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主人公「おっちゃんこの機械どれくらいで買い取ってくれる?」
万事屋のおっちゃん「これ壊れるな…壊れてるんなら50ポルカだな」
主人公「50ポルカ!?安すぎるだろ!北側のほうの機械なのに?」
万事屋のおっちゃん「確かに、北側の機械なのは間違いない。けど修理することが出来ないんじゃただの鉄クズにすぎないだろ?買い取ってやってるだけありがたいと思え。」
主人公「けどこれじゃあ今日のメシさえ買えないんだ!何か仕事は無いのか?あればなんでもやるから!」
万事屋のおっちゃん「悪いがお前みたいなガキにやるような仕事は無いな。食べる物に困ってるならそこら辺を走り回ってるゴギョルドでも食っとけ。まぁ捕まえることすら出来ないだろうがなwほら帰った帰った!」
主人公「ケッ…」
俺はラザー。とても運が悪い男だ。俺の今いるこの星、リミワール星は周りの星に比べてとても発展している星だ。新鮮な食べ物、とても進んでいる科学力、貴重な資源があるなど、とても良い環境だ。しかしそれは北側だけの話。俺の今いる南側でできた植物や、見つかった資源などは全て北側に持ってかれる。南側だというだけで差別されるなんかザラにあった。俺の産みの親も俺が物心つく前に北側の連中に殺されたらしい。
なぜこんな事になっているのかと言うと。理由は単純、戦争で負けたからだ。戦争が終わってもう67年なのにもかかわらずまだ差別が続いている。俺はよくこんなことを思っていた。
ラザー「こんな星に産まれてきたくなかった」
生きていても楽しい事なんて1つもなかったから。けど不思議だよな、生きていても何も楽しくないのに…幸せとか感じた事ないのに……”死にたくない”っと思ってしまう。自分の気持ちが不思議で仕方ない。
そんなある日、俺はとあるものを見つけた。緑色に輝く宝石。いかにも高そうというのが目に見えてわかった。これが北側のヤツに見つかる前に万事屋に行って売れば1ヶ月分くらいの食料は手に入るだろう。
と思い万事屋に行こうとしたその時、目の前に見た事のない生物が現れ喋りかけてきた。
???「おいそこのクソガキその持ってるもんどこに持ってくつもりだぁ?それは俺様の持ってたもんだ返せ!」
ラザー「なんだお前!?北の奴か?それとも他の星のヤツか!どっちか知らねえけど、これは絶対渡せねぇぞ!俺の命がかかってんだ!」
???「こっちも命懸けで手に入れたんだ!返さなきゃどうなるか…分かるよなぁ?」
ラザー「うるせぇ!奪い返せるもんならやってみろ!」
???「ナメらめられたもんだなぁ、お前なんかなぁ俺様の速さについて来れず、一撃ですぐ殺られるだけなんだよ!」
と言いそいつは猛スピードで殴りかかってきた。しかし思ったほど速くなく、難なく避けれた。
???「ウ…ウソだろ!俺の攻撃が当たらなかっただと!」
ラザー「これが本気のスピードか?こんな速さならそこら辺走ってるゴギョルドの方が速いぞ。」
???「言わせておけば!死ねぇクソガキィ!!」
結局ソイツは何度も何度も殴りかかって来たが、1発も俺に当てることが出来なかった。
ラザー「お前大した事ないな、そんなのでよく«お前は一撃ですぐ殺られるだけなんだよ!»とか言えたな。」
???「クソガキ…俺様を本気で怒らせたなぁ?いいだろうお前に俺様のとっておきを使ってやるよ。」
次の瞬間俺は急に呼吸が出来なくなった。何だ!何が起こったんだ!首を絞められているわけでもないのに…
???「最初っから渡しててくれりゃあ俺様もこんな残酷な事はしなかったんだがなぁ、お前が悪いんだよなぁ、クソガキ!!」
ラザー「シ…ぬ……い、ギが……あ゛…」
???「死ねぇえええ!!!!」
息が出来ない!苦しい!助げて!!誰でもいいがら、はやぐ!だれか!だれがあぁぁ!!!ま…だじにだぐな……
俺は朦朧として倒れ込んでしまった。しかしその時!
シュン、ドッ!ジャギン!!!
???「ぐあああああああああぁぁぁぁぁ!だ、誰だ!?」
ラザー「!?」
ギャリン!バヂ…シャキン!シュバ!
???、「グア゛!!血が血が止まらん!イダイ!イダイ!やめろ死にたくない!」
ラザー「な、何が起こってんだ?」
???2「ブロッサム2軍ボスのブレストップ今お前をここで殺す。」
ブレストップ「俺様をコロずなあ゛ぁぁぁぁぁ!!!…とでも言うと思ったかぁ?」
パチンッ!
ブレストップ「ワープゾーン出現!緊急避難だぜぇ!さらばだフラワー3軍トップのソウルさんよぉ!」
???2「…逃げたな。」
な、何が起こって……
俺はそこで気を失った。
ん…ここは、どこだ。俺はさっきまで何を。体がだるくて頭も痛い。俺は体を起こして目を開いたその瞬間衝撃が走った!窓から見えた光景は無限に広がる黒い空間、たまに見える星はいつもより大きかった。
ラザー「え…おい!マジでホントにここどこだよ!?宇宙、なのか?」
???2「起きたか?ごめんね君が気絶している間に僕の宇宙船に乗せちゃって、あと君2日間も寝込んだままだったよ。」
宇宙船!?2日間も寝込んだまま!?どんだけ寝てたんだよ俺…じゃなくて!そんな事より宝石だ!
ラザー「あの!そんな事より俺が持ってた宝石は…」
???2「そうだ!クリスタルの件は本当にありがとう!君がブレストップから奪い返してくれたおかげで、多くの人達の命が救われたよ!」
ラザー「そんな事どうでもいいんでそのクリスタルってヤツ返してくれます?アレないと俺も死ぬんですよ。」
???2「ん?君クリスタルが何か知ってる?」
ラザー「知らねえよ?あんな宝石見た事ねぇもん。ただソレを売って食べ物欲しかっただけだ。」
???2「悪いんだけど、フラワー団員以外にクリスタルは渡せないんだ。」
ラザー「けど拾ったのは俺だ。それともなんだ、俺に餓死でもしろってのかよ!」
???2「そういう事じゃないけど…このクリスタルはね、とても特別な宝石なんだ。普通の宝石とは違う、何が特別なのかと言うと、ズバリ!使用者の種族が持っていない特殊な能力を解放させることが出来る宝石なんだ。
あと食べ物に困ってるならクリスタル取り返してくれたお礼に今宇宙船にある食料なら上げれるけど?」
食べ物を貰える!ならまぁほうはいいかな…いやちょっと待てよ、宇宙船内の食料しか貰えないんならすぐ無くなるな。どうせならずっと食べ物に困らない用になりたい…あ!
ラザー「なぁ、さっきアンタが言ってたフラワー団員ってヤツに俺がなれば食べ物食べ放題になったりしないか?」
???2「え?どういうこと?」
ラザー「クリスタルを取り返したお礼として一生分の食費を全額免除とかってどうできるか??今貰ったってすぐに尽きるから。」
???2「いや、まぁ多分大丈夫だろうけど…君フラワーがどんな組織か知らないだろ?フラワーは戦争をする宇宙組織だ。死ぬかもしれないし、この星にもう戻って来れないかもしれない!」
ラザー「餓死しないなら戦争でもなんでもやってやる。こないだ殺されそうになったけど、それは強くなればいいだけの話。俺はまだ死にたくない。」
生きていても楽しい事も、嬉しい事も何一つ無い。なのに何故か死にたくは無い。死ぬのが怖いとかそんなんじゃない。ただ何かを期待しているのかもしれない。たとえば自分が幸せになれる時を。
???2「…もう一度言うよ、フラワー団員になれば死ぬ可能性が高くなる。餓死はしないだろうけど、戦死したりはするかもなんだよ?」
俺は思いっきり首を縦に降った。
ソウル「分かった。あ、自己紹介が遅れてたね!僕はフラワー三軍トップのソウルだ。」
ラザー「俺はラザーだ。」
こうして俺の”生きるため”の冒険の1ページが始まった。
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おまけ【 キャラ説明 】
名前 «ラザー»
年齢 «16»
出身 «リミワール星〈南側〉»
組織 «フラワー»
クリスタル «不明»
武器 «不明»
好きな事 «食べること»
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名前 «ソウル»
年齢 «26»
出身 «ナウロウ星»
組織 «フラワー»
クリスタル «???»
武器 «大鎌»
好きな事 «音楽を聴くこと»
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名前 «ブレストップ»
年齢 «39»
出身 «アニマ星»
組織 «ブロッサム»
クリスタル «見た相手一人の呼吸を止める»
武器 «合金グローブ»
好きな事 «部下を殴る事»