この作品はいかがでしたか?
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hbt×inm
伊波→失声症になる
共依存?
りすか表現あり
「」伊波
『』緋八
伊波
「、、違うっ、」
俺が求めてる歌声じゃない
もっと綺麗で、力強く、、
「〜〜〜♪」
「っ、、やっぱ違う、、」
いい歌を作らないと、、
「今日はだめだ、、寝よ、、」
(俺の声なんて無くなればいいのに、)
そう思って俺は眠りについた
次の日普通に起きて、普通に朝食をとった
(歌、撮らないと、)
そう思ってマイクに向かって声を発した
発したはずだった
「、?」
マイクが俺の声を拾わない
(部屋に俺の声が響かない、)
否、俺から発せられた言葉などなかった
状況が理解できなかった
確かに俺は声を出そうとした
確かに「あーー」ってマイクのテストをしたはずだった
なのに母音のaが出なくて
部屋が静かのままで
なんで、、?
でも俺の望んだことだ
俺の声なんて無くなればいいのに、
そう俺の望んだこと
だから苦しくない
あ、でもコミュニケーションとれないのか
(まぁ、いっか)
スマホが震えた
送り主はマナ
『今からライの家行ってい〜?』
マナ家来るのか
ならついでにこのこと言っておくか
「いーよー!!おれも話したいことあるし!!」
ぴんぽーんとインターホンが鳴って外を見るとマナがいた
(来るの早いな)
なんて思いつつ
扉を開けた
『おじゃましまーーす』
(元気だなー)
俺はマナを家にあげ飲み物を用意してあげた
『ありがと!!んで、話ってなんや?』
そう言って目線を俺に向ける
(伝える手段、、スマホか)
そう思ってスマホを立ち上げメモにこう書いてマナに見せた
「声、出なくなっちゃったw」
笑い事じゃないかもしれないけどにぱっとマナに向かって笑った
『んぇ、、、』
マナは目を丸くした
(そんな驚くことかな、、)
驚くマナを見つめる俺
『それ、何時からなん、?』
タプタプと文字を打って見せる
「今日の朝には出なかったー」
『んん、、そうか、、原因とか分かるか?』
「わかんなーい、心当たりないし」
『んー、、病院いった方がええんやない? 』
「明日には治ってるでしょーー」
『んや、、だめや、行くで』
「え、、今から!?」
『当たり前やろがい!!』
そう言って『何科がええんかな、、』なんてスマホを弄りながら調べていた
『まず耳鼻咽喉科か』
そう言って近隣の耳鼻咽喉科を調べて一緒に行った
しかし声を出す器官に異常はなかった
『そしたら、、、ここか、ライ行こか』
着いたとこは精神科
正直俺でも驚いた
「俺別に精神面大丈夫だよ!?!?」
と急いでスマホに打ち込んで見せたが
『だめ、気づいてへんだけかもやから』
と言われそのまま連れてかれた
着いて先生に色々聞かれ答えたりした
先生からでた言葉は「失声症」
初めて聞いた言葉
マナも初めて聞いたようで頭の上に?が浮かんでるのが見えた
先生の説明を聞いていると
これはストレスによってなるものらしい
一旦様子見だって
家に着いてマナと少しだけ気まずくなっている
「マナ、帰っていいよ?」
そう文字を打ってマナに見せた
『、、でも、』
と少し何か言いたげだったがしばらくすると『わかった、、無理はせんで、』と言って家を出ていった
(迷惑だったろうな、、、)
そう思うと迷惑しかかけれない自分が嫌になってきた
普段から迷惑をかけているのにもっとかけてしまっていいのだろうか
(みんな俺のコミュニケーションとるの嫌になるかな、)
なんて思考がぐるぐると回る
だからといって直ぐに声が出る訳でもない
(俺は迷惑かけてばっかだ、)
なんか自分にムカついて、自分が嫌になって棚の奥底に眠らせていたカッターを取り出した
ちょっと前にリスカがバレて辞めるために奥底にしまったんだっけ
内心少し笑えた
勢いよく腕に刃を滑らすとじわじわと血が出てきた
それを見て止まらなくなったのか気がついた時には両腕はぼろぼろ
腕だけでなく足にも跡があって前回よりも悪化していることに気がついた
(前回は片腕だけだったのにな、笑)
俺は貧血になりふらふらしながらも救急箱を手に取り包帯諸々を取り出し手当を始めた
正直やらなくてもいいのだが同期にバレると面倒くさくなるので大人しくやっておく
(はぁ、、何も面白くないや、 大人しく寝よう)
それから俺は5時間は寝ていた
気がつくと空は黒に染っていて今日は空の1部分の明るい色が見えなかった
俺の心の中を表現しているみたい
寝たとはいえ病状が回復する兆しは見えない
(困ったなぁ)
なんて呑気に考えているとスマホが2回震えた
マナからだ
『らいーあれから大丈夫か?』
と数時間前に送られており
『俺心配してんねん、、』
『なんかあったらすぐ連絡寄越し』
と今送られた文 計3つメッセージが届いていた
(マナは心配性だな)
「大丈夫だよー!!!心配ありがと!」
『なんでも頼りーや』
「ありがと!!」
(なんでも頼れ、、か、)
頼れたものではない
自分でどうにかしなければ
自分がシッカリしなければ
メイワクをかけないようにしなければ
(キラワレちゃう、、っ、、)
きらわれないように
次の日から家に引きこもるようになった
マナから話をきいた ロウが
ライー?
と呼んだが返事をする気にはなれなかった
(どうせめんどくさとか思ってるのかな、)
次の日は星導がきた
ライ、トマト持ってきたので置いておきますね
なんて言って帰ってった
(否、トマト嫌いなんだけど、)
なんて心の中でツッコミながら一応貰っておいた
次の日はカゲツがきた
伊波大丈夫かー?
とだけ言って帰ってった
次の日
俺は最悪な夢を見た
カゲツにも、ロウにも、るべにも、ウェンにも、リトにも、イッテツにも嫌われる夢を見た
お前なんか居なくていいって
でもマナだけは違った
6人から嫌われたこと、居なくていいと言われたこと全て話した
そしたら
『そうか、、辛かったんな? あいつらなんかおらんでも俺がおるからな?』
と言ってくれた
マナだけが唯一の味方
そうして俺は目を覚ました
正直起きた後の感覚は最悪だった
起きた途端家のインターホンが鳴った
びくっとしつつ耳を傾けると
ライ君、ライ
と声がした
声主はオリエンスのマナ以外の3人
それを理解した俺はパニックに陥った
(来ないでっ!!!!!)
その思いを近くにあったクッションにこめ思いっきり玄関扉に投げた
力が強かったのかどんっと少し音がした
俺はどうしたらいいか分からずマナにメッセージを送った
「まなっ、、たすけてっ」
「いますぐ、きて、っ」
と
直ぐに既読がつき
『今家の前おんで?他の奴らと一緒に』
まなもいるんだっ、、、
「まなだけ、、きて、、」
『ん、わかった、、』
玄関の鍵を開けマナだけを家にあげた
『どしたん、?』
と頭を撫でながら聞いてきた
「まないがいのみんなにきらわれるゆめみちゃって、こわかった」
と打ってマナに見せた
『そ、、っか、、、みんなそんなやつやないって思っても無理か?』
「むり、、まないがい、やだ、」
「まな、、すきだよ、」
そう打ってまなに見せると目を丸くして答えた
『俺なんかでええの?』
「まなじゃなきゃ嫌だもん、」
『、、んふ、嬉しいわ、、ライのためなら喜んで隣なったるよ』
俺は嬉しくなってマナに抱きついた
そして俺の口から
「だい、、すき、、」
と言葉が出た
『んふ、、俺も大好き』
彼は目を丸くしながら穏やかな表情で答えた
リクエスト是非!!!!
コメント
1件
こういうの大好きでめちゃ良かったです!良ければ🐙🌟の奇病で心がぎゅっと苦しくなるようなものをお願いしたいです🙇♀️