※模造注意
※ご本人とは一切関係ありません
※キャラ崩壊あります
※BL要素有
地雷さん回れ右
kn×br(金ブロ)
二人は同棲&付き合ってます
体調不良のbrさんを看病するknさんの話
kn→きんとき
br→Brooook
【br視点】
朝起きて、まず始めに感じたこと
br「なんかめっちゃしんどいんだけどぉ…」
体が重い、フラフラする
頭痛や吐き気はないが、どこか熱っぽい
せっかく今日は久しぶりの休暇で、きんときとイチャイチャしようと思ったのに…
自分の体を恨めしく思いながら、鉛のように重い体を引きずる
一歩一歩が重い。リビングがとてつもなく遠い
なんとか扉を開け、朝の支度を始める
とりあえす顔を洗おうと洗面所に向かい、鏡を見て思わず驚く
br「え、顔真っ赤じゃんw…」
りんご…まではいかずともそこそこ顔が赤い
僕のメンバーカラーみたい(?)
とまぁ、そう呑気なことも言ってられないくらいに体調は悪い
顔を洗ったらマシになる…かと思いきや良くなったのは一瞬で、朝ご飯を作る頃には大分限界が来ていた
kn「おはよー」
そんな時、きんときが起きてくる
いつもなら台所から元気に「おはよ!」と返すのだが、今はそんな体力も気力もない
手を動かすので精一杯だ
なんとか朝ご飯は作らないと…きんときは料理できないんだから!
返事が無いことに違和感を感じたのか、眠気眼を擦りながらきんときがこちらに来る
kn「broooock……?え、顔赤っ!」
隠すつもりはなかったけど、やっぱりバレてしまった
きんときの手のひらが僕の額を覆う
kn「熱あるね、とりあえずこっち来て 」
半ば強制的にソファーに座らされ、体温計を脇に挟まれ、冷えピタを貼られる
br「きんとき」
kn「なに」
br「ごめん…」
kn「なんで謝んの?」
br「せっかくの休みなのに、潰しちゃったから…」
kn「何言ってんの、恋人の体の方が大事」
体温計を凝視しながら少し不機嫌そうな返事が返ってくる
自分を粗末に扱ったことに怒ってるらしい
でも僕を心配してくれていることは伝わるし、大切にされてる実感が湧いてちょっと嬉しい
本人に言ったら怒られそうだから言わないけど
kn「37.5℃……broooock今日は安静にね」
br「えー」
kn「……返事は??」
br「ハイ…」
きんとき、笑ってるけど目が笑ってない
大人しく従わざるをえない、凄まじい圧…
kn「ほら、ベット行くよ」
そう言われたものの、少し甘えたくなった僕
このまま従うとなんか負けた気がする!
br「きんさ〜ん、抱っこして?」
いつもと違う呼び方で、両手を広げてわざと上目遣いでねだってみる
これに弱いって知ってるから
きんときは、少し驚いたように目を見開いて、それからため息をつく
kn「…あなた、自分との体格差わかって言ってます?」
br「あ」
確かに僕のほうが身長あるしでかいし、ダメじゃん!
ガーンと俯いてショックを受けていると、いきなり視界がぐるりと反転した
足が浮く感覚
気づけばきんときの香りに包まれていて
お姫様抱っこされている事を、数秒かけて理解する
br「???」
kn「俺が最近筋トレしてて良かったね」
そういえば最近ジム通ってたな…運動不足だって言って
見上げると少し自慢げに見下ろされる
負ける気がするからって言ったけど、やっぱり僕の負けかも…
温かい体温と鼓動を聞きながら、少しずつ眠気が押し寄せてくる
その刹那、ぼやけていく視界と頭の中で思う
やっぱり敵わないなぁ、きんときには
僕はそのまま、意識を手放した
【kn視点】
甘えてくる恋人をベットに寝かせ、寝室はすっかり静まり返っていた
すぐそばから寝息が聞こえる
少し荒めの息、熱で火照った顔
なんでこんなになるまで放って置くのか…
まぁ、甘える余裕はあるみたいだから幾分かマシな方だろう
kn「はぁぁぁぁぁ…」
安堵と余韻を含んだ、大きめのため息を漏らす
相変わらずBroooockのデレは心臓に悪い
弱っているなら尚更
Broooockは普段から愛情表現豊かだとは思うけど、破壊力は何も変わらない
寝ている彼の頭をそっと撫でる
汗ばんでいる首筋にタオルを当てて、冷えピタを貼り替えた
そこで、自分が朝の支度を何もしていないことに気づく
そういえば、Broooockの作ってた朝ご飯放置してたな…片付けるついでに終わらせるか
起こさないようにゆっくり立ち上がり、リビングに向かう
つもりだった
後ろから、何かに引っ張られるような感覚
見ると、いつの間にか起きていたBroooockに袖をキュッと掴まれていた
kn「Broooock?どした?」
br「きんさん、行かないで」
kn「ぇ…」
虚ろな目で見上げてくる恋人の手を、誰が振り払えるだろうか
そのまま観念したように俺は座り直し、 もう一度頭を撫でる
kn「分かった分かった、ちゃんといるから」
そう言えば、寝ぼけていたのか、Broooockは満足そうな笑みを浮かべてまた目を閉じる
その姿に愛おしさが込み上げてきて、そっと彼の前髪をかき分け、額にキスをする
小さなリップ音が、静寂が満ちた部屋にはよく響いた
柔らかな寝顔を見ながら、幾度となく繰り返してきた思いがまた浮かぶ
やっぱり敵わないなぁ、Broooockには
朝の柔らかな日差しが、カーテンの隙間から二人を照らしていた
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