🍫「も〜!!テストウザい!めんどい!やらん!」
🐏「あかん!テスト!やれ!」
🍫「え〜じゃあ、帰る時スタバ奢れよ?(圧)」
🐏「あ、はい。」
🍫「じゃあ、頑張る(. ❛ ᴗ ❛.)」
🐏(初めから頑張れよ…)
一方…
🌷「ねぇ。るなさん気付かないの?」
☕「??」
☕「なにがですか??」
🌷「天然だなぁもう。」
🌷「僕が、るなさん呼びで、
敬語やめてるこ・と・だ・よ?」
☕「えぇ!!!???」
🌷「だからるなさんもやめてね?」
☕「はい…!」
☕「あ、うん…?//」
🌷「ちな僕帰り道次こっちだけど、るなさんは?」
☕「あっ、るなもそっち…!」
やっぱりるなさん可愛いな…。
もう、好き。大好き。狂うほど大好き。宇宙1好き。
なんで今までるなさんと帰らなかったのかな…。
こんなに話すまではそんなに気はなかったのかも。
でも、彼女はどうだろうか…。僕の事。よし。
“アレ”を使うか…
.______________________.
はぁ〜、なおきりさんと帰り道一緒なんだよな〜。
嫌すぎる。もう今すぐにでもこの場から離れたい。
好きだけど、嫌い。大好きだけど、大嫌い。
そんな感情が湧いてくる…意味わからん!
“明日、屋上で◯◯する”
☕「嫌い…」
🌷「えっ?何が?」
☕「なおきりさんだよ…」
🌷「僕?僕の事嫌いなの?」
☕「口に出したそのままの意味だよ」
🌷「僕は好き」
☕「…は?」
🌷「僕は嫌われても、いいです。
僕が好きっていう思いを抱いてるから。」
☕「じゃあ、付き合って…?」
🌷「えっ?本気?それ…」
☕「本気じゃなかったら告白しないよ?」
これで良かった…。あとは、成功すればいいだけ。
🌷「いいですよ。でも…」
良かった…成功した…なら、あと、もう1人…
えとちゃんを呼ばなきゃね…?
🌷「るなさん聞いてます?」
☕「えっ?聞いてます聞いてます!」
🌷「じゃあ、もう1度言ってみて?」
☕「えっと…。」
🌷「ほら、聞いてない。もう1度言う、よく聞いて」
☕「はい。」
🌷「僕と付き合った者は全て」
‐呪われてしまう‐
🌷「それでもいいなら」
☕「いいです!それでもいいです!」
🌷「ほんとに?後悔は?」
☕「絶対にしません!」
🌷「分かった。」
☕「ちなみに呪いって?」
🌷「一生僕から離れられない呪いだよ。」
☕「嫌いになっても?」
🌷「うん」
☕「亡くなっても?」
🌷「うん」
🌷「僕から離れた者は皆、亡くなっているよ…?」
思わず口を塞いだ。
これはまずいぞと、産毛に至るまで言っている。
もうこの人は2人以上とは付き合ってきたはず…。
でも今の今まで彼女はいなかった。
てことは…?
“皆言い付けを守らなかった”
そういう事だ____。
るなはまだ死にたくない。だから言い付けを守る。
🌷「家、隣なんだね」
☕「え?そうなんだ…」
まさかのもう家に着いていた。
しかも、隣同士で…。
「まぁ、遠いわけではないけど!めっちゃくちゃ
近いわけでもないけどね!」
あれは嘘だったの…?
🌷「じゃあ、また明日。」
☕「はい…。」
Episode5 【いつになったら…?】
もう、付き合って1ヶ月が過ぎた…。
でも、まだ学校の誰にもバレてないの…
それが1番怖いよ…だっていつバレるか分からない。
誰かお願い…助けて…えとちゃん…!!
🍫「るなー?」
もうお昼か…。ッ!お昼にえとちゃんが近くにいる
ダメだ。なおきりさんが迎えに来るはず。
お願い離れて…でも助けて、、えとちゃん…!!!
🌷「るなさん!!」
🍫「るなー!?」
☕「んっ?あれ?夢?」
🍫「るなー!おはよ!るな昼休みずっと寝てたよ」
☕「えっ!?」
🌷「大丈夫ですか?るなさん…」
☕「ひゃっ!なおきりさん離れてっ!」
🍫「なんで!!先輩なんもしてないよ!」
☕「やめてください…もうしないから…!」
🌷「なんのことですか?」
☕「…あれ?夢だった?」
🍫「夢?だいぶ怖い夢見てたんだね?大丈夫?」
☕「うん。なおきりさんとお話したい。」
🍫「2人で?」
☕「うん」
🍫「先輩、いい?」
🌷「全然大丈夫ですよ!」
ワークルーム
☕「その、呪いを解いてください。」
🌷「呪い…?どういうことですか?」
☕「夢でなおきりさんと帰ってたんです。一緒に」
🌷「はい。」
☕「それで、なんらかの話で付き合ったんです」
☕「で、約束があって、それが呪いで怖くて」
🌷「呪いってどんな?」
☕「はい。
なおきりさんから離れたら死ぬ呪いです。」
🌷「えっ…?ヤバ…」
☕「現実のなおきりさんはそんな人じゃないですよね…?」
🌷「はい。僕はそんな呪いかけませんよ。」
☕「ですよね。で怖くて、今もずっと怖くて」
☕「言ってはいけない言葉くらい分かってます。」
☕「るなを安心させてくれませんか?」
🌷「えっ?まぁ、出来なくはないですけど。」
🌷「嫌じゃないんですか?るなさんは。」
☕「何でも嫌じゃないです。」
🌷「…分かりました。じゃあ、いいですか?」
☕「はい…」
KISS
か・ら・の・?
DEEP KISS
☕「んぇ…」
ここまでしてくると思わなかった…
キスは分かってた。してほしかった…。
でもさ、付き合ってもない人に、
ディープキスする?普通の人って、、しないよね、
悲しいけど嬉しい
あぁ、やっぱり好き。同じ思いだ
でも、辛いのは同じ思いでも、
好きは分からない。あれは夢だから、知らない
聞いてみようかな今、思い切って、聞こう
☕「あの…、なおきりさん…!」
🌷「はい?」
☕「変なこと聞いてもいいですか?」
🌷「はい、大丈夫ですよ」
☕「なおきりさんって、」
“るなの事、好きですか?”
🌷「えぇ!?そんな事聞くんですか?」
☕「はい…!どうしても気になって…」
🌷「好きですよ」
☕「…」
”好き。大好き。世界1好き。宇宙1好きですよ?”
☕「ありがとうございます…!」
🌷「照れてます?もしかして」
☕「照れてないでs」
🌷「今日のお弁当の時も、照れてましたよね?」
☕「…?」
今日?今日っていつの?
お弁当…お弁当?
お弁当の時だったら…
「水瀬さん大丈夫?顔赤いよ?」
あの時だ…
☕「照れてました…あの時は、」
🌷「”あの時は”じゃないでしょ”あの時も”でしょ?」
☕「…照れてた」
🌷「ほら!言ったでしょ?」
🌷「…じゃあそろそろ終わります?」
☕「はい!」
教室
🍫「おかえりー!遅かったね」
☕「ただいま!ちょっと話が長引いちゃってね💦」
🌷「僕、戻りますね!」
☕「はーい!ありがとうございました!」
🍫「るな、めっちゃ手振るやんw」
☕「だって〜!」
🍫「で、どうだった?2人きりで話すの」
☕「え!?ん〜!!恥ずかしかったぁかな?」
🍫「付き合ってんの?」
☕「え!?いや、、」
🍫「じゃあ付き合えば?」
☕「え!?無理〜!」
🍫「るなから告らなくてもさ、先輩から告らせればいいじゃん」
☕「どうやって?」
🍫「まぁ、私が上手く誘導するって!」
☕「ん〜なら…期待しようかな?」
🍫「うん!任せてよ!!」
えとちゃんの誘導って絶対に成功するんだよね。
前もゆあんくんの期待にも応えてた…
🍗「ねぇ〜、えとさん〜!◯◯ちゃんに告りたいけど告れない〜!」
🍫「う〜ん…!どんな風に告りたいの?」
🍗「____、__!」
🍫「あ〜、なるほどね…ん〜、おけ!」
🍫「上手く誘導するわ!」
🍗「サンキュー」
数日後…
🍗「ねぇ〜!えとさん!!付き合えた〜!」
🍗「マジでありがと〜!!!」
🍫「どういたしましてっ笑」
こんな感じだったから、いけるかな
放課後…
🍫「ねぇねぇ!先輩!!」
🌷「は〜い?」
🍫「るなと、私とこれからお弁当食べて?」
🌷「いいですよ?るなさんは?いいよって?」
🍫「うん!食べたい〜!って言ってたよ!」
🌷「分かりました!」
🍫「あ、あとー、」
🍫「______________に」
🌷「はーい」
🍫「うん!ありがとう!!じゃ!」
🌷「はーい!」
🌷(るなさん僕の事好きなのかな?)
Episode6 【好きであったから】
🍫「るなー!」
☕「おかえりー!!」
🍫「ま、いけたよ!」
☕「なんて言ったん?」
🍫「んー、ナ・イ・シ・ョ♡」
☕「え〜!教えてよ〜!!」
🍫「それは明日にはわかるよ!」
☕「明日?」
🍫「うん!明日だったら待てるでしょ?」
☕「うん!頑張って待っとく!ᕙ(@°▽°@)ᕗ」
🍫(かわよ)
☕「じゃあ、そろそろ帰る?」
🍫「ん、そうしよっか!」
次の日…
🍫「おはよー!るな!」
☕「おはよ!えとちゃん!!」
🍫「あとー、あ!いた!!!なおきり先輩!」
☕(え!?なんでるな達の集合場所になおきりさんがいるの?)
🌷「おー!おはようございます!!」
🌷「あっ、はい!これ2人に!」
🍫「なにこれ?」
🌷「ふっふっふ!ズバリ!AQUARIUSです!」
🍫「wwwなにそれ!買ってきてくれたの?」
🍫「ありがと!」
☕「ありがとうございます!!」
🌷「いいえ!」
🍫「でもなんで?」
🌷「だって今日の気温36℃になるくらいですよ!」
🍫☕「えー!ヤバー!!」
🌷「だからです!」
🍫「ありがと!」
☕「ありがとう!」
🌷「さっ!行きますか!」
☕「そうだね!遅刻したら嫌だし…!」
🍫「私は別に遅刻してもいいけどね?」
☕「えとちゃん前毎日遅刻してたもんね!w」
🍫「ちょっと〜wからかってる〜?」
☕「からかってへん!w」
🌷「2人って似てないけどいいですね!」
🍫「えぇー?どういう事?」
🌷「なんかめっちゃ違うけど、仲良いのっていいなって思ってね!」
🍫「なるほどね…!」
🍫「あっ!先輩!ちょっと来てー!」
🌷「?」
🍫「もっとるなにも話しかけてあげて!可哀想だよ?」
🌷「分かりました✨」
☕「なんの話してたん?」
🌷「なんにも?」
🌷「るなさんには関係ないですよ!」
☕「ホント?」
🌷「はい!」
🍫「あ、待って家に忘れ物した!ガチ」
🍫「今なら近いし、取りに行って良い?」
🌷「いいですよ!」
☕「るなも大丈夫!」
🍫「ありがと〜!走って取ってくる!」
☕「焦らなくてもいいよ〜!」
🍫「り!」
🌷「じゃあ先に行くのもなんだし、
ここに座って待っときます?」
☕「そうですね!」
🌷「ねぇ、るなさん?」
☕「…はい?」
🌷「るなさんって、いじめられてたんですか?」
☕「っ…そうですけど…」
🌷「急にすいませんね!でも気になっちゃって!」
☕「?」
🌷「こういう明るい人は、いじめられてた人がおo…」
👨「あれ?お前なんか知ってるぞ〜?」
☕「あなたは…」
🌷「あなたは…?」
👨「お前、付き合ってんの?」
👨「なぁ!答えろよ!水瀬るな!!」
🌷「るなさん…?」
☕「…ぅ」
👨「泣くなよw泣いたらいいとでも思ってんの?」
☕「いや…ポロポロ」
🌷「アンタ、何年?」
👨「は?俺は、2年だけど?」
🌷「俺、3年なんだわごめん」
👨「は?3年でも弱いだろ?お前チビだし。」
🌷「あ”?お前、人の気持ち考えた事ある?」
👨「はぁ?あるからこうやって、話しかけてn」
🌷「話しかけてんじゃねぇだろ”?虐めてんだよ”」
👨「お前…俺様とやろうってんのか?」
🌷「い”や?でも、好きな人を虐められたらなぁ?」
☕「好きな人…?」
🌷「まぁ、かかってこいよ。」
👨「アイツめっちゃイキってるじゃんw」
👨「アイツのこと、ボッコボコにしようぜ」
🧑🤝🧑「賛成〜!」
🌷「来るなら、いつでもどうぞ?」
👨「いくぞ。」
‐アイツが拳を振りかけた時‐
🌷「ッ!」
‐あの人は拳を止めて、‐
相手に向けた物は全て自分に返ってくるよ?
‐アイツに拳をそのまま返した‐
👨「ブォッ」
🌷「もう2度とるなに近づくな クソ野郎が」
🧑🤝🧑「団長!!」
🧑🤝🧑「ギロッ」
🌷「失せろ」
🧑🤝🧑[走り去る]
☕「ポロ…」
🌷「大丈夫ですか?」
☕「ありがとうございます…!ポロ」
🍫「ごめん!遅くなった〜!って」
🍫「何があったの…?」
Episode7 【守ってくれたから】
🍫「何があったの…?」
🌷「あっ!ううん!なんでもないです!」
🍫「なんでもないわけない!るな泣いてるし…」
🌷「…」
☕「…」
🍫「…」
沈黙が訪れた____。
木に止まっているセミの鳴き声と
たくさんの車が通る音
学校へ向かう生徒たちの声…
正直、今の今まで聞こえなかった…
自分の声
えとちゃんの声
なおきりさんの声
その3つの音しか聞こえなかったのに…
沈黙が訪れた瞬間。
🍫「…なんとか言ってよ…!」
🌷「じゃあ、分からないの?逆にさ?」
🍫「はぁ?分からないから聞いt」
🌷「事件が終わると同時に来たのに?馬鹿じゃn」
☕「そんな言い方はやめてよ…辛いよ…見てたら」
🌷「ごめんなさい。でもイラッときちゃって」
🍫「…何があったの…?(ボソッ)」
☕「えっと…」
今起こった事をえとちゃんに話した。
🍫「あ…もしかしてアイツら?」
☕「…うん」
🌷「あっ!早く学校行かないと!!」
🍫「あ、ヤベ」
☕「そうだね!行こ!」
Episode8 【忘れてくれたから】
学校
誰か怒られてる声がする…
👨🏫「何回言ったら分かるんだ!」
👨🏫「もうこれで何回目だ?」
👨🏫「おい!聞いてるのか!橙野!!」
ッ!?えとちゃんが怒られてる…
🍫「……」
👨🏫「なんとか言わんか!おい!!!」
👨🏫「もう忘れるなって言っただろ!」
👨🏫「なんとか言わんか!!」
🍫「…何が悪いの?(ボソッ)」
👨🏫「あ?なんか言ったか?」
🍫「何が悪いの?」
👨🏫「はぁ?」
🍫「たかがプリント忘れただけで怒られるの?」
じゃあ、先生は1度も忘れ物したこと無いの…!?
あるでしょ。先生もさっきの授業で忘れたって…
何で私達だけ怒られなきゃいけないの!
私達、先生が忘れ物した時怒ったっけ…?
“なんとか言えよ…!”
👨🏫「っ…!」
🍫「答えてよ…。てか、私いないしその日」
👨🏫「は?」
🍫「私休みだよ…一昨日は休み…」
👨🏫「うるさい!じゃあ、プリントあるだろ!
今高速でやりなs」
☕「無理だと思います。」
🍫「るな…」
☕「だってあのプリント、その日に習った物しか
出てないから。」
☕「馬鹿。るなが教えるから」
👨🏫「だったら早く教えろ!!」
🌷「うるさいですよ…」
👨🏫「っ!?お前は3年だろ!授業に戻れ!」
🌷「上まで聞こえるんですよ。先生の声が。」
👨🏫「うるs」
🌷「その声が上まで響くの…!静かに…ね?」
Episode9 【告白は…】
時を経て、夏休み。
暑い。とにかく暑い。
8⁄7
Episode10 【あの人は】
8月9日…。今日だ。
そう。今日はなおきりさんに告白する日。
アレとコレ。持っていかなきゃ。よし!
ピーンポーン
☕「なおきりさーーん!!!」
🌷「はーい!」
☕「行こ!」
🌷「いいですよ!」
ついた…。遊園地
〜数時間後〜
🌷「そろそろ帰ります?」
☕「そうですね!あんまり遅くなるとダメだし…」
帰り道で告白するのです
帰り道
☕「なおきりさん!」
🌷「…はい?」
“好きです!るなと付き合ってくれませんか?”
🌷「え…?」
☕「…モジモジ」
“ありがとう。いいですよ。”
☕「えっ…?」
☕「いいんですか?」
🌷「はい…!」
☕「ありがとうございm」
チュッ
もう、僕がこれからるなさんを幸せにします。
ありがとうございます…!
🌷「じゃあ、」
🌷「よっと…」
☕「…!?」
なお兄がるなを姫抱き中…
☕「…///」
🌷「るなさんに何かあったら大変でしょ?」
🌷「だから、僕が抱っこしてあげますよ」
☕「でもるな重くないですか…?」
🌷「いや?むしろ…軽いですよ」
☕「えへへ」
僕の名前は 青葉なおきり 。
今、とっても可愛い人、るなさんとお付き合いしてる
僕のファンがなんか言ってるけどね…?
僕は絶対にるなさんが良い。
ファンサしたらキャーとか叫ぶ人より、
静かにファンをしてくれる人の方が良いから。
今の生活にとても満足している
め ち ゃ 長 く て す い ま せ ん っ
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