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1 - 少女の寿命あと30日

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2023年11月23日

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「すみません」



「すみませ〜ん」


「おーい」






「聞こえてんのかオラ!!」




「ッ…!!」

耳元で叫び声が聞こえた。




吃驚した。上を見上げると大女が…あ、ぇ…小さい…



見上げた先にいたのは小学生くらいの女の子だ。





「は……い…?」


「さっきからアタシが話しかけてあげてんのになんで無視すんのよ!!」



「え?あ、…ごめん!!てっきり君が違う人に声掛けてるのかな〜って思ってさ」



「ふーん。」

「ごめんね?」



「あんた何歳」

「14だけど…」



「なんだ。1個上か」






「え?」


やばい小学生だと思ってた。良かった〜…口に出さなくて…





「何」

「ごめんごめん何でもないよ。よろしく」





「あんたなんか暗いね」

「そうかな?!笑笑」

「なんかあったんでしょ」



「何も…ないよ」




「あっ…わかった!余命が近いとか?爆笑」

「そうだけど…なんで分かった?」


「余命、あとどれくらい残ってんの」



「1年だよ」


「ふーんいいじゃん」

「何が笑笑」

「1年もあって!!羨ましい…私、」




「あと30日しか余命ないんだから」

「え」



「だから…365日も余命があるあんたが羨ましい!」



「あ、因みにですが正式にはあと余命361日です」


「あんた名前は」

「雨嶺だよ」




「女臭い名前ね。まぁよろしく」

「そこまで言わなくても…」






こうして







… 名ずけて余命仲間 との生活が始まった!!







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