ドームレンズの世界　第３章

こんな夢を奥さんは見たそうです。

「夢の中の夢。その中の二重の夢の扉を開ける。すると西の森で400年前の兵士が見た宇宙からの光る方舟。その人達は光の灯る大きなバロンの森に出た。そこでアスター科の花畑がある美術館の席を用意された夢の中の人々が大きな森の中の小さな村に住んでいる。その人々は妖精といった存在に憧れ生き続けた人々だ。いずれその生物達の塚の建築物も建つようだ。世界を覆う大窯の製作者だと言う人物はこう言っていた。『天国の扉で待っているよ、世界を作ったのは神か自然現象だけれど、先代の後生に残って行く大窯の覆う世界は私たちが創ったんだろうって噂はよく聞く。地球に浮かぶ記憶通信の玉、レインボールや世界の終末論に対抗して出来たフルーツボールの製作者達は、先代の『常識となった科学に埋もれてしまう』冴え渡る勘に気付いたから、未来の息子達は過去の先代の危険な予言を危惧した。その思想は青い眠りの学校にいた者の思想に似ていて、天国のありかが既存の世界と違うと言っていた。地球人が製作途中にその先代の王は全世界の危険なエリート思想に気付いたからこの世界にちゃちな価値をいれたらしい』と話し、森の闇の中で光る窓を開けた男の人が最後に現れるのは蛍光灯の暖かみのある家庭だった」といった予知夢。