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りりむ(🍼)

叶(🪽)


@ボイチャ

🪽「あ、あ、りりむちゃん? 聞こえる?」

🍼「うん!もういいむいるよ〜」

🪽「ごめーん遅くなっちゃって、」

🍼「笑笑ううん、全然大丈夫!」

🪽「で、話したいことってなに?」

🍼「んっとね、いいむずっと思ってたことがあって、」

🪽「なんだろう」

🍼「あ、あのねっ、いいむずっと…!」

ピロリン♪

🪽「あ、ごめん!りりむちゃん!仕事の連絡来ちゃった、ちょっとまってて!」

🍼「あ、うん、いってらっしゃい」


*りりむちゃん視点

いいむはにいやんと初期からよくコラボしてた。すごく仲がいいと思ってるし、リスナーさんからの人気も高いと分かってる。それが、兄妹愛に向けられたものだということも。


そう、ほんとはずっと気づいてた。

にいやんっていうお兄ちゃんに向けた感情、じゃなくて、それ以上の気持ちに。


それは一度意識しちゃうと、なかなかとり払えないもので、頭がそれでいっぱいになっちゃう感じで、、


りりむはずっと苦しかった。リスナーが二人の関係性に好感を持ってくれてるのがうれしい、でも本当の魔界ノりりむは、ずっと越えられない兄妹の壁を壊したがってて。。。


ピロン(ボイチャの入室音)


🪽「ただいまぁ〜」

🍼「っおかえり、」

🪽「そういえば何か言いかけてたよね」

🍼「そっそうなの、実は、ずっとりりむ、にいやんのこと、」

🪽「うん?」


🍼「…好きだったの!!


いいむの心臓がうるさいくらいなってる。どうしよう、言っちゃった。。

🪽「うん、僕も好きだよ?」

えっ?えっ?

🍼「ほんとに?」

🪽「うん、りりむちゃんかわいいし、いい子だし、懐いてくれてるし」

🍼「えっじゃ、じゃあ、りりむたち、付き合っ」

🪽「げまじょはかわいい妹たちなんだから!みんな大好きに決まってるじゃん!」

……..

……..

……..

そうだよね、知ってた。いいむ、ずっと妹としてしか見られてないって。


でも、、でも、 もしかしたらって、にいやんなら受け止めてくれるかも、なんて、馬鹿な夢みて甘えてたのかな。。


🪽「言いたかったことってそれだけ?」

🍼「っ、ふっうぅ…ヒックふ…ぅ….ぅ…ヒック」

🪽「?!っりりむちゃん?!どした?」

🍼「ん〜うぅっ….うぇ〜〜ん…ヒックぅぁ〜〜ん」

🪽「泣いてるの?!」

🍼「にいやんのばかぁ〜!!うぁ〜〜ん!!」

🪽「ごめん、僕、なんかした?嫌なこと言っちゃった?ごめんね、、泣かせちゃって。。。」

🍼「もう優しいのもいや〜ぁ〜だ〜……ぇうぇ〜ん!!」

🪽「どうしたらいいんだろう、、ごめん、りりむちゃん、、ごめん、、、 」


数分後


🍼「うぅ…ヒック」

🪽「落ち着いた?」

🍼「ごめん、急に泣いちゃったりして」

🪽「ううん、大丈夫だけど、何かあったら僕に教えて?」

🍼「何も無い、し、にいやんは悪くないの!」

泣きそうになりながら必死にその涙をこらえて笑顔をつくる。

🍼「いいむがちょっと肘ぶつけちゃっただけ!」

🪽「?!?!大丈夫?!心配だよ〜!絆創膏あったら貼りな?」

🍼「笑笑笑うん!貼るよ!ありがとう!

伝えたかったことは伝えれたから、いいむご飯食べてくるね!」

🪽「う、うん、いってらっしゃい。…..

ほんとにあれだけ?他にないの?」

🍼「うん!なんも無い!ありがと!

にいやん忙しいのに」

🪽「全然!りりむちゃんのためなら時間作るよ〜!かわいい妹なんだから!!」

🍼「ふふふwありがとう!じゃあ、またね っ」

🪽「うん、また話そうね〜」


ポロン(ボイチャ退室音)


…言いたかったことは言えたけど、けど、、

伝わんなかったな、結局。

最後まで妹扱いされちゃったし!ほんとに脈なしって感じ!


……っでも、両思いだったら、良かったのにな 。。。。


あーもう!むずかしいや、人間って! だって魔族じゃないもん!晩御飯にスイーツ爆食いしてやる!!それで高いパック使って寝よ!うん、それからベッドでいっぱい泣こう!

だって、妹じゃなくて失恋しちゃった乙女だもん、今夜だけは。


fin

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