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僕の居場所は、無い。
遡る事数十年前。僕は生まれた。
幸せな日々が続いた。五歳までは,
五歳になって、弟が生まれた。信じられない、ずっと幼稚園で1人だったのに、これは神様が捧げた贈り物だと思った。でも、生まれてからが問題だった。僕への愛情は消え、弟の直樹に全て奪われたのだ。1人だったら、幸せだったはずなのに、憎いとても憎かった、それでも当時の僕は臆病だったので、母親にも、父親にも言い出せなかった。
ー 辛いと言う事を ー
2018年、僕は満19歳だった。直樹は、確か14くらいだったはずだ。その時は家計が安定していたが、こんな愛情も貰えない様な家には居たくなかった。僕は一度だけ、父さん母さんに叫んだ。
僕は何もして貰えないのに、直樹だけ!!
僕だって、我慢してるよ、と泣きながら訴えた。
あの時の空気は一生忘れない
僕は要らない子。邪魔な子。そんな目で見られた記憶がある。
そこで僕はちょうど明日が誕生日だったのだ。
でも直樹は、今日だったんだ。