青柳冬弥体調不良
遅れて申し訳ない
地雷さんさよなら
いい方はGo
冬弥視点
冬弥「彰人..彰人、起きろ着いたぞ」
隣で寝ている彰人の肩を揺さぶり起こす
いよいよキャンプのする場所に着いたのだ
ここまでかなり長かった..
ざっと一時間半、ぐらい新幹線にのり、自然に囲まれた心地のよい場所についた
いや、新幹線を乗ったにしては短い方なのだろうか?
まあその辺は後で彰人に聞こう
彰人「….ぱんけーき..」
一応起こしたつもりだった彰人は俺の肩に寄りかかり寝言を言っていた
最近の練習で疲れているのだろうが起こさなくてはならない
…パンケーキ..好きなものは夢の中まで出てくるのだな
冬弥「彰人起きろ、パンケーキならいつか時間が開いてるときに一緒に行こう」
彰人「..ん….、」
冬弥「彰人!」
彰人「….冬弥..ポチャッコ..帽子..」
冬弥「ポチャッコ..?サンリオか?なぜ..いいから起きろ、先輩方をまたせてるんだ」
彰人「…とうや、..?ポチャッコの帽子は..?」
冬弥「なんのことだ、いいから行くぞ夢の内容は後で聞かせろ」
彰人「着いた..、..ん」
まだホワホワさせた雰囲気を漂わせながら荷物をまとめる彰人
何だったのだろうか..?
杏「あっ彰人起きた!早くー!」
彰人「..ん〜..」
眠そうに目をこすりながら俺と一緒に白石の方へ向かう
そこでは既にみんな揃っていて俺達を待っていた
冬弥「すみません、おまたせしました」
司「大丈夫だ、こっちも一人二徹夜目の馬鹿野郎が半分寝ているからな」
本当に半分夢の中の神代先輩の頭を掴み笑顔で答える司先輩
その中にはものすごい怒りが感じられた
..無理、なさったんだろうな..どうか無事で神代先輩..
司先輩はガチのガチで怒るとかなり怖い
怒らせないのがオススメだ
類「..っ”、ぅ..つ”かさくん、いたい”ッ..」
多少目を覚ましながら絞り出したように声をだす
司先輩は握力が強いからな
怒らせたらだめな理由其の一だ
えむ「う~んと、とりあえずキャンプ場にれっつご〜!」
草薙の手を引いて走り出す鳳さん
寧々「ま、まってえむ!..きゃっ!」
鳳さんにつられていきなり走り出した草薙が何もない所で躓く
まずいっ、草薙が転ぶ..
少し反応に遅れたが急いで走り出そうとする俺だが
隣にいた彰人が咄嗟に走り出していた
寧々「ひッ..あれ..?」
彰人は走り出したと思えば草薙の持っていた肩掛け鞄の持ち手の部分を掴んだようだ
それが彰人のできる限界だったと見て瞬時に神代先輩が動き草薙の肩を抑えた
司先輩は神代先輩が動くことを知ってアシスト準備をしていて鳳さんは今にも草薙の手を掴めそうな位置に腕を伸ばしている
..彰人はともかく他の皆さんはもはや親のようだな
杏「速ッ」
こはね「ぇッ、」
白石達も驚きを隠せないらしく口を少しあけぽか~んとしている
勿論俺もである
司「えむ!走ったら危ないといっただろう⁉まあ二人共大丈夫か?」
寧々「わ、私は大丈夫..」
えむ「ごめんね寧々ちゃんっ!大丈夫?」
寧々「だっ、大丈夫だって」
彰人「結構スレスレだったからなもしかしたら膝とか擦りむいてるかもしれねぇぞ」
類「そうだね、寧々は僕が背負うから司くんはえむくんと手を繋いで歩いてくれるかい?」
司「それが良さそうだ、絆創膏は箱ごと持ち歩いてるから怪我したら言ってくれ」
前言撤回、彰人も親の一部かもしれない
まあともかく一件落着、で良いと思う
ここから尺の為飛ばし飛ばしでお送りします
司「よし、それじゃあ各自食料を集めて二時間後に集合だ!解散!」
キャンプのご飯は自分達で取るらしい
みんなで力を合わせ、夜ご飯を作るらしい
一人だと探すのが大変だから二人組になって探している
俺とのペアは彰人だ
それ以外は小豆沢と白石、司先輩と鳳さん、草薙と神代先輩だ
彰人「せっかくだ上手そうなの持ってくぞ」
冬弥「ああ、主菜になれるぐらいのものは持っていこう」
こうして俺達も探索を始めた
二時間後
などすっとばして夕飯後
類「やっぱり、カロリーメイトを持ってきておいて正解だったよ」
夕飯の後神代先輩が草薙と喋っていたときこういった
今回の料理は自炊だったからか野菜が多かった
そのため殆ど神代先輩は食べることができなかった
それを事前に予想してカロリーメイトを持って来ていたのだろう
一応神代先輩は高校三年生のはずなのだがな
果たしてそれで足りるのかは謎だ
まあ、他の皆は満足したらしくおかわりもしていた人が多かった
次の日(もう尺が殆ど無い為少し長くなります)
司「おはよう..仕方がないな(中山ボイス)」
類「いいねえ司くん春名座でやったショーはしっかり身についているよ」
司「ハーハッハッハー!当然だ!」
朝、俺は司先輩の大声で目覚めた
どうやら軽くショーの練習をしていたみたいだ
その朝はやけに起きた時の目眩がひどかった
彰人は俺と同じで司先輩の声で起きたみたいだった
すぐに着替え、近くの綺麗な川で顔を洗う
そこにいったりきたりするまでも目眩が酷く結構な頻度で立ちくらみを起こした
だがキャンプは二泊三日でありまだ一日あるため俺が此処で
体調が少し悪い、とでも言ったら残りの一日が無駄になってしまうのだ
先輩方が朝ご飯を作ってくれていたが俺は食べる気になれなかった
本当に食べたら戻してしまいそうなほど食欲が無かった
朝ご飯は昨日のご飯がまだ消化しきれてなくてまだお腹一杯、と言ったら一応納得していた
皆が朝ご飯を食べている間、俺は今日寝通した布団に倒れ込むように入った
いつだか分からないがいつのまにか頭が痛かった
何もできないほど痛かった
少しでも寝ようとしたが全然眠ることができなかった
少し後、先輩方と彰人が様子を見に来てくれた
このキャンプを台無しにしたくなくて布団からでて愛想笑いでやり過ごした
彰人は去り際になんかあったらいえよ
といって此処を出た
ドアが閉められたすぐに俺は右側にあった壁に寄りかかった
倒れかけた壁にも寄りかからなかったら俺はきっと前方に頭から倒れていただろう
壁に寄りかかったままズリズリと下に下がり壁際で座り込んでいる感じになった
呼吸は少し荒くなっていて目眩が酷い
目の前がグルグルと回転している
偶に全く見えなくなり視界が黒く意識が飛びかける
そのまま数分必死に意識を保たすも動くことはできずそのまままた最初と同じ状況を繰り返す
誰も来ない
外からは小豆沢と白石の陽気な声が聞こえた
当然だ、知らないんだ
誰も来るわけがない
重い瞼を落とし目を瞑る
そのまま俺はまるで死んだようにスゥと意識を落とし
周りは何もない沈黙が流れていた
はい遅れて申し訳ない
ちな泊まる場所は女子と男子で別れていて
キャンプというより別荘みたいな所で寝た感じですね
玄関とトイレとかも整備してあるすごい別荘です
伝わる方は多分いないけど転スラ日記のリムルの別荘みたいな感じです
では以上
またお会いしましょう
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