・倫理観がないです
・ちょっと♡喘ぎ
knt side
「ねぇ奏斗、俺が悪かったからさ、そろそろ離してくれね?」
「黙れ」
僕がかなり頭に来ていることを察しているのか、此方の様子を伺うように聞いてくる雲雀。
かれこれ30分、作戦の遂行から帰ってきた雲雀を強く抱きしめてはそのままでいる。
さすがに雲雀も変に思ったのか、10分が経った頃からずっと僕の腕の中でもぞもぞしている。
付き合ってもないご主人様に唐突にこんなことをされているので無理はない。
雲雀が取引先の女にレイプされかけたなんて聞いた時は死ぬかと思った。というか殺してやろうかと。
結局雲雀は自身の力で女から逃げたし、取引も成功させたので問題はない。脱がされてもいないと本人から聞いた。
それでも、一秒でも僕の居ないところで雲雀が性的欲求を向けられたことが許せない。コイツは僕の犬だ。あの女のような低俗な人間には指一本触らせたくない。
「…やっぱキスマークとか付けるべき?」
「急に何?!」
思わず感情が口から漏れていた。
本物の首輪をつけるのはいくらなんでも邪魔なので、僕の髪と同じ色をしたチョーカーを付けさせている。
…が、恐らくこの男は自分が風楽奏斗の犬だという自覚が足りていない。今は、それが腹立たしくて堪らない。
「ねえ、雲雀」
「お前は誰の犬だ?」
嫌でも解らせないといけない。お前は僕の犬だと。僕の為に生き一生を終えるのだと。
この問いに対し少し間を置いて、雲雀肩に掛けられている僕の腕を剥がし、向き合う形になった。
「奏斗じゃない、って言ったらどうする?」
「殺す」
「んへ、こえーこえー」
「キスマークつけるんだっけ?いいよ。なんなら俺がレイプされかけたって聞いてブチギレた奏斗に命令されて性器しゃぶるくらいの気持ちでいたけど、なんか反応可愛くてビビったし」
そう言ってけたけたと笑う雲雀。
いつもそうなのに、コイツの上二人のボタンを開け首元を露出しているのが無性にエロく感じるのは、僕が発情してるからだろう。
雲雀を押し倒しネクタイを引っ張る。
「質問を変える、お前の主人は誰だ?」
「..奏斗♥」
んべ、と舌を出し欲を煽ってくる雲雀。もういい、こんな無礼な犬にはちゃんと首輪をしなければならない。シャツのボタンを少々乱暴に開け、自分よりも少し薄い胸板を露出させる。
…噛む」
「ん、いーよ」
ガリ、と少し鈍い音がして、口内に鉄の味が広がる。雲雀が口から吐息を漏らしたのを聞こえないフリをして、更に別の場所にも傷をつけていく。
3分ほど経過しただろうか。
いつもの格好でギリギリ見えるくらいの位置に傷を複数箇所。これだけで充分首輪としての価値はあるだろう。
が、本題はそこじゃない。
「ふ …ッぅ♡ッ……」
「何興奮してんの。傷付けられるのがそんなに気持ち良かったんだ?」
「興奮し、て、ねぇし….」
まだ息が荒いし頬は紅潮している。最初は散々煽ってきた癖に、結局こんな蕩けてしまうんだからたまらない。
「そんなドマゾに育てた覚えはないんだけどなあ?」
何か言いたそうに口を動かしていたが、声を発す前にキスをする。
この可愛い駄犬に、今日は付き合ってやる。
「ゴム買ってくるからシャワー浴びてて。」 「雲雀、返事は?」
「…ワン」
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お久しぶりです‼️私です‼️
最近色々あってモチベ上がってきたので更新し出すかもしれません🤗
では~👋🏻
コメント
1件
めっちゃ好きです……!!