この作品はいかがでしたか?
1,202
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なんとドクターストーンのR18 詰め合わせを作ってみましたー!!!
ここでは、BL GL NL など、様々な コンセプトで小説を書いていきたいと思いますよ!
尚、1話で進んでいくので文字数が長くなってしまうこことも…お気をつけください!
リクエストも待ってます!!!
えー今回ですね書くのは、
Dr.STONEから「 スタンリ ー × 龍水 」
盟友 組ですね 、つまりBL ということです☆
私の推しで大好きなんですよ〜( ;´ ꒳`;)
という ことでね、ただの自己満なので見たい人はぜひ見てってください。
単行本のネタバレが入っているのでアニメ勢は注意してください⚠️
R18 、♡喘ぎ 、んほぉ系 、 甘々 、 です。
「あらすじ」
文明復興後、龍水とスタンリーがお互いの実力を認め合い、次第に距離を詰め、惹かれあっていくお話。
では本編スタート
───────────────────
R⇒龍水 S⇒スタンリー F⇒フランソワ
( 龍水side )
R 「 ン… ここは 、 ? 」
薄らと目を開け、深く落ちていた意識を取り戻す。
どうやら いつの間にか眠っていたようだ。
手で目を擦り、しっかりと視界を移すと、目の前には煙草を吸っている、綺麗な人影が見えた。
S「 どうよ、 ぐっすり眠れた ? 」
彼はこちらを振り向いて、そう聞いてくる。
そして俺は、ここまでの経緯をようやく思い出した。
※
俺は復興後の世界で仕事に追われていた。
七海財閥改め 龍水財閥を築き 、そこの当主を務めている。
…が、安定した睡眠時間を取れていなかった。
しかし、周りの部下に迷惑をかけまいと、自分から様々な所へ赴き、世界中を飛び回っていた。
海外に行くには飛行機が必需品だ。しかし、自分で運転するのも一苦労、そこだけで体力を使ってしまう。
そこで 俺は 宇宙飛行士の座を譲り、共に月へと向かったパイロット、
“ スタンリー・スナイダー ” に飛行機の操縦を 頼んでいた。
元 米軍の特殊部隊 隊長だ。操縦や射撃の腕ではこの世界で奴に勝てるものは1人としていないだろう。
そのくらい凄い人物…そしてとてつもなく欲しい人材だ。
だからこそ、専属のパイロットになれと誘っているのだが 尽く断られてしまう。
だが、それでも自分の仕事の時間の合間を縫って、俺の乗る飛行機の操縦をしてくれる。
俺はそんな 、スタンリー・スナイダーに いつしか 「欲しい」以外の感情を見出していた。
彼のエメラルド色をしている瞳、美しく輝く銀髪、真っ赤で色気を感じる唇、そして均等に鍛えられている身体、そんな容姿に見入ってしまった。
が、それ以上に見入ったのは、なんと言っても彼の人柄だった。
冷静沈着で洞察力、精神力、統率力に優れており、いざとなれば自分を犠牲にできる程の正義感を持っている、そんな人間中々にいなかった。
俺は、今日、そんな彼と 執事のフランソワと共にアメリカへ訪れていたはずだったが、最近はしっかり眠れていなく、途中で寝てしまっていた。
※
( スタンリーside )
S 「ん、なんだ寝てんじゃんか 。 」
俺が飛行機の操縦を終え、アメリカの空港に着いた頃、日本人では珍しい金髪の男に
「着いたぞ」と一言声をかけた。
しかし反応がない。
ふと横を見てみると、その男は寝息の1つも立てずに目を閉じて寝ている。
窓から差し込む太陽の光で金髪が反射し、 綺麗に輝いて見える彼は、とても美しかった。
そんなことを考え乍も、こいつをどうしようと悩んでいると、後ろから
彼、” 七海龍水 “ の執事である フランソワに声をかけられた。
F「 スナイダー様 、ご予定の時間までまだ時間がございます。 予約をしてあるホテルでゆっくりしていってはいかがでしょうか。 龍水様も最近は睡眠をしっかり取っておらず、疲れていたと思いますので。 」
龍水の執事は どんな時でも1番の解決策をだしてくれる。今の俺にはありがたかった。
S「あー… そうさせてもらうわ、 こいつ運んでっていいのか? 」
F「 えぇ、大丈夫かと。この様子だと後3時間程度は起きないと思いますので、私は空港の前で車をご用意させていただきます。 」
そう許可を得たので、俺は龍水を姫抱きするように椅子から離し、飛行機を降りた。
静かな彼は余り見ないのでとても変な気分だったが、こうやって近くで顔を見ることもなかったなと思い、龍水の顔を見つめてみる。
特徴的な眉毛、長い前髪、整っている顔立ち…
こう見れば龍水って割とモテる顔をしてんだなと思った。
しかし、自分が1番 彼に魅力を感じているのはそこではなかった。
S「 性格…だな 」
と、小さく呟く。
実を言えば、俺は目の前にいる彼に惹かれている部分があった。
金持ちで、欲しい欲しい言ってるくせに、自分より他の奴を優先させる、膨大な優しさ。どんなことも諦めない努力家な一面、時には指揮能力を発揮するなどの万能な所。
そんな彼の性格が、俺は気に入っていた。
そんなことを考えているうちに、いつの間にか空港の出入り口へと近づいていることに気づいた。
俺は目の前にいたフランソワと、用意したであろう車に向かって歩き出した。
F 「どうぞ、スナイダー様 。 後ろへお乗り下さいませ。 」
そう言って、後部座席のドアを開けてくれた。
ほんと…執事に感謝しろよ龍水、なんて感じ乍 も、軽くお辞儀をし、車に乗る。
そのまま、フランソワは車を発進させた。
俺は、自分の膝に龍水の頭を乗せて、椅子に寝かせる。
そして先程から気になっていた事を運転しているフランソワに聞いた。
S「…龍水ってさ、寝たのいつか分かるか?」
F「 約 3日前だと … 、 執事ながらも龍水様の体調を確認出来ずにいたもので、ご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ございません。 」
いや別に謝って欲しい訳ではないし、寧ろ少し 嬉しいけどね、
なんてツッコミは心に隠し、
俺は 「迷惑では無いから大丈夫だね 、 」と、否定だけはしておいた。
そんなことを話していると、予約していたであろうホテルについた。
車が停止し、フランソワがドアを開けてくれたので、先程と同様に龍水を姫抱きし、ホテルのフロントへと進む。
フランソワは 「受付は済ませておきますので」とだけ言って、俺に鍵を渡した。
直ぐに状況を理解した俺は、鍵を受け取り、部屋へと足を運ぶ。
空港の時もそうだったが、宇宙飛行士になった影響力が半端じゃなく、周りの人の目線がとても痛い。しかもこうして龍水を持ち上げていることも相まってか、余計に見られた気がした。
「はぁ…」と溜息を吐き乍も、部屋へついたことを確認し鍵を開け、素早く移動して龍水をベットへと寝かせる。
すると同時タイミングで、ピコンとスマホの通知音がなった。
確認してみると、それはフランソワからのメッセージだった。
【 受付は完了いたしました。私は別の部屋へ居ますので、龍水様はスナイダー様にお任せ致します。何かあれば連絡してくださいませ。 】
そう言った内容だった。
…1度 龍水を撃った俺を信用して、2人きりにするのはいいのか…
なんて思ったが、ひとまず自分も運転で疲れたので少しばかり休憩を取ろうと、彼を寝かせたベットの縁へと腰をかけた。
そしてつい無意識に、龍水を見つめていた。
初めてだった、ゼノ以外の人間にこんな心を許したのは。
俺は優しく龍水の頭を撫でる。
ふわふわした髪を触っているのは、とても心地が良かった 。
S「 あんたは俺の事どう思ってんだろうな、 」
なんて独り言を呟いた後、俺はベットの縁から立ち上がり、ベランダへ煙草を吸いに行った。
( 龍水side )
全てを思い出した俺は、彼に問いかけられていたものに応え乍も、自分が気になっていたことを問い返した。
R「 あぁ…お陰様でな。 とこで、今の時間を聞いてもいいか、 ? 」
S 「予定の時間までまだたっぷりあんよ 、そんなこと気にすんな 。 」
彼は時間の詳細を伝えずに まるで ” 休め “ と俺に言っているようだった。
しかし、そんなことをしている場合ではなかった。書類の整理や、他の仕事が山ほど詰まっている。
俺はベットから出ようと、無理やりでも身体を起こそうとした。
…が、その前に彼の手でその行動を止められた。
S「 …そんな顔色悪い奴を起こすわけねぇだろ、疲れてんなら寝な 。 」
疲れているのは、自分でも重々承知だった。
1度眠ってしまったせいで、意識がふわふわして、ちゃんとしたことを考えられなくなる。
俺は無意識で、彼の名前を呼んでいた。
R 「 …スタンリー 、 」
そう言えば、彼は俺の方を見て「何よ 」 と、一言 発した。
それに応えるように、俺は彼に向けて両手を伸ばし、誘うように言う。
R 「 今は、人肌が恋しい…から 来い 。 」
つい、理性より感情を優先してしまった。
こんなことを言ったら嫌われるだろうか、もうと2度と手に入らなくなるのだろうか、そんなことを心配し乍 、首を傾げていると、
S 「 案外あんたって甘えたなんだな、ふっ、いいぜ 疲れてんなら甘えさせてやんよ 。」
と、快く受け入れてくれた。
彼は、吸っていた煙草を灰皿に押し潰し、火を消した後、俺に近づいてそっと頭を撫でてくれた。
R 「 んん” 、… スタンリー 、俺の事を子供扱いしていないか 、? 」
そんなことを言いつつも、頭を撫でられるのは心地よく、とても気持ちの良いものだった。
久しぶりに人の肌を直に感じ、温もりを受け取り、また眠ってしまいそうになる。
S 「 してねぇな、あんたを癒してやってんだけど、もっと近寄った方がいいか?」
なんて言うので、どうしても甘えてしまう。
俺は無言でこくりと頷いた。
すると、彼は俺をベットに座らせ、その後ろへと周った。
そのまま、優しく包み込むように腕を回され抱きしめられる。
( こんな感じ ⇩ )
R 「 スタンリー… ? 」
そんな行動に少し 困惑していると、彼がゆっくりと話し始めた。
S 「…あんたは、1度自分のことを殺そうとした相手をどう思ってんの 、 」
その時のスタンリーの声は 暗く、何処か悲しそうに聞こえた。
急に何故そんなことを聞いてくるのか、自分には分からなかったが、俺は軽く笑ってその問いに応えた。
R 「 フゥン …珍しいことを 言う奴だな 。 ただ俺は、貴様が欲しい。 それだけじゃダメか? 」
スタンリーを復活させようと提案したのは俺だった。
宇宙飛行士のパイロットになるはずの俺は、毎日訓練を欠かさずに行っていた。
しかし、上には上がいる。それが 敵国のスタンリー・スナイダーだった。
初めて戦闘機の操縦を見た時、千空を撃った狙撃を見た時、その実力が欲しいと思った。
それは今も変わらない 。
だが、それだけでは足らなかった。
他の奴とは格段に違う点が、彼にはあった。
今になって俺は自分の感情に気がついた。
“ スタンリー・スナイダーの全部が欲しい “
これは勿論 盟友なんかじゃない、
恋愛的な 感情だった 。
S 「…ダメじゃねぇよ 、あんたいつか詐欺られそうだな 。」
そう言って彼は、さらに俺を強く抱きしめる。
男同士なはずなのに嫌悪感は一切なく、寧ろ自分の心が落ち着く環境だった。
少しの時間無言が続き、周りが静かになる。
人の体温は温かく、意識が途切れそうになった時、彼が口を開いた 。
S 「 なぁ、龍水 。俺が普通の男にこんなことすると思うか ? 」
そう聞いてきた。
俺はしばらくその質問を理解出来ず、彼の方を向いて首を傾げていた。
すると、彼は後ろから俺の首元にチュッとリップ音を鳴らし、口付けをする。
その瞬間、寝そうになっていた俺の意識は直ぐに跳ね起きて、腰をピクりと動かしてしまう。
R 「ん、ッ ” 、スタ、ンリー…、 ? 」
驚きながらも、俺は彼の名前を呼んだ。
そうすれば、彼は俺の耳元で、囁くように話始める。
S 「…龍水 、 好きだ 。 あんたが欲しい 。 」
ただその言葉だけを、優しく、少し暗めのトーンで伝えてきた。
突然のことに一瞬戸惑いを見せるも、口調から本当なんだなと読み取った。
俺は、1度姿勢を変えて、スタンリーと顔を見合わせるようにして座った。
そして、自分から彼の唇へとキスを落とす。
R 「 … どうやら、 同じ気持ちのようだな?スタンリー 、 俺も貴様が欲しい 。 」
そう言ってニヤリと笑って見せた。
( スタンリーside )
滅多に人に甘えない龍水が、人肌が恋しいと、自分に甘えてきた時は本当に嬉しかった。
彼が、ここまで俺に心を許してくれているという事実を素直に受け止めたかった…
しかし、俺は自分を信じきれていなかった。
もう5、6年前の話になるが、俺は1度彼を殺そうとした。正確に言えば殺したも同然だ。
ゼノのせいなんてことはなく、あれは俺の自己判断だった。
龍水の性格上、そんなことを気にする人間でないことはわかっている。寧ろ、今後の笑い話にでもするくらいだろう。
だが、俺は今でもあの状況が稀に脳内に映し出されることがある。
もしもタイムマシンができるのであれば、今すぐにでもやり直したい、そう後悔する程だ。
千空や、他の奴とは違う、モヤモヤする感情。
ここで俺は、” 龍水のことが好きなんだな “ と確信した。
確信した瞬間、 俺は彼の首元へと唇を近づけキスを落とす。
自分の心が、支配欲で満たされていくのが分かる。いっその事ここで気持ちを伝えてしまおう、そしてこの気持ちを諦めよう。
そう思った。
そして俺は、彼に好きだと、気持ちを伝えた。
我ながら馬鹿だなと、苦笑いしてると、彼は俺の方に身体を向け、目線を合わせては、唇を奪ってきた。
そんな状況に目を見開いて、驚いていると、龍水は、自分の想像を遥かに超えた発言をした。
R 「 … どうやら、 同じ気持ちのようだな?スタンリー 、 俺も貴様が欲しい 。 」
そう言ってきたのである。
てっきり、嫌われて振られる位の覚悟で気持ちを伝えたつもりだった俺は、自分の隠していた欲望を爆発させるように、更に彼の唇を奪い返す。
R 「 ん ッ、 …ぁ 、 」
彼が息を漏らすのもお構い無しに、俺は何度も唇を重ねた。
同じ気持ちだったのが嬉しくて、つい子供じみたことをしてしまう。
見る限り、龍水は嫌そうにはしていなく、俺に身体を預けている。
寧ろ、俺の背中に腕を回しているくらいだ。
そんな様子の彼を見て ” 可愛い “ なんて感情が芽生えてくる。
元々、兄がいて、弟気質な彼はもしかしたら甘えたなのかもしれない。
そんなことをされたら、もっとドロドロに甘やかして、俺に堕ちて欲しいと 思ってしまう。
俺は、1度口を離した。
そうすれば、龍水は少しだけ息を整えながら、口を開く。
R 「 はぁ … 貴様、急すぎやしないか、…? ♡」
そう言って、俺を下から見上げている。
目をトロンとさせて、エロい顔でこちらを見つめている彼は、とても魅力的だった。
S 「…あんた、他の奴にもそんな顔見せてんのか ? 」
つい気になったことを彼に問う。
すれば、彼は軽く首を横に振った。
R 「 はっはー、先程貴様が言っていただろう、俺が普通の男にこんなことをすると思うか ? 」
そう言って、龍水は俺を見て口角を上げ、ニヤリと笑う。
龍水も大人だ、そうやって舐めてはいけない。
言葉の意味も、もう理解しているだろう。
宇宙船で話した時に知ったことだが、龍水と俺は会った当初では7歳差あったらしい。
しかし、俺が石化されていた5年間で龍水は歳を上げ、遂に2歳差へと差が縮んでいたそうだ。
と言うことは、俺が31歳なら、彼は29歳ということになる。
29歳で大きな財閥のトップに立っているというのは凄いことなのだと、改めて思い知らされた。
俺は独り言のように、ポツリと呟いた。
S 「…あんたって案外すげぇことしてんのな。」
それは彼への賞賛であり、褒め言葉だった。
すると、龍水はまるで太陽のような笑顔で俺に向かってにこりと微笑み、話始める。
R 「それは貴様もだがな 。 千空が言っていたぞ、男を褒める男は、ホモか策士のどちらかだと。 」
いや、本心で言ったんだけど …なんて言いたくなったが、彼の笑顔を見ているともう何もかもがどうでも良くなった。
S 「へぇ…じゃあ俺はあんたのことが好きだからホモだな。 」
そう言って言葉を返しこちらも、ニヤリと笑う。
そして俺は、もう1度改めて気持ちを伝えたかった。ちゃんと、自分を信じていいって思えるように。
S 「龍水 、もう1度改めて言わせてくれ、 好きだ 。 俺と付き合って欲しい 。 」
彼の手を強く握り、俺は回答を待った。
( 龍水side )
S 「龍水 、もう1度改めて言わせてくれ、 好きだ 。 俺と付き合って欲しい 。 」
彼から改めてそう言われた。
スタンリーの真剣な眼差しをしっかりと受け取り、俺からも彼の手を強く握り返した。
そして、柔らかく笑顔を見せた。
R 「 光栄なお言葉だな 。 無論、答えは YESしかないだろう ? 違うか ? 」
いつも通りに、そう答えた。
しかし、心の中は違う。
本当に俺でよかったのだろうか、スタンリーにはもっと他に良い奴がいたのではないか、ここで先に止めるべきではなかったのか、
なんて想いが頭を一瞬過ぎった。
でも、そんな想いより前に、俺は自分が恋愛感情を抱いていた相手から、告白をされるということに何よりの嬉しさを感じていた。
彼と同じ気持ちだったんだなという、安心感もあり、今ならなんでも心を許してしまいそうだった。
俺は、笑顔のまま首を傾け、彼の言葉を待つ。
S 「あぁ、 あんたが言うんなら、違わねぇな。 龍水 、 」
そう言って、彼は先程あった暗い顔を取り払ったかのように、輝かしい笑顔を俺に向ける。
とても眩しかった。
彼のこの笑顔が見たかった。
俺は、つい彼を抱きしめたくなり、彼の背中へと手を回し抱きしめる。
スタンリーも無言で抱きしめてくれた。
人の体温は温かく、こんなにも安心感があるものなのかと初めて知った。
” 財閥の御曹司 “ という肩書きを担っていた俺は、親から抱きしめられるといった行為を今までされたことがなかった。
いつも俺の世話を焼いてくれたフランソワでさえ、そんなことはしない。
だからこそ、今のこの空間がとても幸せだと感じた。
嬉しかった、こんな風に人に甘えてもいいんだって思えたことが。
S 「 随分と嬉しそうじゃんね 、 抱きしめられんの好き ? 」
そう言って、彼は笑いながら聞いてくる。
いつの間にか、顔を見られていたようだ。
R 「 人肌に触れられるからな 、 この空間は気に入っているぞ、 」
ついつい自分の感情を少し隠した表現にはなってしまうが、それでも好きだということは伝わったと思う。
彼は笑顔のまま、先程と同じように俺の頭を優しく撫でる。
俺はまるで猫のように、彼の手へと頭を擦り寄せた。
いつしか眠いことも忘れ、彼との時間を堪能していた。
だが、あと少しで俺は仕事に行かなくてはならない、財閥の当主として責務を全うしなければ。
そう思うが、身体が動かない。
この空間から離れることが、とても嫌だった。
もっと彼と近くに居たい、言葉で愛情と伝えたいし、彼からも伝えて欲しかった。
俺は少し小難しい顔をしながら、時間が進んでいく時計の針をじっと眺めていた。
( スタンリーside )
龍水が壁を見つめて何処か、寂しげな顔をしているのがわかった。
彼でもそんな顔をするのだなと、少し驚いたが、それよりも先に そんな顔を彼にして欲しくなかった。
もっと楽しませてあげたい、笑顔でいさせてあげたい。そう思った俺は、ある行動に移す。
S 「 龍水 、 少し煙草吸ってきてもいいか? 」
俺は抱きしめあっている彼にそう言った。
すると 龍水は、
R 「 別にここで吸っても構わないが 、 」
と、また少しだけ悲しそうな、寂しそうな顔をして俺に言った。
しかし、このままだと行動に移せなかった俺は、仕方なく龍水を引き剥がし、ベットから降りて、ベランダへ向かった。
もっと彼と一緒に過ごしたかった。触れ合っていたかった。
そんな自分勝手な想いに呆れながらも、俺はスマホをズボンのポケットから取り出し、ある人物に電話をかける。
S 「 …Hello 、聞こえるかフランソワ 、 」
そう、かけたのは彼の執事のフランソワだった。
F 「 はい 、 勿論で御座います。 まだ時間は少しだけ残っておりますが、 何か連絡でしょうか? 」
俺は、「 YES 」と言った後、彼女(彼)に話し始めた。
S 「あー…あんたには最初に伝えとこうと思ってな 。 今さっき、龍水と関係を持った 。 」
そう言えば 、フランソワは何も声色を変えずに話し始めた。
F 「左様で御座いましたか 、 そんな事があろうかと、もう準備は整っておりますよ 。 」
驚かないんだな、とか思いながらも、その準備の内容を聞いてみた。
S 「 …因みに、なんの準備だ? 」
F 「 はい、 龍水様の 今日と明日の仕事を全てキャンセル、 他の方へと回させていただきました。 スナイダー様はこの操縦が終わり次第、長期休みに入るとの事でしたので。 」
俺が考えていた遥か先を超えてきた準備だった。
本当は、もう数時間長引かせてくれればよかっただけだが…と思ったが、今日も明日も一緒にいれるのであればそれはとても嬉しいことだった。
S 「 …やんじゃん 、 あんがとな。 」
俺はそう言って通話越しにお礼をした。
すれば、フランソワは
F「 お礼をされるまでの事はしていません 。」
と、まぁなんとも謙虚なことを言ってくる。
俺は早く龍水のところへと戻りたいと思い、一言だけ、「じゃあそろそろ切るぜ、 」とだけ言って通話を終わらせた。
その後、ベランダを出て、龍水の元へ急いだ。
ベットに戻り、彼に視点を合わせる。
彼は、まるで子供がいじけたように、ベットのシーツをかけ小さく丸まって座っていた。
俺は彼の気分を悪くしてしまったと思い、龍水を目の前から思いっきり抱きしめ、目線を合わせた。
S 「 待ったか 龍水、? 」
そう聞けば、彼は俺の胸に顔を埋め、小さく呟くように、「遅い… 」と言ってきた。
キュンと心に何かが撃ち抜かれるような音がした。
あんなにも男前な奴がこんなにも俺に気を許し、甘えてきてくれているこのギャップに耐えれそうにない…
そう思いながらも、俺は先程フランソワと話していたことを龍水に伝える。
S 「 龍水 、 そんな寂しそうな顔すんな、今日と明日だけは、ずっと2人で居れんよ 。 」
俺はそう言って、彼に笑いかけた。
龍水は、驚いた表情で俺の顔を見つめ、焦ったように話始める。
R 「 !? …仕事はどうなった、 俺が行かなければならない箇所が山ほどあっただろう 、 」
S 「 あんたの執事が予定変更してくれたから、安心しな 。 他の奴に仕事は引き継がれるってさ 。 」
そう言えば、彼は一瞬パッと顔を明るくするが、直ぐに顔を下に向け、考え込んでしまった。
きっと、当主としての責任感というものがあるのだろう。それは俺には分からないが、このまま彼が働けば途中で力尽きて倒れてしまうということだけは分かった。
部下のことを大切にしている所も彼のいいところではあるが、まずは自分を大切にして欲しい。
体調でも崩したら、それこそ他の奴に迷惑をかけてしまうことを俺は軍で散々思い知らされていたからだ。
そして何より、恋人が体調を崩して嬉しい奴はどこにもいないだろう。
俺は、それを伝えようと彼の手を取り軽く指先にキスをしてから、口を開く。
S「なぁ、龍水は、自分の財閥にいる部下のことを信頼してねぇのか ? 」
俺の問いに彼は、腕を組んで応える。
R 「 ふん、 そんなものしているに決まっているだろう、 俺が奴らを育てているからな 。 」
S 「ならさ、少しは仕事を他の奴に回してもいいんじゃねぇの。 」
俺は彼の顔をまじまじと見つめて、話をする。
彼はもう大人で、当主という立ち位置にある。仕事を平等に振り分けることをしなければいけない。
R 「いやしかし …そこまでしてしまうと 他の奴らの休みが減ってしまうだろう、 」
自分よりも他人を優先するところ、彼もフランソワと似て謙虚な一面があるらしい。
しかし、俺が伝えたいことはそんなことでは無い、自分の体調も大事にして欲しいということだ。
俺は先程よりも声を少しだけ張り上げて喋った。
S 「 …逆に聞くけど、 龍水は休めてんの ?」
俺が首を傾げると、彼は無言になり何も反応を示さなくなった。俺はそれを休めていないと受け取った。
S 「ふは、 図星じゃんね 。 休めてないからさっきまでぐっすり眠ってたんだろ?あんたが体調崩すくらいなら、少しくらい仕事を他に回しな、 」
S 「それに 、 俺も特殊部隊の隊長務めてたから分かんだけどさ、 トップに立つ人間が体調崩すのが1番ダメだな、 」
龍水よりも少しだけ大人だから言えること。
この世界で俺と彼の差が2歳しかなくても経験上は俺の方が断然に上だろう。ならそれを教えなくてはならない。
R 「 …… 」
S 「 仕事増えるより困ることは、上に立つ人間が行動不能になることだ 、 まぁ龍水のことだかんね、頭ではわかってんだろ? 」
俺はもう1度優しく彼を抱きしめ、耳元で一言囁いた。
S 「 龍水 の” 恋人 “ だかんね俺は 。 あんたが体調崩した時 1番心配すんのは俺だぜ 、 龍水はさ、俺の為に自分を大切にしな。 」
軍の奴だったら同じ内容を伝えていたとしてももっと怒り気味だったと思う。
こんなに人に優しくしてあげたいと思ったのは生まれて始めだった。
彼は顔を上げて、俺と目を合わせてから唇を触れ合わせるだけのキスを落とす。
そして、顔を笑顔にして俺に 話した。
R 「はっはー!! 気分が清々と したな! 礼を言うぞスタンリー、 これからは貴様の為に休むことにしよう 。 」
指をパチンッ!と鳴らして、そう言った彼の表情は、もう寂しさも悲しさも暗さもなく、明 るさと嬉しさで満ち溢れていた。
俺は彼のいつものこの表情が好きだ。
まるで太陽のように眩しく、輝いてて、見ているだけでこっちまで笑顔になれる。
彼の表情が良くなったことに安堵しては、1つだけ俺は彼に質問をした。
( 龍水side )
S 「んで、… 俺らはまる2日暇になった訳だが…なんかやりたい事とかあんの? 龍水はさ、 」
スタンリーは俺にそう聞いてきた。
折角彼と2人きりで居れる時間が出来たことだ、少しくらい彼に甘えてもいいだろうと考えた俺は、無言で彼の手に自分の指を絡めて、笑いながら 言った。
R 「 貴様は、先程俺を甘やかしてくれると言っただろう? なら、 もっとスタンリーと触れ合っていたい、駄目か? 」
流石にここまで言えばキモイなどと言われてしまうだろうか、と少し不安になったが、そんな心配はする必要がなかったらしい。
S 「ふっ、いーぜ 。 あんたがドロドロになるまで甘やかしてなんよ、覚悟しな 。 」
彼は一瞬ニヤリと笑った顔をして、俺をベットへと押し倒した。
(こんな感じ ⇩ )
そのまま、何度も唇へとキスを落とされる。
R 「 … は ぁ 、ん ッ ” 、…♡ 」
つい声や息を漏らしてしまう。
しかし、彼とする口付けは、温かくて、頭がぼーっとなるように気持ちが良かった。
酸素を吸うために口を軽く開けようとした瞬間、自分の口の中に舌を入れられる。
スタンリーだけにやらせるのも性にあわないと思い、自分からも必死に舌を絡めようとする、
が、彼は俺の後頭部に手を回し、抑えつけるように深い深いキスを行う。
くちゅ と部屋中に卑猥な音が響くごとに、耳まで舐められている気分になり頭がおかしくなりそうだった。
数十秒経ってから、彼は口を離した。
俺と彼の口の間には銀の糸が垂れ下がっている。
性的興奮を催すような光景に、唾をごくりと飲み込んだ。
S 「っは、 顔蕩けてんよ、可愛い 。 」
彼は 甘い声で俺の耳元でそう囁く。
彼の吐息が耳に当たり、全身がゾクゾクっと身震いする。
それにプラスして、自分の最奥がキュンと疼き、身体に熱を持たせていくのがわかった。
もっと彼が 「 欲しい 」 と、 俺の欲が言っている。
俺は 自ら口を開け、スタンリーを誘うように見つめた。
すると、彼は余裕のなさそうな顔をして、俺の舌へとしゃぶりつく。俺とスタンリーは必死に舌を絡めて、お互いの気持ちを確かめ合った。
何度も何度も角度を変え、唾液を交換するくらいの勢いでキスを行う。
R 「 ん ふ ぅ … は ぁ 、 ッ “ ♡♡ 」
あまりの気持ちよさと心地良さに、頭が真っ白になる。スタンリーとのキス以外何も考えられなくなり、理性まで吹き飛びそうだった。
可愛いと言われるのも今まで経験したことがなかったのにも関わらず、彼に言われると何故か嬉しくなって、余計に甘えたくなった。
数分後、彼はやっと口を離してくれた。
俺は深呼吸をして、自分を落ち着かせる。
そして、一段落着いたところで、彼の首に腕を回し、吐息混じりに耳元で呟いた。
R 「 スタンリー… ッ、 好きだ、 …貴様のものが欲しい… ッ 、” ♡」
少し照れながらも、今は自分の欲に従う 。
もっと、彼の全てが知りたい、欲しい、そんな好奇心と欲望が心の底から溢れだしてくる。
彼のことだ、「YES」と返事が返ってくると思った、
… が、久しぶりだった、船乗りの感が外れたのは。
S 「龍水ってさ、 “ 欲しい ” って言って逃げてんだろ? ほら、 もっと具体的言ってみな。 」
彼は優しく俺の頬に手を置いて、そう言ってきた。つまり、これは俺に卑猥な言葉を言わせたいという意味で受けとった。
具体的に言えば、欲しいものが手に入ると言うのに、どうしても言葉が喉を通らない。
彼の前でそんなことを言うのが、恥ずかしいということもあるが、不安 というのもあった。
逆に言い過ぎて嫌われたくないと思った俺は、一応確認を取ることにした。
R 「…っ、! …一応聞くが 、 俺が何を言っても 貴様は受け入れてくれるのだろうな、 ? 」
そう彼に聞けば、優しく唇にキスを落とされ、笑顔で応えられる。
S 「あぁ、できるね。これだけは約束すんよ、」
彼の “ できる ” は必ずだった。
どんな無理難題でも、彼ができると言えば絶対に成功する。そのくらい、信頼出来るものだった。
俺は1度息を吐き、空気を吸い直してから、彼に向かって話し始めた。
R 「…俺の中を 、ドロドロに広げて、スタンリーのモノ で満たしてくれ、ッ、 ♡ 貴様ののことしか考えられないくらいに、して欲しいっ、♡ 」
自分でも1番卑猥だと思う言葉を並べて、具体的に言ってみた。
…が、彼はまだ満足していない様子だった。
S 「もっと他の言い方があるよな ? 頭のいい龍水なら分かんだろ? ♡ 」
と、 不敵な笑みを浮かべながら、 言ってきたので ある。
俺は早く彼に触って欲しくてたまらないというのに、彼はそれを分かったかのように焦らしてくる。
R 「 っはぁ…、他の言い方… 、 ? 」
身体の疼きが止まらない。心做しか息も荒くなっている気もする。
しかし、他の言い方などもう思いつかない…
そう考えていると、スタンリーは手で俺の反り上がったモノを軽く触ってきた。
R 「 ッ “ ぅあ !? ♡ スタ…ンリー 、 っ、 ♡ 」
女性のように、高く、甘い声を出して、彼の名前を呼ぶ。
すると、彼は俺のモノを触ってはこう言った。
S 「 ここ、なんて言うか分かるよな? 」
そこで彼は俺に、この正式名称を言わせたいのだなと、そう考えた。
なら、俺に出来ることは1つ。さっきの言った発言を卑猥に、更に名前を変えて言うことだ。
俺は、自分の鼓動が早くなるのと、顔が次第に熱くなっていくのを感じながら、もう一度、彼に向かって言い始めた。
R 「 …ッ”…俺の アナルの中を…ぐちゃぐちゃに掻き混ぜて、… 貴様の、 ペニスで 満たしてくれ…っ、♡♡ 俺は、スタンリーの全てが、欲しいッ、♡ 」
恥ずかしさのあまり、彼から顔を背けてしまうが、もうこれ以上にないくらいのことは言っただろう。
俺の身体はもう限界で、早く彼に触って欲しいと訴えている。
俺は、彼の次の行動をソワソワして 待っていた。
( スタンリーside )
あの龍水が、俺の言うことを聞いて卑猥なことを言っている、この光景に俺は背筋をゾクッとさせた。
顔をトロンとさせ、手をのばし、俺を誘っている彼を見れば見るほど、俺の支配欲が高まっていくのが分かる。
彼を乱暴にしてまで犯したい、そんな想いを心の中に無理やり閉じ込める。
今からは、彼をドロドロに甘やかさなければいけないのだから…。
まずは、俺の言うことをしっかり聞いてくれた龍水を褒めてあげなければならないと思い、俺は口を開いた。
S 「 good boy . ちゃんと言えんじゃんね 、 こっからはそう言いな 。 」
褒めてから彼の頭を優しく撫で、軽く唇にキス落とす。
龍水は嬉しそうに微笑んで、もっと、と言うようにキスをし返してきた。
俺はその期待に応えようと、更に彼と口付けを交わした。
目線で口を開けろと訴えれば、勘のいい彼は素直に言うことを聞いてくれる。
そのまま彼の口内に舌を入れ、優しく、ねっとりとしたキスを行う。
その間にも、龍水の手に優しく指を絡め、しっかりと手を握った。これは世間一般的に言う、” 恋人繋ぎ “ と言うやつらしい。
彼の体温が俺にも伝わってくる。
R 「 ん、…ッぁ…”♡ ふぅ…っ、” ♡ 」
そんなことを考えている時も、彼はこんな艶かしい吐息と声を出して、キスをしている。
彼の声と水音が部屋の中へ響き渡り、実際に龍水とエロいことをしているのだなと、実感する。
そこから俺はキスを辞め、彼から口を離す。
すると、彼は呼吸を整えながら、細い目をして、色っぽく俺を見つめてくる。
普段の龍水からは絶対見れないだろうそんな表情に、俺は自身の唇をぺろりとひと舐めする。
…正直もう我慢の限界だった。
S 「 …ッ 、龍水 、 服脱がせんよ 、 」
そう言えば、彼は恥ずかしそうに、「 あぁ… 」と一言だけ言った。
俺は彼の腰周りにあるベルトへと手をおく。
綺麗にベルトを解いてやれば、赤い船長服が少しだけ乱れ、彼の素肌が見え隠れする。
それだけでもものすごく色気があるものだが、更にその船長服にまで手をかけ、じっくりと脱がしていく。
ついに上半身には何も無くなり、彼の身体が顕になった。
筋肉はしっかりとしているが、身長が高いせいか、スラッとして見える。
まぁ何を言っても、スタイルがいいということは変わらなかった。
俺は、つい彼の身体を触りたくなってしまい、何も言わずに、龍水の胸辺りから腹まで指でなぞるように触った。
そうすれば、彼は突然のことに驚いたのか、
R 「 ん ッ “ 、…!? ♡ 」
と、甲高い声だし、腰をピクりと跳ねさせた。
普段の彼からは想像もできないような声に余計に興奮する。
もっと彼の全てが知りたい、欲しいと思ってしまう。
そんな独占欲を表すように、俺は彼の首筋にキスを落とした。
何回も、龍水は俺の物だって見てわかるくらいに跡をつけ乍、キスをする。
その度に彼は小さな喘ぎ声をあげ、身体を跳ねさしていた。
R 「 ぁ、っ…” 、 スタ…ンリー、ッ… ♡」
彼が俺の名前を言う度に、支配欲が高まっていく。
俺の行動を見つめ、口元を手で隠している彼の様子はとても可愛らしかったが、もっと俺の事しか見れなくなるくらい、何も考えられなくなるくらい気持ちよくさせてあげたかった。
俺は、彼の胸辺りにある、ぷっくりと腫れた突起物にキスを落とす。
そこから、吸い上げるようにしてやれば、龍水は先程よりも腰を浮かせ、声を大きくする。
R 「 ん”、っぁ、 “ ♡ そこッ … 変な、 感じ だ、ッ…” ♡ 」
彼の顔が更にふやけて、トロトロになっていくのが堪らない。
俺は、彼の金髪を撫でながら、口を開いた。
S 「 可愛い、 乳首弄られんの初めて ? 」
R 「 普段…、触るところでも、ないだろう…ッ、それに、 俺は可愛くない…っ、 “、…♡ 」
俺が問えば、彼は憎まれ口を叩き乍、そう返した。
頬を赤く染め、必死に声を我慢している彼の姿は可愛い以外に何が言えるんだ、と思い、俺は龍水の言葉を否定する。
S 「 あんたは可愛いね、 俺が保証してやんよ」
と、彼の目を見て言えば、再度胸辺りにある突起物を舐め始める。片方も手で捏ねたり弾いたりしてやる。
そうすれば彼は歯で唇を噛み乍、声を抑えようとする。
S 「口から血出んよ、 やめな。 それに声我慢すんのもな、 俺にはあんたの声聞かせてくんねぇの? 」
なんて、少し甘えた声で言ってみれば、龍水は不満そうにするも、俺の問いに応えるように首を横に振る。
そういうところでたまに静かになるのもほんとに可愛いなと思ってしまう。
素直なところもまた愛おしいくて堪らない。
こんな様子を他の人達が見たらどう思うか…いや今は彼を他の奴になんて見せたくない。
と、様々なことを考えていると、彼は俺の首に腕をまわし、そのまま唇にキスを落とした。
R 「…ふん、 声が聞きたいなら、更に俺を気持ちよくさせてくれるのだろう ? そんな考え事をせず、俺を見ろ。スタンリー。 」
そう言って、彼は ニヤリと笑う。
さっきまでの余裕無さそうな龍水は一体どこにいったのか、なんて思ってしまうが、そうやって煽ってくるのも彼らしい。
S 「言われなくても、俺はあんたしか見てないぜ、龍水 。あぁ、可笑しくなるくらい気持ちよくしてやんよ、覚悟しな 。 」
そう言葉を返せば、こちらも唇にキスをし返す。
彼は軽く微笑んだ後、強請るように俺と目線を合わせる。
R 「 ふ ッ …スタ…ンリー、そろそろ 下も…さ、触ってくれ、っ♡ 」
瞳を蕩けさせ、強請る彼の姿を見るだけでこっちまで興奮してしまう。
好きな相手に、そんなことを言われたら応えない訳にもいかないので、俺はそのまま、
「いいぜ」と一言だけ言った後、もう完全に立ち上がっている彼のモノを触った。
包み込むように握り、上下に動かし乍 、親指で先をグリグリっと押してやる。
R 「 ん、ッ “…♡ は …ぁっ、 ♡ 」
そうやって触るだけで、彼は気持ちよさそうに吐息を漏らして、腰をピクりと跳ねさせる。
彼の潤んだ瞳を見るだけで、こっちまで可笑しくなりそうだ。
俺の頭はもう、目の前にいる彼…龍水のことを犯す事でいっぱいだった。
( 龍水side )
スタンリーの手が気持ち良い。
俺とはいえ、自慰行為はしたことがあるが、他の人に触られるのがこんなにも気持ちが良いものだなんて知らなかった。
彼に触られるだけで全身が溶けるように熱く感じ、今にでも達してしまいそうだ。
そして、彼の猛獣のようなギラりとした目が背筋をぞくりとさせる。
きっと無意識だろうが、俺の事を見てその目をしてくれているのだと思うと、自然と嬉しくなり、奥がキュンと疼く。
彼に全てを触って欲しい、自分も触りたい、なんて欲がそこらじゅうから溢れ出してくる。
彼が器用なのか、慣れているのかそれは分からないが、手を上下に擦られる度に腰が揺れて頭がボーッとなり、自分が快感に溺れそうになるのが分かった。
段々と、ぐちゅぐちゅと音が鳴り始め、自身のモノから液体が出ているのが確認できる。
俺は咄嗟に恥ずかしくなり、彼の動きを止めようと、手を伸ばした。
しかし、そんな俺の願いも虚しく、彼のもう片方の手によって途絶えられてしまった。
寧ろ、ますます手の動きが激しくなっている。
R 「 あ、あ” … っ、 ~… ♡ スタ、ッ ん リー 動き…止め 、 ッ ” ♡ 」
脳に快感が行き届きすぎてキャパオーバーになりそうだ。
止めて欲しくないはずなのに、反射でつい止めてと言ってしまう。
だが、やはり軍人、しかも特殊部隊隊長の男だ。人のことをよく見ている。
俺が本気で止めろと言っていないことに気づき、更に刺激を続けてきた。
S 「いい声してんね 、 唆んじゃん、ッ “ ♡ 」
耳元で囁くように、美しい低音でそう言う彼の声は、俺の耳に響き、直接脳内に入り込む。
そこを背筋が伝って、ゾクゾクっとする。
自分自身がこれ以上可笑しくなってしまわないように、快楽を逃がそうとベットの上へよじ上がる。
しかし、どうだろうか。
彼は1度 弄る手を止め、俺の腰を掴み、引き寄せてきた。
更に、キスするんじゃないかと言うくらい顔を近づけ、俺の事をじっくり見つめてくる。
R 「 んな …、!! スタンリー…何をする、 」
S 「 決まってんじゃん、 あんたの感じてる表情も、反応も全部見たいの。 」
俺が彼に問えば、” 俺の全部が見たい “ と言ってきたのだ。
普段のクールなスタンリーからは絶対に出ないであろう欲。
彼の前でそんな恥ずかしいことを見せたくないはずなのに、何故か嬉しくて堪らない。
俺は、少々顔をしかめながらも、
R 「…ふむ、 いいぞ。 多少 羞恥心はあるがな… 存分に見るがいい。 」
と彼を挑発するような言動を取った。
そんな俺の発言に、彼は口角を上げる。
まるでドッキリを仕掛ける前の子供みたいだ。
俺は更に彼を煽るかのように、前の言葉に付け足して話をする。
R 「 しかし いいのか、 俺ばかりで ? 貴様のも立派に勃っているであろう 。 弄ってやろうか ? 」
自分ばかり弄られるのも癪だった俺は、目の前にいる彼のモノに足を当てて軽く押してやった。
こちらも、人のことが言えないくらいに口角が上がっているだろう。
これからドロドロに堕とされるのは自分だと分かっているのにも関わらず。
S 「何よ、俺のも弄ってくれんの? なら、2人でやろうぜ 。 」
そう言って彼は、俺と同じように服を脱いだ。
そこから、ベットに押し倒していた俺を起き上がらせ、2人で向かい合うように座った。
スタンリーが胡座をかき、俺がそこに座るような状態だ。
(こんな感じ ⇩ )
距離が先程よりも近くなり、彼の肌と俺の肌が触れ合う。
彼の体温は熱を持っているようで、俺自身の体温も上昇していく。
こうやって、肌と肌をくっつけているとどうしてもキスをしたくなってしまう。
俺は、自ら彼に向かってそっとキスをした。
彼とのキスは心地良く、幸福感で満たされる。
S 「 可愛い顔すんね、 やっぱ 。 龍水ってキス好きだろ。 」
微笑む彼にそう言われる。
確かにそうかもしれない。
だが、俺はただ単にキスが好きな訳では無かった。
R 「 貴様とするのが好きなだけ…だ、 … 」
俺はムッとした表情で彼を見つめる。
それでも彼は嬉しそうに笑って、
S 「 んじゃあ、 もっとやるか ? 」
と俺の答えを分かっていながらも聞いてくる。
そんな問いに不満を持つも、キスをしたいのは事実だったので、 「 する… 」 と呟き、小さく口を開ける。
欲には忠実でいたいのだ。
しかし彼は、俺が激しいキスを求めているのに気づいたのか、焦らすように唇を舐め始めた。
これも一応キスの1種だろうが、そうじゃない。
もっと、もっと…彼が欲しい。 彼の方からも俺に食いついてほしい。
そう思いながら、腕を彼の首へと回して強請るように目を見つめた。
S 「 そんな顔されても 分かんねぇよ 、 ほら 欲しい = 正義だろ? ちゃんと言葉で言ってみな 。 」
嘘だ。
分かっているはずなのに、彼はわざと俺に言わせるように仕向けている。
先程も恥ずかしい言葉を言わされたばかりだというのに、スタンリーはまだ言わせる気らしい。
そんな言葉を言う事には勿論恥ずかしさもあるが、それよりも今は、キスをしたいという欲が勝っていた。
俺は、頬に熱を持たせながら彼に話す。
R 「俺の口に舌を入れて、息ができないくらい激しいキスをしてくれ…っ、 もう焦らすな…スタンリー、 ♡ 」
今、俺はどんな表情をしているだろうか。
分からない。
寧ろ、もう自分の表情にまで考えがいかないくらい気持ちよくしてくれ。
快楽に溺れさせてくれ。
そう願いながら、俺は無意識に彼に向かって舌を出し、口を開けた。
( スタンリー side )
“ あぁ、本当に最高だよ龍水。 ”
心の中でそう言った。
冗談で言ったつもりだったのに、彼は本気で俺に向かって強請ってきて、口を開けて舌まで出している。
俺自身がはち切れそうなほど痛い。
自分でも忍耐力と精神力はあると思っていたのに、彼といるとどうしても理性が消えそうになる。
本能が、『今すぐ龍水にかぶりつけ、犯せ 』と言って やまない。
ふー、ふー、と息を吐く。
このままだと、勢い余って彼に酷いことをしてしまいそうだ。
俺はその衝動を必死に抑えようと、無言で彼に言われた通りに口内に舌を入れ、掻き回した。
R 「 っ” ぁ、~…♡ はぁ… 、 ♡ 」
気持ちよさそうに、彼は吐息混じりの声を漏らす。
乱暴にキスをしているはずなのに、目を瞑っている彼はどこか嬉しそうで幸せそうだ。
俺は更に彼の腰を掴み、もう片方の手で完全に反り上がっている2つの肉棒を同時に上下に擦った。
R 「 っ” ~… !? ♡ ぁ”、あ、♡ 」
急に擦られて驚いたのか、彼は身体をビクっと跳ねさせる。
それでも俺はキスを辞めることはなく、彼の舌にしゃぶりついた。
彼の身体をしっかり支え、でも逃がさないようにしながら舌を絡め合う。
彼の唾液には媚薬効果でもあるんじゃないかってくらい甘くてこちらの身体も熱くなる。
目を開けながらキスをしている俺は、彼の顔がよく見えた。
とろりと溶けてしまいそうな顔をして、頬を赤らめてキスをしている。
俺自身の興奮が高まっていく。
もう少し、彼より年上として余裕のあるところを見せたかったのに、これではvirgin(童帝)みたいではないか。
…それでも彼が幸せならいいか。なんて思ってしまう。
俺は1度肉棒から手を離し、彼の手を掴んで から、彼の手を巻き添いにして、また肉棒をつかみ始めた。
上下に擦るだけで、2人のカウパーがグチュグチュと音をたてる。
R 「 は…っぁ”、 ♡ ん”, … ッ”ッ、! ♡ 」
先程よりも苦しそうな吐息を漏らす彼に気づき、ようやく口を離す。
彼は荒い息を落ち着かせようと深呼吸をしている。
彼の目を見つめてみれば、焦点があっていないようで、どこか蕩けているように見えた。
S 「どーよ、… 龍水っ、 気持ちい、 ? ♡ 」
自分も息を整えながら、そう聞く。
彼は言葉を出さずに必死にこくこくと首を縦に振り、頷いている。
『好き』『可愛い』『独占したい』そんな欲がどんどんと俺の中に募ってゆく。
時に愛はこんなにも簡単に人を狂わせられるらしい。
俺は更に手の動きを早めた。
2つの肉棒がドクドクと波打っているのが分かる。
龍水は気持ちよくなっているのか、身体を仰け反らせて、倒れようになっている。
俺は彼の腰を支え、倒れそうになっているのを止める。
R 「 あ、” っ…! ♡ ス、 た ッ” … イク”… 、 から、 ♡ 止め、ろっ… 」
S 「 っは、 止めねぇよ、… 一緒にイこうぜ 、 龍水 、…♡ 」
彼は首を横に小さく振り、止めろと言っている。
しかし、嫌で止めろと言っている訳では無いと気づいた俺は、ラストスパートだと言わんばかりに、スピードを早め、肉棒を上下に擦る。
数秒後、2人で同時に達した。
最近忙しくて性的欲求を満たしていなかった俺らは、手の中に思いっきし射精をし、白濁を出 した。
1人でするよりも気持ちよくて、頭がフワッとする。
射精した後の気ダルい感じもなく、彼の姿を見て逆に興奮したくらいである。
俺は軽く息を整え、彼に視線を向ける。
そうすれば、細い目をして同じく息を整えている彼と目が合った。
彼は先程より何処か色気を増していて、金髪から滴る汗が美しく見える。
うっかり、龍水の姿を見つめていると途端に彼にキスをされた。
R 「… はぁ… ッ 、あれほど止めろと言ったものを … んん”、 変 ではなかったか…俺は、? 」
口を離し、心配そうに俺を見てくる。
龍水が変なはずがない 。
寧ろ女性のように喘ぎ声を上げていた彼は、可愛らしくて、エロくて最高だったはずだ。
S 「 いーや、全然? でもあんた、止めろって言った割には嫌そうにしてなかったよな? 」
わざとにこりと笑ってみせる。
やはり彼を揶揄うのは面白い。彼はいつも自分が思った通りの反応を見せてくれる。
R 「…~!? い、嫌ではなかったが… スタンリーに変な姿を見せたくなかったから、…で… 」
そう言った彼は、俺の胸に顔を埋め、ぐりぐりと頭を擦らせてくる。
いじけている子供みたいで可愛らしい。
俺はベットの近くにあったティッシュで自分の手と彼の手に着いた液体を 拭き取り、ゴミ箱に捨てた。
そのまま優しく彼の頭を撫で、綺麗な金髪にちゅっとリップ音を立てキスをする。
案外甘えたな彼は、こうやってするとはにかみながらも嬉しそうに微笑む。
そんな笑顔で俺までも情が移ってしまう。
そんなことよりも、俺のモノがまたはち切れそうになる前に、準備をしなければ。
そう思った俺は、再度彼をベットへと押し倒 す。
(こんな感じ ⇩ )
彼は俺が今からやろうとしていることに気づいたのか、大人しく、そして恥ずかしそうにする。
そんな姿を見過ごしながら、自分の手を彼の太腿の内側に添わせ、足を開かせる。
S 「 今から指入れっけど、… 痛くなったら言えよ 。 」
と、忠告して彼の太腿に軽いキスを落とす。
彼はこくりと頷いているが、少し身体が震えているのが分かる。
それはそうだ、例え好きな人であろうと未知の体験は誰だって怖い。
自分の後孔に指が入るとして、気持ちよくなれる想像は多分できないと思う。
俺は彼を安心させるようにと、彼の唇に何度かキスを送る。
舐めたり、突っついたり、吸ってみたりして、彼の意識を逸らしていく。
それから、ベットのサイドにある机の上に置いておいた潤滑油(ローション)を取り、中指と薬指に塗った後、まずは1本から、薬指を優しく彼の秘部に侵入させていった。
中は思ったよりも固く、そして狭く、
R 「 、…ぁッ、 フぅ…”っ、 」
と多少辛そうにしながら、龍水は声を上げる。
女性の身体ではないし、普段指を入れる場所な訳でもない。
それでも、俺の余裕のなさに感づいているのか、何も文句も言わず、彼は辛さに耐えている。
自分自身に無力さを感じながらも、俺は彼に問いかけた。
S 「 …ッ…龍水痛くねぇ、? 」
R 「 …あぁ、 貴様が優しくしてくれているのは伝わっている、 痛くはないぞ。 だからそんな顔をするな、スタンリー 。俺が好きでやっていることだ 。 」
いつの間にか、頬が暖かくなっている。
彼は腕を伸ばして、微笑みながら俺の頬に手を当てていたようだ。
こんなことにも気づけなかった、自分の余裕の無さに落胆する。
別に彼だって、ゼノや千空みたいにミジンコな体力な訳でもない、身体だって柔じゃない。
分かっているはずなのに、壊れ物を扱うかのように優しくしてやりたいと思ってしまう。
S 「… 俺は今どんな顔をしてんの、 ? 」
そう聞けば、彼は薄く笑って、
『まるで怪我した小動物を心配そうに見ているような顔だ 』
と言った。
軍の仕事であっても、人まで殺した俺が…小動物を心配そうに見ているような顔をしているだって?
心底不思議に思った。
そんな風に言われたのは龍水が初めてだったから。
R 「 さっきも言っていだろう、? 俺は、スタンリーのために自分の身体を大切にしたい。痛かったら言うが、俺だって少しは貴様のためになにかしたいからな。 」
太陽のような満面の笑みを向けてくる彼。
こう言葉にされると、愛されているのが身に染みて分かる。
あっちは覚悟を決めているのに、俺は無意識に彼を傷つけるのを恐れていたのか。
そう感じては、こちらも笑顔を作る。
S 「 …っは、 あんがと。 んじゃ、もう少し頑張れそうか? 龍水。 」
R 「 できるに決まっているだろう、 違うか?」
“ できる ” は俺の口癖みたいなものだ。
それを真似してくるのも、彼らしくて安心する。
俺は軽く息を吐いてから、途中まで入れていた指を更に奥にめり込ませた。
潤滑油が彼の秘部の中で混ざり合い、グチュッと言う音が響き渡る。
R 「 …ッ あ、 ん”、 … 」
所々で彼は声を漏らし、腰を揺らす。
先程の強い快感を味わった後だからこそ、こんな刺激じゃ足りなくなり、本能のままに求めてしまっているのだろう。
そんな彼の願いに応えようと、薬指の第2関節まで入りきったところで、何かを探るように指を曲げ、上へ押し込むようにする。
男には、前立腺というところがあり、そこを押すと中でも気持ちよくなれるというのを俺は知っていた。
わざと空気を入れ、グポグポと音を立てながら、彼の気持ちよくなれる所を探す。
するとある一点を掠めた所で、
R 「 っ あ “ ~~~~ ! ? ! ? ♡♡♡ 」
と彼が悲鳴のような声を上げて腰を浮かせる。
” …ようやく見つけた。”
そう小さく呟いて、俺は隠れてニヤリと笑った。
( 龍水 side )
うぁ”……? ♡
俺は何が起こったのか分からないまま声を出し、身体を震わせていた。
目の前で火花が飛び散り、頭も視界も真っ白になる。
今までに感じたことのないものに、目を見開いて驚いた。
先程まで違和感しか感じていなかった部分が、彼に小さな一点を押されただけで可笑しくなるほど快感を得られるようになった。
自分の鼓動が大きく、早くなり、それに釣られて呼吸も早くなる。
S 「気持ちいだろ ? ♡ 龍水 、あんた才能あんぜ 。 」
なんて顔を覗かれながら彼に言われる。
色々と頭で整理したいことが山ほどあるのに、脳が正常に働いてくれない。
寧ろ今は、この秘部での快感が癖になってしまったのか、次の刺激を求めている。
S 「 … はぁ~ ッ 、エロ、 … もっとして欲しいって顔してんね ♡ 」
彼の顔に汗が滴ってポタリと落ち、前髪を邪魔そうにかき分けている。
そのセクシーさが俺に当たってクラっとしてしまう。
興奮が更に高まり ついに俺は、
R 「 ス、タンリ ッ “ 、もっ と、欲し…- ♡ 」
そう言ってしまった。
それでも彼は嬉しそうに笑顔を見せ、俺の耳元で囁いてくる。
S 「 俺のパートナーはとんだ淫乱になっちまったな ? ♡ いいぜ、 とことんやってやんよ 。 」
そのまま 「指増やすぞ 」と言われ、中指の第2関節まで一気に入れられた。
2本になると、圧迫感も凄い。
空いた口が塞がらず、休む暇もなく酸素を吸おうとする。
こうやって呼吸を意識していないと、息ができなくなるくらいだ。
はっ、♡ はっ、 ♡ と、まるで発情期の犬のように息を吸えば、スタンリーはまた先程と同じ一点をを2本の指でグッと押してきた。
R 「 ぐ、 ッ” 、あ ♡♡ は…っ、…ァ、♡ 」
またバチバチッと視界が点滅する。
自分が自分じゃなくなってしまうという怖さもあるが、どんな自分であっても彼なら受け止めてくれるという安心感が勝つ。
R 「 ッ …ん、” スタん…りーっ、… ♡♡ 」
俺は彼の名前を呼び、 空いていた口から チロりと舌を見せる。
その意図に気づいてくれたのか、彼は前屈みになり、顔を近づけてきた。
そこから唇を舐められ 、彼の長い舌に俺の舌が絡め取られる。
キスをしながらも後孔を一定のテンポでトントン♡ と押してくるもんだから、同時進行で腰まで動いてしまう。
R 「 は、…っ ァ ~ “ ♡ ♡ ん、”ン…♡ 」
深いキスをすればするほど、頭が快楽に包まれ、酸欠になり、ぼーっとしてくる。
彼のことしか考えられなくなるから、俺はこのキスが好きだ。
確かに乳頭への刺激や、俺自身の刺激、今行っている後孔の刺激も たまらないくらいに気持ちがいい。
でもキスは、例えるなら媚薬と言ったところだろう。
何かの刺激にプラスするだけで、更なる快感を得られる。
ペロリとまた唇を舐められたと思ったら、彼は口を離した。
口内が少し寂しくなったのを密かに感じる。
目の前がぼんやりとしか見えない中で、彼を視界にいれた。
S 「 … は、 仕上がってんね龍水 、♡ 顔トロトロじゃん 。 」
そう言った声が聞こえたと思ったら、彼に頬を撫でられていた。
暖かくて、心地がいい。
その手に頬を擦り寄せてみれば、
「 猫みたいだな、可愛い 。 」 なんて言われる。
子供みたいに、甘やかされているがこんな環境も悪くない。
さっきよりも呼吸は落ち着いて、彼に身を委 ねながらふわふわとした頭でそう考えていると、彼がまたゆっくりと2本の指を動かし始めた。
S 「 さっきよりはだいぶ解れてきたな、2本なら余裕で入んね。 龍水は辛くねぇ? 」
彼は2本の指で俺の後孔を開き、更に中を広げるように押したり、抜き差ししたりする。
辛くは無いが、奥が寂しく感じてきていた。
女性のような子宮は、男性にはないはずなのに、奥が疼いてしょうがない。
前立線…と言っていた部分も勿論可笑しくなるくらい気持ちが良いが、 何故だろう、彼に入れて欲しいと己の欲が言っている。
先程、手で彼のモノを握った時、これが俺の中に入ったらどうなるのだろうかと想像していた。
俺のよりも大きくて、立派な彼のモノはきっと俺の奥深くまで届くだろう。
そう考えただけで、俺の欲しがりが発動する。
R 「…っ、辛くはないが… 奥が寂しい…から、貴様のペニスが、早く欲しい…ッ、” ♡♡ 」
言ったはいいものの恥ずかしくなり、手で顔を隠そうとすると、いきなり後孔から指を抜かれ、両腕を掴まれて顔の上へと持っていかれる。
そのまま拘束された状態で目の前を見てみれば、彼が切羽詰まったような表情をしてため息をついた。
S 「…ッ はぁ… 悪い、 もうちょい余裕のあるところ見せたかったのにさ… 我慢の限界、俺に 龍水こと抱かせて。 」
真剣な眼差しでこちらを射抜いてくる。
こんな彼は滅多に見ないので、俺だけが見ていると感じると嬉しくなった。
R 「 当たり前だ …寧ろ、こちらから願うことだ。 俺も貴様に、…抱かれたい 、 ♡ 」
そういえば、彼は照れくさそうに笑い、優しく口付けをしてくる。
こんな一面もあるのだなと、より彼を好きになれた気がした。
S 「…でも、この体勢じゃきちぃぜ、初めてだとな。 後ろ向きでやるか? 」
彼は俺を心配して、そう提案した。
しかし、俺は彼が抑えている手を弱めた隙に、その拘束を解き、彼の背へと腕を回した。
やるなら、彼の目を見てしたい。 彼が気持ちよくなってるところも、全部見たいと思ったのだ。
R 「 ふぅん、… 気遣いには感謝するが、 俺はこの体勢がいい。 どれだけ辛くてもな。 スタンリーの顔が見たい。 」
“ それに、貴様なら痛くしないこともできるだろう? “
と付け足して言い、ニヤリと笑った。
彼はそんな俺を見て驚いた表情をするも、直ぐに 「 あぁ、できるよ 」と自信ありげに言った。
そのまま、彼は先程使った潤滑油を俺の後孔に塗り、準備を整えていく。
遂に彼と1つになれるのだと思うと、本能的に中がヒクヒクとしてくる。
早く、早く … 入れて欲しくて堪らない。
R 「…ッ”~…♡♡ 早く…、入れ…て、 くれっ ♡」
S 「 …OK、 そう焦んなくても、ちゃんと入れてやんよ。 」
俺がそう迫ると、彼はゆっくりと息を吐き、俺の足を先程よりも大きく広げる。
そして、後孔の入口…にぴとっ♡ と、彼のモノの先っぽ が当たる。
それだけで、無意識に身体が反応して、息が荒くなってしまう。
R 「 龍水、 深呼吸 。 そのまま力入れないように、リラクックしときな。 」
彼は俺を落ち着かせるように、頭を撫でて髪にキスを送る。
そんな彼の言う通りにすれば、
「 そんな感じ、上手いじゃん。 」と言って褒めてくれる。
そうして、ようやく彼のモノが中へ入ってきた。
指とは違う圧迫感が俺を襲う。
R 「 …ク”、…ッ “…♡♡ は…、ぁ、 ♡ 」
痛くもないし、辛くもないが生理的に涙が出てくる。
段々と、奥へと押し込んでくる彼の肉棒は溶けるように熱く、ドクドクと俺の中で動いているのが分かった。
ただの排泄物を出すだけだった場所がいつの間にか、彼のモノ専用の穴へと変わっていく。
S 「… っふぅ、 やっぱまだキツイかもな… あんたは、大丈夫か ? 涙出てんよ。 」
心配そうに俺の目を見つめてきて、片方の手で涙を拭われた。
彼を心配させたくない、このままでは俺だけが満足して終わってしまう。
そんなのは俺自身が許さなかった。
彼の我慢していないところも、全部欲しい 。
R 「 だ、大丈夫…だ から 、 早く もっと …奥まで 入れてくれ、 …ッ”♡♡ 」
涙で霞んでいる視界で彼のことをめいっぱい移し、必死に頼んだ。
彼も余裕のない顔で、
「 後で嫌がっても止めてやんねぇからな…、 」
と言って、更に潤滑油を足した。
そのまま俺の中へと侵入を進めていく。
スライドさせながら、どチュッどチュッ♡と、奥をノックしてこじ開けてくる。
R 「 ッ “ は、ぁ、 … は、 …ぉ”、 … ♡♡ 」
俺の声も次第に濁音が混じるような声になって、制御が効かなくなった。
指では当たらなかった部分が過剰に刺激され、頭が可笑しくなりそうだ。
もしかしたら俺は前立腺より奥の方が好きなのかもしれないなと、ぼんやりと考えていたら、
いきなり強い衝撃が俺を襲った。
R 「 い” 、 ッッ”ぁ ! ? ♡♡♡♡ 」
彼は最後入ってなかった部分まで全て思いっきり奥へ押し込んだのである。
さっきとは違う快感で、前立腺よりふわふわとした快感が長引くような感じだ。
S状結腸の入口辺りまで入っただろう彼のモノは、俺の腹から見ても丸分かりでぷっくりとそこだけ出っ張っている。
本当に俺の中に彼のモノが入ってるんだなと思うと次第と嬉しくなり、笑みが浮かんできた。
S 「 ひとまず全部入ったけど… 見た感じ痛くなさそうだな、寧ろ 嬉しそうじゃんね? 」
彼は緊張していたのか、ホッと息を吐き、挿入した状態で俺にそっとキスを送る。
暖かくて、幸福感に包まれた。
そうして腕を伸ばし、彼の背へと爪を立てないように抱きつく。
まるで、 『幸せ』『嬉しい』と思いを伝える ように。
S「 ふふ、あんたって、やっぱ甘えただな。普段はそんな素振りも見えねぇのに。 」
こうは言っているが、彼も嬉しそうな表情をしているを見て、顔が綻ぶ。
R 「 ん、”… は、 俺は…少しでも貴様の肌に触れていたいだけだ、 っ、♡ 」
S 「 それを甘えるっつーの。 そんな龍水も俺は好きだけどね。 」
こうやって数々の女性、ましては男性まで彼の沼に堕としてきたのか、なんて思う。
少しだけ、胸がキュッと俺を締め付ける。
これを嫉妬…なんて言うのだろうか。
初めて人をこんな風に思った気する。
彼を自分のものだけにしたい、なんて感情が溢れ出して来て、止まらない。
俺はそのまま自分から彼に口付け をして、優しく唇を舐めた。
S 「 ん、 あんたは、 そんなんじゃ足んないだろ? 」
キスを受け流した彼は、くすりと軽く笑って俺にそう聞く。
本当に…スタンリーには何を言ってもバレてしまう。
俺はそっと、口を開けてみせた。
S 「 よく分かってんじゃん 。 そのまんま、大人しくしてな。 龍水にキスの仕方、教えてやんよ。 」
そう言った彼は、見せつけるように舌を出しゆっくりと俺の舌と絡め合わせていく。
ぴちゃぴちゃと音が鳴り、興奮が高まる。
プラスして、彼は俺の歯や口壁を優しくなぞってくるので、ゾクゾクという快感が背筋を伝い、腰が浮いてしまっている。
その間にも、俺の秘部に侵入している彼の肉棒が先程よりも強度を増し、彼も興奮をしてくれているのだと気づく。
俺は足を更に広げ、キスをしながらも瞼を開け、彼と至近距離で目線を合わせる。
そうして、動いていい と視線を向ければそれを分かったかのように少しずつ彼は腰を動かし始めた。
R 「 ぁ~…”ッ、 ♡♡ はぁッ”、 んン”、 ♡ 」
全てが気持ちよくて、自分で身体をコントロールするのが難しくなってきた。
キスをしている口の間から、俺のか彼のか分からない唾液が垂れてきている。
視界がぼやけ、頭が真っ白になる。
息が吸えなくなってきて、そろそろ苦しいと感じ始めてきた時に 彼はちょうどいいタイミングで口を離した。
S「 は…っ、龍水 は、 俺のこと好き、 ? ♡ 」
急な質問に数秒頭を悩ませるが、すぅ …と空気を吸ってから、
R 「 好きだけ、じゃっ、…言い表せないくらい、な …ッ、♡ 愛してる 、 とでも言っておく …♡ 」
と、彼に伝えた。
ただ好きと言えばよかったのに。
この言葉で俺は後悔することになる。
( スタンリー side )
“ 愛してる ”
英語で言えば I love you. になる。
家族や親しい親友にも使わない 言葉だ。
彼の喘ぎ声を聞く度、肌の温かさを感じる度に余裕がなくなっていく。
直前まで理性を保っていたのに 彼から 愛してるという言葉が聞こえた瞬間 、何かがプツリと切れた気がした。
俺の頭が理性から入れ替わりで本能に変わる合図。
気がついたら俺は 彼の腰を持ち、動くスピードを速めていた。
R 「 ァ” 、 あ っ ♡♡ スタ、 ッ”、はげし … ん”っ、 ♡ 」
ベットからギシギシと音が鳴る。
彼は腕で目を隠し、片手でシーツをギュッと握り締めている。
可愛い。今はそう思うことしか出来ない。
S 「 あ~…ッ、” 可愛い、 ♡ 龍水 っ、こっち見な 、 ♡ 」
そう言って俺は片方の手を彼の腰から外し、目を隠していた腕を掴んだ。
彼の顔の全体を見れば、涙と汗でぐちゃぐちゃになり、頬を赤らめて、だらしなく口を開け、普段じゃ絶対に見れないような姿になっていた。
そんなのを見てしまったら、もう歯止めが効かなくなる。
俺は一旦ギリギリまで引き抜き、そこから奥に向かって思いっきり突いた。
したら、どチュッ!! ♡ と言う音と同時に
R 「 ッ”ッ”ッ~~ !?!? ♡♡♡♡ 」
と、彼は驚いた表情をしながら身体をを弓反りにし、痙攣を起こした。
1度動きを止め、彼の頬に手を置き、 安心させるように優しく撫でてやる。
R 「 は、ッ、 は… や… 何だ、ッ” 、痙攣止まんな、… ♡♡ 」
彼は数秒経っても足腰が痙攣しているのに多少の恐怖心を抱いているのか、表情を歪める。
絶頂したのは見てわかるが、射精をしていない。
そこで俺はこの状況を理解し、1度気持ちを落ち着かせ本能から理性へと戻す。
そのままそっと彼を持ち上げ抱きしめてやった。
そして耳元で優しく語り掛ける。
S 「 怖かったか、 ん、一旦落ちつきな。大丈夫だからさ、 」
そう言って彼の背中をさする。
痙攣も落ち着き、彼も元に戻ったようだ。
R 「 スタンリー …っ、 さっきのは…何だ、 普通の絶頂とはまた違う… 、 奥が熱くなるような…精液もでなかったぞ、 」
S 「 あー…ドライオーガズム…ってやつ。 前立腺とか、 中での刺激でイクと、 射精しないで女のように絶頂できるって わけ。 」
詳しくは知らなかったが、ひとまず知っている範囲で教えた。
すると彼は先程までの恐怖心はどこに行ったのか、ニヤリと笑い俺に抱きついてきた。
R 「…はっ、 なら俺は晴れて貴様の雌になってしまったわけだな? 」
…こういうところだ。
俺を舐めているのにも程がある。
わざと煽っているのか、無意識なのかは知らないが、 好きな人にそんなことを言われてムカつかない奴なんて居ないだろう。
生憎、まだ彼の秘部に俺のモノが刺さったまま。
そう思った俺は、
S 「 へぇ、 なら… この状態で動いてやんよ。 俺のこと舐めんのもいい加減にしな 、♡ 」
と、できるだけ低音で囁いた後、彼の腰を持ち上げ、グッと下に降ろした。
R 「 ッ” ぐ、 ぁ、!? ♡♡ 」
彼の中がうねってこちらまで絶頂しかける。
正直に言って、想像していた何倍も気持ちがいい。
多少経験はあるものの、そこには愛なんてなく、むしろ行為中に煙草を吸っていたくらいだ。
なのに、彼は違う。
煙草を吸うくらいならキスをしたいと思うし、もっと愛情を注いでやりたいとも思う。
彼の顔を見てそう考えながら、彼の腰を下げ、パチュ…パチュっ と音を立てて彼の奥まで自分のモノを突いていく。
R 「 ん”、ッ は、 … ぁ、”! あ、 ♡♡ 」
彼は気持ちよさそうに、顔を蕩けさせ俺の動きに合わせて腰を揺らしている。
胸辺りにあるピンク色の突起物を舐めてやれば、腰をビクッと跳ねさせた。
R 「 ぁっ、 “… ♡ …スタンリーっ、…”、 ♡ 」
俺の顔を見て、少し慌てた表情をしている。
彼が何を考えているのか 何となく察した俺は、 彼にちょっとした命令をする。
S 「 龍水 、 イキそうになったら、ちゃんと言いな。 俺の言うこと、あんたならちゃんとやれんだろ? 」
R 「 あ”、 ッ…♡ わ、…分かったっ … “ 」
言質を取った俺は自分がイけそうなくらいのスピードで動かし始めた。
R 「 ぉ” 、 あ 、ひっ”♡♡ 、ッ” ~♡ 」
遂に喋る余裕もなくなったのか、息を荒くし身を委ねている。
肌と肌がぶつかり合う音が響き、隣の部屋に人がいたら性行為をしているのがバレてしまうくらいだろう。
でも今は俺も彼も、目の前の相手のことで頭がいっぱいになり、そんなこと気にしている余裕なんてなかった。
R 「 す、タっ、イク ッ” 、~…♡♡ 」
彼はそのまま射精せず、1人でドライオーガズム(別名メスイキ) をし、体を痙攣させている。
…しかし俺が達せていないので、彼には少々頑張ってもらうことにした。
S 「 ッ… は、 Goodboy ♡ でもまぁ…俺がイクまで ちょっと無理してもらうからな ? ♡ 」
彼の身体を負担がないように優しく持ち上げた後、うつ伏せになるようにベットへ寝かし、その上へ被さるように体制を変えた。
( こんな感じ ⇩ )
そのまま彼がまだ痙攣しているのにも関わらず、再び どちゅっっ!♡ という音を立てて彼の奥へと俺のモノを突く。
R 「 お “ ッ !? ♡ や、っイッてる…ッから、止 …めろ、 ッ”♡♡ 」
突然のことに驚いたのか、下品な喘ぎ声を出す彼に余計興奮する。
そんなことを言われて止めるわけが無い。
彼自身、嫌そうでは無いのが見て分かる。
S 「…ッ…” いい声 出すじゃんね… ♡ く…、ほら、俺もイクから、さ、あんたもイキな、 ♡」
そう耳元で囁いた後、強く、そして激しく、彼の中をぐちゃぐちゃにするように動かした。
耳の中を舐めて、時々吐息混じりに
” Come me (イケ) “ と囁く。
その度に彼は腰を浮かしているので、加虐心が高まる。
R 「 っ”、 ~また、来るっ、から …”♡♡ スタ…ンも、 だ、… 中に… 貴様のをくれ ッ”、♡ 」
彼の中が俺のモノを締め付けてきて離さない。
俺は自分に軽く舌打ちをしてから、彼の腰を掴んで奥に精液を吐き出した。
彼も同時に身体を跳ねさせ、達したようだ。
グリグリと彼に子を孕ませるかのように自分のモノを押し付ける。
龍水の腹は俺の精液でぽっこりとして、まるで本当の妊婦のようになっていた。
俺は息を整えもしないで、彼を仰向けにベットに寝かし、息を整えているであろう彼の口の中に無理矢理舌を入れた。
後頭部を抑え付け、俺の好きなようにキスをする。
R 「 は…ぁ…っ、?♡♡ んむ、…っぁ”、♡ 」
彼は困惑しながらも嬉しそうにキスを受けている。
満足した俺は口をそっと離し、ようやく息を整え始めた。
S 「…はっ、ぁ … ん、抜くからな、 。 」
まだ中に入っていた自分のモノを彼の秘部から ゆっくり出してやる。
すると、コポっという音と共に、自分の白濁が穴から垂れてくる景色が目に入った。
エロい。そう思ったが、ひとまず彼の心配をしようと龍水に目線をやる。
R 「…ぁ、 …ずっと入ってたせいか、少し中が寂しく感じるな…でも温かい 。 」
彼は名残惜しそうに自分の秘部辺りを見つめ、腹を手でさすっていた。
そんな余裕に更にムラっとする。
そんな言葉どこから教わったのか真面目に気になる程だ。
しかし、彼の声が少し掠れているのに気がついた。
流石にやりすぎたか…と反省しながら彼に向かって話始める。
S 「 身体痛くねぇ? とりあえず声枯れてっから、 水持ってくんね。 」
彼をさりげなく寝かし、シーツをかける。
俺はベットから立ち上がり 、水を取りに行こうとした…
が、彼に腕を掴まれた。
S 「 今はここに、いろ。 先程散々やってくれた からな。 命令だ。 」
可愛い命令だ。
俺は薄く笑いかけてから彼の横へ寝っ転がった。
R 「別にいいけど 。 元はと言えばあんたが煽ったんじゃん。 忘れてないからね俺。 」
S 「 ? 煽ったつもりは…なかったんだが、 」
は?
と思わず声を漏らしてしまった。
彼が無意識であの言葉を嘴んでいた事に心底驚く。
俺は凄く興奮したし、それはそれで良かったのだが他の奴にも言いそうで怖い。
S 「 はぁぁ…なら悪かったね、 俺が先走った。けど…絶対にそんなこと他の奴に言うなよ。 」
彼はふっと笑い 「勿論だ 」と言って俺に抱きついてきた。
そのまま優しく抱きしめて頭を撫でてやったよ。
※
その後 、丁度午後6時辺りの時間だったので、後処理と龍水のケアをしてからフランソワに電話をかけ、車を出してもらい、 そのまま近くの高級レストランで彼にご馳走してもらった。
申し訳ないと思いながらも、
R 「付き合った記念日ということでな、 俺に奢らせてくれ。 」
と言われてしまったので奢っていただいた。
高級レストランでは珍しい喫煙可のテラス席を取っていてくれたらしく、マジで気が使えんな…と感心したくらいだ。
腹を満たした後は、再び部屋に戻りフランソワ特性の酒を飲みながら、昔のことや最近のことなどを思う存分話した。
酔いもいい感じに回ってきたところで、今日は疲れたと彼も言っていたので、何回かキスをしたところで抱きしめあって眠りについた。
2日目は最近アメリカで作っている龍水財閥の最新型の船の様子を見に行ったり、俺の飛行機の操縦で高度3000mにも及ぶところから夕日を眺めてきた。
その夜は彼が自分からやりたいと言ってきたので何もせず彼の好きにさせてあげた。
(まぁその後俺のタガが外れたのだが。)
3日目の朝 、朝8時くらいから2人で起きて朝御飯を食べ、いざホテルの外を出ようと思ったら入口付近に記者が集まっていて驚いた。
何処からか情報を聞き付けたのかは知らないが、色々と聞かれたので、俺は彼の腰に手を回し 、
S 「 俺の嫁なんでね、 今後こいつに触る輩が居たら全員脳天ぶち抜くからな。 」
と言って脅しを入れといた。
まぁ何はともあれ これで最高の2日間が幕を閉じた。
ここから先はまた別のお話………。
※
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おかえりなさい!!
いかがだったでしょうかスタ龍!!
最後強引に終わらせてしまいましたが…
今回は中々のR18、そして甘々のハッピーエンドが好きな人には良かったのではないでしょうか!!
またリクエストも何でもお待ちしておりますのでこれからもami-boをよろしくお願いします!
以上 主からでした!!
また次回お会いしましょう!!
コメント
12件
ぎゃーー!!最高すぎます!!!😭😭😭 リクエストで、ゲン千お願いしてもよろしいでしょうか……!!地雷でしたら大丈夫です!🙇♂️
あっ、もぅ、はい、僕の言いたいことは分かるますよね? 最高です大好きです愛してますギャァァァァァアアーー!!!♥️👍👍👍
新たな扉が開いた笑 この作品作るのに どんぐらい時間かかったんですか?