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感無量です!
桃青 息抜き短編なので雑です😢
昔から、ずっと仲良かった幼馴染
家が隣で、親が仲良くて、
ただそれだけ。
ずっと隣にいたから、お互いの変化には誰よりも早く気づける。
高校に上がって、お互い部活やら進路やらで忙しくなって、話す機会が少なくなった。
モ「ね〜、知ってる?」
「隣のクラスの青ってやつさぁ」
モ「いじめられてんだって」
ある日友達から聞いた噂話
桃「、は?青が?」
モ「あれ、知り合い?」
「なんか、噂によると」
「なんでも否定しないでロボットみたいで気持ち悪い」
モ「んだとか。」
「全く、ひでぇよなあ」
モ「…まぁ、標的が自分になるのが嫌だから助けない俺らも俺らだけど。」
モ「…っては!?桃?どこ行くの!?」
桃「…」
モ「もう授業はじまる、って、足はや、、」
モ「もー、まじで俺なんもしらねぇから巻き込むなよー!?」
アイツは昔からそうだった
人間関係が苦手で、なに言われてもにこにこ笑ってて、なんでもすぐに溜め込んで。
俺がいないと、消えちゃうんじゃねぇか、って思うほど弱いやつなのに。
もう高校生だし、とか理由つけてほっといた
ずっと支えてた俺がいなくなって、青はどんな気持ちだったんだろう
俺が、支えてやらないと
青の教室を除くと、案の定青を中心に囲まれて、なんか色々言われてた。
それなのにアイツはずっとニコニコしてる
気持ち悪い
アイツの偽物の笑顔なんて、俺は見たくない
少し様子を見てると、いじめてた奴らが離れてった
そろそろ行くかぁ
そう思って足を踏み出したとき
『青くん、大丈夫?』
1人の女子が駆け寄った。
黒髪で、メガネをしてて、真面目そうな
『あんな奴らのことなんか、無視しちゃおうよ。ね?』
そんな言葉、青には効かない
傷ついた青の心を癒せるのは、長く一緒にいた俺だけなんだから。
『ね、一回人がいないとこ行こっか』
青「…うん」
青と黒髪が教室を出てったから気づかれないようについてった。
青「…っぅ、」
そのとき、本気で驚いた。
俺の前でしか涙を流さなかった青が、他のやつの前で泣いてた
『大丈夫だよ、私は味方だからね』
青「ひぅっ、ぅ゛、」
俺しか知らない裏の顔を、出会って数ヶ月しか経ってない女に見せてるってのが、心底むかついた
『今日、放課後』
『校門前で待ち合わせ』
って、単語だけのメールを送って、イラつく頭を掻きながら教室に戻った
放課後
桃「…遅かったじゃん」
「どしたの?」
青「ごめん、先生に呼ばれてて、笑」
うそ。
顔腫れてんじゃん。殴られたんでしょ
笑うの下手くそだし、
桃「…嘘でしょ?なんかあったの?」
青「なんもないってば笑」
「久しぶりだね、はやくいこ」
昔なら、俺と2人きりになった瞬間すぐ泣いてたのに。
…あの黒髪が、俺の立場を持ってったみたいで、またイライラした
青「…桃くん、怒ってるの、?」
桃「…うん」
青「っへ、ぼ、ぼくのせい、!?」
桃「…うん」
青「っえ、えぇ、?」
桃「青はさ、結局誰でもいいんだ?」
青「はぁ、?」
桃「…てか、いつから俺に嘘つくようになったの?」
「今のお前、うざいんだけど。まじで」
青「…ぁ、あは、そう、かな笑」
「気をつけるね」
桃「…ごめん、言いすぎた」
青「ぁ、いや全然…」
「ほんとのことだし、。」
あー、だめだ
青は昔みたいに俺を頼ってくれない
…あの女
あの女が助けるから
次の日
『ぇ…と、』
『百瀬さんですよね、?隣のクラスの』
『急に呼び出して、どうかしましたか、?』
桃「…あのさぁ、」
「青に絡むの、もうやめてくんないかな」
『っへ?』
桃「お前が助けるせいで、もっと虐められるんだとよ」
『え、でもっ!!』
桃「そういうお節介、あいつに迷惑でしかないから。」
桃「青がもっと虐められてもいいんなら、これからも話しかければいいと思うし」
「その辺の判断は君に任せるよ。」
桃「んじゃ、それだけなんで」
数日後、青の教室を覗くと
「お前委員長にも見捨てられたんー?w」
「かわいそー!wまぁでもしゃーないか!」
「お前みたいなロボットと話してても楽しくなさそーだもんねw」
青「っ…」
「は、あは、そうだね、」
あ、そろそろ泣きそう
どうすんだろ
青「ぼっ、僕…先生に呼ばれてて…」
「もう、いくね、?」
「また先生言い訳にして逃げるんだーw」
「まじ弱すぎるんじゃない?」
「そんなんだから友達いないんだろうね」
青「ッ…」
青が教室から出ていって少し経った
桃「ねーねー、そこのさ」
「さっき青と話してた人たちー!」
「は、俺ら?」
「なんですかぁ?」
桃「ちょっと来てほしくて」
桃「実は俺も青のこと嫌いでさぁ」
「めちゃくちゃ良いいじめ思いついたからアイツにやって欲しくてw」
「え、まじすかー?ww」
「くっそ楽しそーじゃんwww」
桃「そー、だから明日からでもやってほしい」
「よろしくw」
数日後
青「ぁ、あれ、またぼくのシャーペンどっか行っちゃった、」
青「…あの、僕のシャーペンって、」
「は?知らねえよそんなん」
「カラスかなんかが持ってったんじゃん?w」
青「ぁ…そ、かぁ笑」
青へのいじめはエスカレートして、
たぶん本人ももう限界
そろそろ助けてあげるか
昼休み
桃「ねー、青どこにいるか分かりますー?」
女子「へっ、ぇと、わかんないです…」
「っあ、でも、この前屋上の階段登ってくの見えたから今日もそこにいるんじゃないかなぁ、」
桃「ありがとー、行ってみる」
キィ…
桃「…あ、いた」
そこにいた青は、顔がぐしゃぐしゃになるくらい泣いてて、フェンスから下を見下してた
桃「……青?」
青「…桃、くん、」
「ぼく、しねなかった」
青「なんか、こわくてっ、ポロ」
青「桃くん、」
「ぼくっ、いじめられてるの、泣」
青「…桃くんっ、」
「ぼくっ、ぼく、ぅ」
「たすけてほしいっ、」
あー、そう
この顔
この顔が見たかった
ぐしゃぐしゃな顔で俺の名前呼んで、助けてって
俺にしか頼れる人いなくて
俺だけを見てる感じ
青には俺しかいないんだ
俺が、助けてあげないと…♡
ぎゅっ
青「ん、桃く、っ」
桃「よしよし、大丈夫大丈夫」
青「ぼくもうどーすればいいかわかんない、」
「誰も、味方いなくなっちゃった」
桃「は、なに言ってんの」
「俺がいるでしょ?」
青「…っ、!」
「桃くん、っぅ」
「ぁ、う、また泣いちゃ、」
桃「良いよ、泣いて」
俺のことを強く掴んで
俺の名前を呼びながらわんわん泣く青が、
本当に可愛くて、愛おしかった
桃「落ち着いた?」
青「…うん、、」
桃「そ、じゃあ腕見せて」
青「へ、?」
青のことだから、どうせ傷つけたりしてるんだろ
そう思って、無理やり袖をまくった
桃「…やっぱり」
青「…えと、あの、…ごめんなさい」
桃「別に。これからは一番に俺のところ来いよ」
青「…うん、」
青「っ、へへ、笑」
桃「なに笑ってんの?」
青「桃くんすき」
「だいすき」
「いちばんすき!」
久しぶりに本物の笑顔で笑う青は、この世で一番可愛かった
桃「なーに、急に笑」
青「いや、すきだなあって思ったから」
青「昔から、助けてくれたの桃くんだけで」
「なんかもう…すき」
青「ね、ぎゅしてい?」
桃「笑」
「良いよ、ほらおいで」
桃「青?」
青「んー?」
桃「俺も好きだよ、青のこと」
「世界で一番」
青「!」
「っへへ、しってる!」
桃「…かわいい」
青「桃くんはかっこいいよ」
桃「休み時間これがずっと屋上集合な」
桃「放課後は校門前で」
青「うん、うれしい」
桃「…とりあえず、その腕手当てしよっか」
「うん、ありがとう助かった」
「いやー、高校入ってから接する機会少なくなっちゃって辛かったの」
「ーーくんたちがいじめてくれたからさ、また僕だけ見てくれるようになって〜!」
「休み時間もぼくにべったりなの」
「屋上で一緒にいるんだけどね、もうほぼずっとハグしてる笑」
「この間なんか急にあーんしてって!!」
「ほんとにかわいい」
「え?あぁごめん惚気すぎた」
「うん、また今度なんか奢ってお礼する」
裏の顔
end
コメント
8件
好きすぎてやばいです、、、!
え…? 好きです、最高です、ありがとうございます、ブクマ失礼します…
ブクマ失礼します