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前回と同じです!
















━━━━━━━━━━━━━━━


️️️⛅️サイド

最近俺の体がおかしい。

異変に気づいたのは2ヶ月くらい前の夜、喉乾いたから水飲みに行ったら手に力が入らなくなってコップを落としてしまった。

まるで知らない人に体を乗っ取られた感覚。足にも力が入らなくって倒れかけた時に同棲してる彼氏のこーくが来てくれて支えてくれた。


🎈「お…っと。びびくん倒れかけてたけどだいじょぶ?」

️️️⛅️「あ、あぁわりぃな…。大丈夫。そんな事より水が…」

🎈「もう…水なんかより自分の体心配してよ」

️️️⛅️「ご、ごめ…」

🎈「謝らないっ!一緒に片付けよ?」

️️️⛅️「うん…ありがと。」


こーくが彼氏で良かった…。恥ずいから本人には言わないけどな!?


そんなことがあってびびりな俺は病院に行った。けど結果は『異常なし

その結果を聞いて安心してたら体を乗っ取られる機会が増えて、今では体全体を乗っ取られてしまうことが時々起こるようになってきた。

意識はあるのに、自我はあるのに、声は出せるのに体が動いてくれない。正直言うとめっちゃ怖い。


こーくに相談しようとしたのに…話そうとすると体が勝手に動いてこーくから遠ざかって行く。俺も心配かけたくなかったし無理に話そうとはしてない。


せっかく同棲も出来て幸せなのに…とか思ってた。

昨日。事件が起こった。いや、起こしてしまった


夜に目が覚めると体が動かなかった。乗っ取られた体がスマホを持って外へと向かって歩き出す。 今まで外に行くような事はなかったからびっくりしている。

家に帰ろうとしても足が動かない。どこかへ向かっているみたいでちょっと楽しくなってきた。

でもそんな楽しいなんて感情は一瞬で無くなっ た。

路地裏に入ってしばらく歩いたら隅の方に何かが置いてあった。よく見たらちっちゃい南京錠?付きの箱だった。

気がつくと鍵は空いてて手袋をしていて包丁を持ってた。

包丁が手にある恐怖に襲われてると前から男の人が来た。

やばい。包丁持ってること見られたら通報されて俺の人生終わるっ…!!


そんなこと考えてたら…俺の体が前に進み出して男の人の方に向かっていった。

もう少しですれ違う…!


️️️⛅️(やばいっ…!!通報され…!!)


気がついたら男の人は…床に倒れていた。

背中には包丁が…さっきまで俺が持っていた包丁が…刺さっていた。

その瞬間俺は気づいた。

人を殺してしまったこと。

手袋をしていたのは指紋を残さないようにしていたからだったこと。

体が乗っ取られていた状態から解放されていた事。


️️️⛅️(やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい!!)


俺は死にものぐるいで近くのコンビニへと走った。何も考えられない…


コンビニに着くと電話が掛かってきた。


電話の相手は彼氏のこーくからだった。

深夜2時に家に居ない俺を心配して電話をかけてくれたらしい。

何とか言い訳を考える。人を殺してしまったなんて絶対言えない…。


🎈「びびくん?今どこにいるの?」

️️️⛅️「食いもんなかったからコンビニー…!アイス買ってくけど他になんかある…?」

🎈「声震えてるけど大丈夫…?夜に外出てびびってる?w」

️️️⛅️「べ、別にびびってねぇし…!!」

🎈「めっちゃびびってんじゃんwwwまぁ特に欲しいのはないよーはよ帰っといでw 」

️️️⛅️「ほーい。」


めっちゃ焦った…。こーくがバカでよかった…

とりあえずアイスを買って帰る。暑いな…なんて考えながら歩くと路地裏に着く。

人を殺してしまった罪悪感がまた襲ってくる。

手が震え始まったのに気づいて走って帰る。

家に着いた瞬間安心してその場に座り込んでしまった。


️️️⛅️「……………」

🎈「…びびくん!心配したよ…!!」


こーくが駆け寄ってきて抱きしめてくれる。

安心する…


️️️⛅️「ごめん…心配かけて…。 」

🎈「まったくもう…!ほんとだよ!…帰ってきてくれてありがとう。」 


なんで俺の体乗っ取られてるんだろ…

なんで人を…

なんでだ…?


もう嫌だ…俺はただ…


こーくと幸せに過ごしたいだけなのに━━━

俺が俺じゃ無クなっちャっタ…

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