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初夜編
あれから数日。
万事屋が一向に俺に手を出してこねぇ。
銀時「 土方くん!奇遇だねぇ〜!! 」
ひらひらと手を振りながら此方へ近付いてくる万事屋。俺は見回りを終えて団子屋で団子を食っていた。
隣にくるとゆるりと座る万事屋。
土方「 おう。久しいな万事屋。 」
俺は団子にマヨを掛けて一口頬張った。
銀時「 うへぇ…ほんと犬の餌みたいなもん食うよな…、、 」
土方「 だ〜れぇが犬の餌だコラ。ならおめーのは猫の餌だろが。 」
銀時「 俺のはセーフですぅー。団子に餡子は普通にありますー。 」
俺は軽く舌打ちしたあと、そんなやりとりしたい訳じゃないとはっとして。
何故あの日から手を出して来ないのか問い詰める気だった。やつに目線だけ送って。
土方「 ……万事屋、 」
銀時「 ?どした 」
土方「 お前、……んで、……、 」
銀時「 ん?なに? 」
土方「 〜〜〜ッ”、、、 」
呑気な顔で此方を見る万事屋に腹が立ってしまい。俺は立ち上がると万事屋の襟を掴んで引っ張れば。
土方「 なんであの日から俺に手ぇ出さねぇんだよ!!!クソ天パ!!! 」
万事屋はぽかんとした顔で俺を眺めて。
それにカチンときてしまえば止まらない。
土方「 大体よ、俺がおめーのことどれだけ待ってたと思ってんだよ!!お前言ったじゃねぇかよ!俺が好きだって!!!! 」
頭に血が上れば、あの言葉を少し疑ってしまい。ふつふつと込み上げる気持ちはれっきとした好きと言う恋幕。気付けば目尻には涙が溜まって。
銀時「 土方くん!!!ちょ、きて!!!! 」
慌てた様にわたわたとする万事屋は俺の手を引いて万事屋へ続く階段を駆け上がる。
バタンッ
俺を家の中へ招くと俺をソファに座らせて、隣に座れば肩を両手で叩いて。
銀時「 、、まずごめん。不安にさせて。 」
銀時「 でも、その…俺が……。 」
おどろしく目線を交えれば眉を下げて口を劈く万事屋。何か考えがあるのなら、と思った俺は何も言わずに眺めて。
土方「 ……。 」
銀時「 おめぇが、…土方くんが、大事すぎて手を出せねぇんだよ、……。 」
土方「 !? 」
銀時「 ぁ〜〜〜”ッ…格好悪りぃ…。銀さんもっと格好良くさ、ね?あるじゃん…、 」
俺はそれを聞いて、俺はなぜか悩んでいたことが馬鹿らしくなり大笑いをしてしまった。
銀時「 ちょっ、え、何?笑うとこ???え??? 」
込み上がる笑いが収まると、肩に乗る万事屋の手を優しく払いヤツの頭を撫でて。
土方「 んな事かよ、お前らしくねぇの。俺はんな柔じゃねぇし、きっとお前になら何されても多分何も思わねぇよ。 」
銀時「 ……っ、ん…なんでそんなとこまで男前なの…っ…お前、 」
土方「 ははっ、足りめぇだろ。お前の惚れた男は江戸一番の男前なんだぞ。 」
万事屋はくしゃっと微笑めば俺が撫でる手に擦り寄って。
銀時「 江戸…じゃなくて、世界一だね。 」
そのまま俺の腕を引いてソファへ押し倒して。
ふわりと微笑めば唇を何度か重ねて。
土方「 、ふふ、 」
銀時「 ? 」
土方「 なんつーか、やっぱりお前を選んで良かった、 」
銀時「 ……煽らないでよ、俺結構我慢してんのに、 」
俺はそんなことを言われると嬉しくなって。
再度唇を重ね、ヤツの首後ろに両腕を回せば舌を侵入させて絡め。淫猥な水音が響けば軽く隙間を開けて。
土方「 我慢、なんていらねぇよ、やっと叶った恋幕、楽しもうぜ。 」
銀時「 ッ” …、、 」
目を据えて俺を見つめる銀時は舌を激しく絡めると、俺の袴の下へ手を伸ばし一枚布越しに愛欲を擦り。
自身のと擦り合わせるように体を密着させて。
土方「 …ンっ、、ふ、、 」
浅い息を漏らしながら口付けを続けて。
万事屋は己の手でしゅるっと帯を解けば半裸状態に。俺はつい見惚れて少し大きく愛欲を膨張させて。
銀時「 ん、なぁに土方、銀さんの裸見て興奮した? 」
そう揶揄う様に言われたが事実であって虚無ではない。満更でもなさそうな万事屋に俺は頬を染めて目線を外し。
土方「 好いたヤツの裸だぞ…、当たり前だろ……,,, 」
銀時「 〜〜〜〜” だぁ”〜〜〜〜…” ……。 」
唸るような声を出せば、万事屋は自身の袴をずらして愛欲を露わにして俺のものと兜合わせを。ぐちぐちといやらしい音が聞こえてくればあの万事屋が余裕なさげに見つめ、いや、睨んで。
土方「 ぁっ…”、、んん、 」
銀時「 ッ、土方、ごめん余裕無い。優しく出来ない。ごめん。 」
そう言うと傍聴した愛欲、果てる寸前で止められて身体を密着させれば俺の脚を開かせて。万事屋のごつい指が自身の蕾に当たれば今から抱かれる、と実感させられているみたいで。
土方「 はっ…., 」
万事屋は中指をゆっくりと中へ侵入させてくる。痛くないようにと気を使っていつの間にかローションが付けられていて。気を紛らわせる為なのか口付けを交わし、乳頭を指の腹で優しく優しく触れられて。
土方「 ぁッ、まって…、よろず、っ”、 」
銀時「 待てないよ。土方。 」
第三関節まで入ったところで万事屋が問いかけて。
銀時「 ねー土方。もしかしてココ、弄ってた?こんなすんなり入るのそれしか考えられないんだけど。 」
俺は顔を逸らして。確かに、万事屋を密やかに思っていた頃、お前を想って…。
ゆっくりと顔を逸らしたまま頷いた。
銀時「 、、ッ、 」
万事屋は俺に優しい口付けを落とせば、自身の傍聴しきった愛欲を蕾の先に当てて。
土方「 まっ、 」
ずずっ、と万事屋の愛欲が入り込んできて根元までぐっぽりと捕まえてしまった。
それだけで白濁を溢してしまい、自身の腹の上に垂れ。
銀時「 挿れただけでイっちゃったの土方。 」
土方「 〜〜〜〜”、、、 」
銀時「 どんだけ銀さんのこと好きなの。 」
そんなことを言いながらぱちゅ、っと音を立てて動き出して。随分と余裕のなさそうな動きをすれば俺を貪る様に胸から肩へ鬱血痕を付けた。
土方「 ぁっ、…んん、よろずや、ッ、” 、 」
銀時「 名前、呼んで、十四郎、 」
ぽたぽたと万事屋の汗が鎖骨を伝って。
土方「 んっ、” んっ、” 、ぎん、とき、っ” 、 」
土方「 ぎんと、き、 」
銀時は嬉しそうな顔をして俺の愛欲に緩く触れた。出したばかりなのに起き上がってきていたそれを擦るとナカは畝って。
銀時は腰を打ちつける様に動かして、求めるようにキスをした。
土方「 ぁっ、ぁぁ”、ん、 」
銀時「 十四郎、 」
土方「 ぁっ〜〜〜〜” っ、 」
坂田「 ははっ、かわいい、 」
先に果ててしまった俺を他所に、ぐちょぐちょに濡れたナカを犯して。
土方「 ぁ”っっ、イっ、たかぁ、イ”った、 」
土方「 ッ” ーー っ、♡ 」
銀時「 ん、、、、。 」
何年も何年も秘めていた気持ちを吐き出す様に俺の中に注ぎ込まれる熱い白濁。腹の中で気持ちが弾けた様な感覚がした。洗い息を吐き出して少し見つめ合い軽く唇を交わして。
ゆっくりと愛欲を俺から抜こうとする銀時。
俺は途端に寂しくなって、背中に脚をクロスさせて。
銀時「 え”、なに、寂しくなっちゃった? 」
土方「 うん。寂しい。まだ離れたくない。 」
銀時「 かっ、 」
土方「 ???? 」
銀時「 あーもーかわいい!ほんとにかわいい!今日は朝まで銀さん踏ん張っちゃうぞ!!! 」
俺の頭を撫でれば繋がったままの身体を軽くまた揺らし始めて。
新八「 銀さーん。鍵開けっぱなしですよー?不用心にも程がありま、 」
銀時、裸+α。俺裸、+α。
新八・銀時「 ぎゃあああああああああ 」
新八「 いっ、良いですか!?良い大人2人が真昼間から盛らないでください!!!!かっ神楽ちゃんだっているんですから!!!!バカップル!!!! 」
俺は何故か銀時と2人で正座させられて新八くんに説教を喰らった。
新八「 はぁ…ったく…。2人とも洗濯!そんでお風呂入ってきてください!!!! 」
風呂に投げ入れられて俺たちは風呂に。
土方「 アイツは母ちゃんか。 」
銀時「 いやぁちょっと銀さん教育しすぎちゃったかなぁ…。 」
土方「 それはねぇ。 」
銀時「 はぁ?? 」
土方「 ……ぷっ、 」
『 わはははは、 」
2人で馬鹿みたいに笑った。
これが俺たちの望んでいた未来だと胸を張れる。何年も何年も募らせたこの気持ちはきっとこの先途切れることはないだろう。
fin