この作品はいかがでしたか?
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うわぁかみです!
こんにちは~!途由です!
今回もご本人様関係無の二次創作となっております。
いむしょー(💎×💜)、そして”微BL”です。
⚠地雷有の方は閲覧を控えていただくことをお勧めします。⚠
それでは、黒い”世界”が渦巻く
――どうぞっ˖°✧*✧˖°
💎「あっ、初兎ちゃん!これ可愛いよっ!!ニコッ」
💜「っ…もう何や…」
朝っぱらから買い物で初兎ちゃんを振り回して午後、僕が初兎ちゃんと買い物に行ける興奮はまだ有り余るほどに残っていた。
💎「ほらっ…これっ!!」
そう言って僕が指したのは金平糖型の水色と紫の耳飾りだった。
💎「次のライブにこれ着けてったら可愛いんじゃない?」
💜「…そうやな…ジッ」
ピアスに視点を釘付けにされながらも軽く返事を返す初兎ちゃん。
💎「これさ、自分の色買って夏ツの時着けてこうよ!」
💜「…まあ、それほど高くもなさそうだしええよ?」
…何その渋々感漂う返事。
💎「―――何その渋々感漂う返事。」
💜「…心の声…w」
💎「嘘っ…今の声に出てた!?」
💎「ってか地味に笑わないでっ!!」
💜「ww…」
そんなくだらない話をして会計へ…。
💎「…」
よくそのピアスを見てみると、ほっそい金色の金属で吊り下げられている綺麗な金平糖だった。
💎「…これって水晶なんだ…。」
決して水晶だからお高いって訳じゃなくて、そこそこの水晶で一般人受けするピアスみたい。
言い方悪いけど…。
店員「お次でお待ちのお客様~!」
💎「……―!」
その言葉でピアスを何も考えず購入した。
💎「今日はいっぱい買い物したね♪」
💜「…そうやな。」
ねぇ、ちょっと待って。
いつにも増して初兎ちゃん元気ないんだけど!
💎「んぅっ…何でそんなに不機嫌なの!!」
💜「お前が相方を振り回すからやろ…」
…正論だ。心残りしかない。
💎「ちょっと!もっと元気出してっ!!」
💜「…w」
💎「あっ、笑った~っ!!」
…こんなことではしゃぐなんて小学生かよ…。
脳内の思考で自分の行動に自分でツッコみながら、駅で初兎ちゃんと別れた。
💎「またね、初兎ちゃん!!」
💜「おう、またな!!」
――今日も1日楽しかったな…!
💜「うぅっ…」
…ガチャッ
💜「…ただいま。」
何か自分でも今日元気なかったな…。
…別に普段と変わらん気はしたけど…。
そんな事を思いながら早速と今までのピアスを外して今日買った新しいピアスを耳に着けてみる。
💜「おっ…意外とかわええやん…♪」
その綺麗さについ言葉が跳ねてしまう。
💜「…痛っ…」
…不運に合金が体に合わなかったのか、
すぐに弱い電流のような痛みが走る。
💜「ちょっ…今は外しとこ…」
どうしよ…ライブで着けていけるかな…。
そう思いながら鏡の前でピアスを外した時、ピアスが光った気がした。
部屋も柔らかな明かりしか灯してないせいで光ったという事実は尚更に強まった。
💜「…ということは…」
そこまで言葉を発したとき、そのピアスからとてつもない量の光が目を眩ませた。
しかもそのピアスをまじまじと見つめていたせいで目にダメージが入る。
――ピカーーーッ
💜「…!?」
💜「……んぅ…ッ…ムクッ」
無理やりに身体を起こす。
そこは見慣れた所では無かった。
黒い背景に赤紫の座布団、
その上に、
目の前には大きな星型の宝石が輝いていた。
その座布団の上に乗っている。
ゆうに自分の両手を広げたほどの大きさはあった。
💜「なんや…これ…?」
警戒しながら近づき、そっと中を見てみる。
💜「…いむくんのピアス?…いや…違うか…。」
その中に、とても小さな今日買ったピアスが…
それもいむくん、水色の水晶のピアスが2つ、綺麗に並べてあった。
💜「…え?」
瞬間、その宝石に大きく映像が映し出された。
💜「!?」
発する言葉も見つからず、急いで遠ざかって
その映像を見る。
💎「……」
その映像にはいむくんが交差点で待っている映像だった。
恐らく今日の事だろう。
街が暗く、人工の光が辺りを十分すぎるほどに照らしていた。
信号が青に変わった瞬間にいむくんが歩き出す。
その、そのほんの一瞬だった。
ガードレールに向かって少し大きな乗用車が突っ込んでいく。
💜「…え”…っ……」
それが交差点になだれ込む人々の方だった。
しかも、いむくんへ方位が向かっている。
だが、そのまま速度を落とさずにいむくんの方へ乗用車は進んだ。
鈍い音と共にガードレールにぶつかった乗用車はやがて止まった。
ガードレールが大きくへこんでいる。
だが、それよりもいむくんの姿が見えなかった。
今の流れから乗用車の下敷きにされているようにこの目では見えた。
💜「…っ”……」
「あ」の音も出ない。
これは誰かが仕込んだ悪戯の動画かもしれない…のに…、
それよりも現実ではありえないこの空間に突然飛ばされ、
今日のような現実感で映像を撮っている方が信用できた。
💜「――う…そ…?」
頭が真っ白になる。
💜「ぇ”っ……ズズッ」
後ろに身を引く。
何も考えられずにその場に崩れ落ちる瞬間、
現実感漂う風が髪を揺らした。
辺りは映像と全く同じの場所、明るさ、立ち位置で、
💜「…っ?」
💎「――」
そう、
💜「……」
💎「あれっ!?…何でここに初兎ちゃんが…?」
💜「っ!??」
あの映像が見えたのは夜中なのにいつの間にか
時系列が巻き戻されていたんだ。
💜「あ…え…」
💜「…?」
💎「えぇ?…初兎ちゃんどうしたの?」
不意にいむくんから心配され、咄嗟に返事が出ていた。
💜「いや、…なんでも…。」
💜「それより、いむくん、」
「こっち行っていい?」
💎「え、…良いけど…」
少し戸惑ったような怪訝そうな反応で
この狭い空間の2人の場所を交換する。
こちら側に行けばいむくんが守れるかもしれない、その気持ちで
場所を交換した。
ここで死ぬんだ。
その実感が未だに湧かない。
実際はもっと早歩きで行けばあんな事態は防げるのに…
そんな事を考えられるのに早く歩こうとはしなかった。
💜「ありがと!」
妙に言葉が跳ねていた。
いむくんが守れるなら、その心が出てしまったのだ。
信号が青になる瞬間、遠くから近づいてくるエンジンの音がした。
もうすぐなんだ、そう、
自分が死ぬのは――。
早くに覚悟を決めていたはずなのに、
何時しか自分の腕はいむくんの事を抱きしめていた。
💎「え?…ちょっ…前…」
💜「ぁ……なん……で……」
そのまま乗用車が横目に見えた。
頭が真っ白になって何も考えられなくなる。
なんで、いむくんを助けて、
――その代わりに自分が死ぬんじゃ…、
だけど腕はいむくんの事を離さない。
気が付けば、2人は血まみれだった――。
両手を見つめる。
血まみれのまま、花畑に居る自分に驚いた。
💎「あれ…痛く…ない……。」
遠くの方に初兎ちゃんが見えた。
初兎ちゃんも赤いな…。
💜「………――――」
ずっと倒れてる。
そっと近づいた。
その耳には綺麗な水晶のピアスと……、
「ごめんなさい」
空耳か、ずっと初兎ちゃんがどっからか言っている
声が聞こえた。
水晶
=水×白
〈私の脳内〉
ネタメモ:”心中”
(なんかごめんなさい…)
(何これ…)