こんにちは、つはきです。ノベル難しいけど楽しい🥰
fwak knak knkz
ちょい悲しめな話 でもハッピーエンドです
ゆったーりしてます
そして長い
時間あったら読んでほしい✨✨
ご本人様関係なし どぞ
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「あきなぁー、起きてー」
カーペットに寝そべった体をゆさゆさと揺するが、「ん、ん”ぅ…」と唸ったかと思うと、また寝息をたて始める。
…まぁ、いつか起きるか
僕は揺する手を止めた。
僕の家に遊びに来た明那は、先程まで一緒にゲームをしていた。のだが、急に眠たいと言い出しそのまま寝てしまった。
そんなに眠かったのかな…
すやすやと眠る明那の顔を見つめる。
網戸から優しい風がふわりと入ってきて、ほおを撫でた。
何かが、変だと感じた。ゆったりと、のんびりと、時が流れていく感覚。
まるで夢のような、そんな感じ
さらさらと明那の髪を撫でてやる。
「ぅーん、、ふわ…..ち」にへ、と明那が笑う
「んふふ、僕ふわっちじゃ無いよ〜」
明那とふわっちは付き合っている
頭を撫でられることだってよくあるんだろう
対して僕は…一人ぼっちだ
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何分ぐらい経ったのか、髪を撫でる手をやんわりと握られて目を見開く。
握った手を頬に持っていったかと思うと、すりすりとしだした。
「ちょ、、あきな、」
驚きと戸惑いで、おろおろする。
けれど手は離されることなく、柔らかい頬に当てられたまま。
明那は口を緩ませて
「ん、ふふ…」と幸せそうな声を洩らした。
それを見て、心がゆらゆらと揺れる。
「あきなぁ、そんなことされたら僕、なにするか分かんないよ?」
そっと顔を近づけると僕の影が明那のに重なった。明那の柔らかそうな唇と、僕の唇が触れるその瞬間
「なーんて、ね」
スッと顔を離した。
まだ気の抜けた顔で寝ている明那にふっと笑った。
「…いいねぇ明那にはふわっちがいるもんね」
プルルルルッ、プルルルルッ
明那のスマホが震えた。
「はい、もしもし」
「あっ、かなかな?明那まだおる感じ?」
ゆったりした空気を切るように明るく大きな声がリビングに響く。
「うんまだいるよ。ただ明那寝ちゃって起きないんだよね」
「えっ、まじ!?ごめん迷惑かけて今から迎えに行くわ」焦った声とともに電話が切れる。
しん、と静寂が戻った。
僕の手を握る明那の手を優しく離して、ふぅと息を吐く。
このままにしてたら怒られるちゃうからね
少し経って……
ピンポーン
「はいはーい」
玄関に上がり、「明那まだ寝てる?」と聞かれる。寝転がっているのを指差すと
ほんとごめんな~、と言いながら明那の方へ真っ直ぐに向かっていきふわりとお姫様抱っこをした。
「じゃ、お邪魔しました〜」靴を履いてドアを開けようとするふわっちに
「…愛されてんねぇ」ぽつり、と呟く
くるりと振り向いたかと思いきや、明那を見て愛おしそうに目尻を下げたあと
「まぁ…流石にね、誰よりも愛してますから」
じゃあ、と言って出ていくのを見送る
ガチャリ
ねぇふわっち、無意識だと思うけどさ、1度も僕の方を見てなかったよ
ずっと明那の事見てたよ
「はは、大好き過ぎるじゃんもう…」
ソファに座る。
明那の隣にはふわっちがいて、ふわっちの隣には明那がいる。
ちらりと横に目をやる
僕の隣には、ソファの隣には誰もいないのだ
瞬間、ズキッと頭が殴られるような痛みが僕を襲った。思わず頭を強く抑える。
「い”っ、たぁ…」
【⠀か……ぇ、かな、…ぇ 】
誰だ、誰かが僕の名前を呼んでる
苦しそうな、悲しそうな声で
「誰だよ、お前…」
「サーシャ」
するっと出た言葉に、がばっと口を抑える。
なんて言った僕、ねぇ今、なんて言った
もう一度、確かめるように口を開く
「サーシャ…、」声が何故か震えていた。
サーシャって、誰、教えてよ…だれか、、ッ
酷く懐かしくて、遠い遠い、霞むように遠い
「サーシャ、」……
か、な……、なぇ……ぉい、…おい!
どこからか、声がする。
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「叶ってば!」
「いた、い…」体を強く叩かれ、顔をしかめた
「は、良かった…起きたぁ…!!」
なに、なにが起きて
重たいまぶたをゆっくりと持ち上げる
「っ、!」
眩しい光とともに赤い目が映った
「へ、…なに、」
「なにじゃねーよ急にベッドに転がって全然起きなくてびっくりしたわ…」
はぁ、と大きく息を吐く人物を見つめた。
「くず、は」
「なんだよ…..って、お前泣いてる!?」
ぇ、、そっと目元に手をやると確かに濡れていた
「なにお前なんか怖い夢でも見たの」
ゆめ、夢だったのか、…そっかあ
「葛葉、」
「だからなにって、ぅおっ!!?」
葛葉の体がぐらりと傾き、ベッドに倒れた。
思いっきり抱きしめる。力強く、強く。
「なんだよ、お前。どしたん」
心配そうな声色
「葛葉がいないっていう世界線の夢見てた…」
「はぁ??なんだそれ。」
「僕の隣には誰もいなくて、なんか凄く怖かった」
思い出して、涙がまた出てくるのを感じた
ばかにされるかな、こんなの
すると、急に葛葉から強く抱きしめられて、思わずびくりと震えた。
「そんな事あるわけねーだろーが。前世でも来世でも、俺たちは一緒だばかやろ」
少し怒ったような声でそう言ったのが、また僕の涙腺を刺激したのかぼろぼろと涙がこぼれた
「はは、そっか、そうだよね」
「そうだよ…..もう二度とそんな変な事言うな」
何故か葛葉が結構怒っているのが不思議だった
サーシャ、心の中で呟く
多分、大事な名前なんだろう。僕とって大切な、大切な人。それだけは分かるよ。
だってその名前を思い浮かべるだけで今もこうして、胸が痛いくらい苦しくなるから
〜end〜
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終わりです!長くなりました〜。
どうだったかな、こんな話あったら良いなぁと感動しながら書いてました〜✨✨
楽しかったんね♪
見てくれた方ありがとうございました!
いつもありがとうやね〜🥰
ではまた
コメント
26件
まじで好きすぎるぅ!😭リクエスト応えてくれてまじでありがとぉ!!!悲しいけど感動しつつしっかりてぇてぇを入れるあたりプロ意識を感じる…🥺それと明那が無防備すぎておばさん心配になっちゃう…(だれ)まじでノベルでここまでクオリティ高くかけるの羨ましすぎ…私なんか変な作品しかかけないよ…まじで尊敬する…いつもお疲れ様!♡あとあと私のただの嫉妬心から生まれた愚痴を申し訳ないけど聞いて欲しい💦
長いのにお疲れ様😭!てぇてぇくて最高、、、あとノベルの使い方上手✨