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これすき😻😻😻😻
はいはい神作ですねどーやったらそんなの思いつくんだよくそ
あーすきです 設定からもうだいすきなのにさ おとちゃんの表現力がはいるとぐわーです もうだいすき
【 死 神 さ ん は 殺 せ な い 】
[ 死神さんは胸を撫でる ]
死神と聞くと 、恐れる者 、信じない者 、強がる者 、何か分からない者 。
様々な人間に分かれる 。
死神とは死期の近い生者から魂を狩る仕事をしている者を指す 。
死神には生者、死者という分かれはなく 。皆死者で 、皆生者なのである 。
「 先輩 、資料の魂値段書き忘れていますよ 」
此処で働いている死神は必ず記入しなければならない資料がある 。
生者の名 、生死年月日
魂値段
経歴
コレを記入し、我等が「 陽王 」と呼んでいる神に提出しに行く 。
偽装や、期限を過ぎた者は神により二度とこの職に、この地に降りれないよう太陽の養分へと変化させられる 。
ノルマを達成し、魂狩り1億万を突破した者は人間として生きる権利を与えられる 。
容姿を選べ、生まれる地を選べ、健康で強い体を手に出来る 。皆きっと何かの罪で「 死神界 」に来たのだから 、誰もが1億万の魂を望んでいる 。
だから、死期の近い生死者に恋などして糞みたいな魂狩りに嫌気を刺さないよう 。私は自分を感情を押し殺していた 。
「 資料の内容なんか忘れたよ 。 確か80万魂 」
先輩が冷や汗をかき乍私の問に答えた 。
嘘
彼女の魂はざっと見た所で価値のある1000万魂 。
そして、彼女は未だ魂を体に宿している 。もう死んでいるというのに 。
「 先輩 仕事はちゃんと殺りましょうね 」
私はヒールを鳴らし、陽王の扉のドアを開いた 。
「 良く来たね 、薨溜くん 」
「 お久しぶりです 陽王様 」
目の前に経つ圧倒的権力者の神に足の震えを抑えるので頭がいっぱいになった 。
「 君の今のノルマは9999万だ 」
後1つで 人間界へと降りることが出来る 。
「 最後の人間は此奴だ 」
資料に乗った名と顔を記憶の引き出しから開ける 。
〈 鏡 葉 子 〉
其の顔と名は私の人間の頃の記憶を掻き乱す 。
「 ██くん! 」
今は捨てた名をその大きな瞳を閉じ笑顔で笑う貴女が脳裏から離れない 。
「 この方を 」
「 殺せ 」
「 了 」
グシャッと紙を握り締め今にも外へ放り投げたい
けど私が人間になる為に過去の恋人を狩とろう。
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