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兄と弟の物語
《兄のプロフィール》
名前: 無
年齢: 21
身長: 185
兄 攻め
嫌いな物: 人間(弟以外)
趣味: ゆらを見ること
呼び方: 一人称: 俺 二人称: 弟ちゃん
兄はは弟ちゃんのことを弱愛している。
《弟のプロフィール》
名前: 無
年齢:6
身長: 168
弟 受け
嫌いなもの:特になし
趣味: お出かけすること、 兄と過ごしている時間が一番落ち着く。
2人は血の繋がりのない兄弟です。
「 弟が怪我をして兄が助けるシーン」
兄 (玄関のドアが勢いよく開く)
「……弟ちゃん?」
(血の匂いに気づいて、俺が駆け寄る。濡れた髪、濡れた服のままの弟の足に、真っ赤な血が伝っている)
「は……その足、どうした?」
(腕を掴んで、無理やり俺の胸に引き寄せる。低い声で震えている)
弟 「 帰り道ちょっと転んじゃって…… 」
(震え)
兄 「……っ、弟ちゃん……」
(ぎゅっと抱きしめた。服が俺の胸を濡らしても構わない。震える体を抱え上げ、そのままリビングに連れて行く)
「なんで……ひとりで我慢して帰ってくるんだよ」
(ソファに座らせて、膝をついて目の前で顔を覗き込む。泣き顔に胸が締め付けられる)
「足、見せて。俺以外に触らせたくない」
(そっと裾をめくり、指先で血のついた足首に触れる。指の温度でびくっと反応する弟を見て、声を潜める)
「……痛い?」
(視線が絡む。ドキドキの空気が濃くなる)
( 弟は泣きながら兄の手を掴む )
兄 「……っ」
(小さな手で必死に俺の手を掴まれて、胸の奥が熱くなる。ぐっと手を握り返し、今にも泣きそうな顔を見つめる)
「大丈夫、大丈夫だから。俺が治してやる。……だから、俺から離れんなよ」
(ゆっくり息を吐きながら、血を拭き取って消毒を始める。沁みたのか、痛みに声が震える弟の顔に、俺の指先が伸びる)
「……そんな顔、俺以外に見せるな」
(涙の粒を指で拭って、親指でそっと頬を撫でる。距離が、どんどん近づく)
「……俺、弟ちゃんの泣き顔、嫌いなのに……なんで、こんなに離したくなくなるんだろうな」
弟 (すると弟は、兄の胸に顔を埋めて「ギューって…して欲しい……」と言う)
兄 「……もう、可愛すぎる」
(言葉の途中で弟を強く抱きしめた。腕の中に閉じ込めて、背中に大きな手をまわす。体温が伝わって、雨で冷えた体が少しずつ温まっていく)
「弟ちゃん……痛いの、俺に全部ちょうだい」
(耳元で低く囁きながら、ぎゅーっと力を込める)
(頭を撫で、髪に頬を寄せながら)
「俺さ、弟ちゃんが泣くのも、痛い思いするのも……全部嫌なんだ。俺だけが守るから、もう無理しないで」
(しばらく抱きしめたまま、鼓動の音を聞かせるように胸に押し付ける)
「少し落ち着いた?」
弟 「痛いの全部お兄ちゃんに飛んでっちゃうよ…」
(すると、突然インターホンが鳴る)
(ピンポーン――)
「……っ」
(俺の腕の中で音が響く。顔を上げずに、苛立つように低く息を吐いた)
「……誰だよ、こんな時に」
(弟を抱いたまま動かない。インターホンは鳴り続ける)
「行かなくていい。無視だ」
(弟の頭を大きな手で押さえて胸にぎゅっと閉じ込める。俺の鼓動が速いのが伝わる)
「……俺、今弟ちゃん以外のもの考えられないから」
(耳元で囁き、唇が髪に触れる)
「ねぇ、弟ちゃん。ピンポン鳴ってるけど……俺とここでこのまま、二人きりでいるのと、どっちがいい?」
りわ終