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瀬名が理人の口の中に、二つ目のチョコを滑り込ませる。
口内に広がったのは、とろけるような甘美な味わいだった。思っていたよりもずっと甘く、そして優しい口溶けに驚く。媚薬入りだと言われていなければ、二個、三個とうっかり放り込んでしまっていたかもしれない。
(……というより、実は媚薬なんて嘘で、ただの高級チョコだったんじゃないか?)
きっとそうだ、そうに違いない。散々期待させておいて、瀬名も人が悪い。理人は少し拍子抜けしたような、それでいてどこか安心したような心持ちで、溶けていく甘みを堪能した。
「美味いな……もう一個食ってもいいか?」
「えっ、二個も食べちゃうんですか? まぁ、僕は構いませんけど……」
「媚薬だなんだって期待させやがって……全然普通のチョコレートじゃねぇか!」
「おかしいな、そんなはずないんだけど……。っていうか理人さん、なんだかんだ言いながら期待してたんですね」
しまった、と思った時にはもう遅い。瀬名はニヤニヤと楽しげに笑いながら、もう一つの封を切り、三つ目のチョコを差し出してきた。
「理人さん、本当はお仕置きされるの、好きだもんねぇ?」
瀬名の意地の悪い指摘に、カァッと顔に羞恥がこみ上げてくる。居たたまれなくなった理人は、差し出されたチョコをひったくるように奪うと、強引に口の中へ放り込んでそっぽを向いた。
「べ、別に好きじゃねぇし。変なこと言うな馬鹿ッ」
「あはは、そうなんですか? でも、こうやって乳首を摘まむと……」
言いながら、脇の下から伸びてきた長い指が、胸の飾りをきゅっと強く摘まみ上げた。そのまま円を描くように指の腹で撫で回され、ぐりぐりと押し潰される。その容赦ない刺激に、理人は抗う間もなく細い息を漏らした。
「んんっ……あっ……馬鹿、触んな……っ」
「ほら、すぐに固くなってきた。理人さんは本当に感じやすいですよね」
「っ、うるさ……っ」
瀬名は楽しそうに指先で突起を弾くと、摘まんだままクリクリと執拗に捏ね始めた。先程まで散々弄られていたせいだろうか、いつも以上に過敏に快感を拾ってしまう。無意識のうちに、理人は瀬名の手に胸を押し付けるようにして背を反らせていた。
「んっ、ん……ぁ……っ」
「理人さん、おっぱい弄られて気持ちいいの? 腰がいやらしく動いてますよ」
「っ、うるせ……ッ、言うな馬鹿っ」
「ふふ、可愛い」
瀬名は理人の身体を後ろから包み込むようにして覆い被さると、両手を伸ばして左右の突起を同時に弄び始めた。逃げ場のない二重の刺激に、理人の思考が白く霞み始める。
「んぁっ……やめ、両方……弄るな、ぁっ」
「どうして? 本当は、こうされるの大好きなクセに」
「――っ」
瀬名の言葉に反論しようと、喘ぎの隙間から言葉を絞り出そうとした、その時――。
不意に胸の突起を鋭い爪でピリッと引っ掻かれ、理人の身体に電流のような衝撃が駆け抜けた。つま先まで痺れるような感覚に、理人は言葉を失って大きくのけ反った。