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ラカ
140
だめ
srnk.
sr side.
俺は付き合って2ヶ月の可愛い恋人が居る。
けど、1つ其奴の事で悩みがある。
何かというと…彼奴が可愛すぎて怒れないこと。
いや、怒ろうとしとるんよ俺は。でもにきが甘えてくるんや…!
ハグを強請ってくんねん、ハグを…。不可抗力や。
マジで今日からは何があっても怒る。そう決めた。
俺の意思は固い。OKいける。
「ぼび〜」
「どうした?」
「なぁに作ってんの〜」
バックハグを仕掛けてき、甘えたふにゃふにゃな声で話している
のは俺の恋人。そう、にきだ。
俺は丁度朝食の準備をしていて、昨日にきからリクエストされた
トーストを作っている最中だった。確か…砂糖を大量に乗せれば
いいんよな…?いやでも、そうしたら太らんか…??
「トーストやけど…砂糖ちょっと少なめにしとくな」
「なんで!?酷いよ、俺昨日言ったじゃん!多めが良いの!」
「今ダイエットしとるやろ〜?」
俺らは1ヶ月後にLIVEがある為、女子研究大学は皆んな
それぞれで食事制限や、キャメとかはジムへ行っている。
甘いもん食べたいんは分かるけど、流石にな…という思いで
砂糖は少なめに。予想通り、にきの口からは拒む言葉が飛んだ。
それと同時に、俺の腹に回していた腕が少しギュッとなった
気がした。俺がツッコミを入れると、彼は”別にいいじゃん…”と
不貞腐れたような声で俺の背中へ顔をグリグリとさせた。
こういうところがマジで愛おしい。
「お願い!ちょっとだけ…」
「…」
なんなんや此奴。こういう時だけ上目遣いして、唇突き出して、
目うるうるさせて…。此奴にはほんま頭が上がらん。
俺もちょっと悩んでまうし!いやでもな、にきのファンが
悲しむ可能性やって否定できんし…。
ここは彼氏の俺が止めんとあかんよな。
「LIVEあるやろ?あかんで」
「おねがい〜」
「ダメやって」
「今回だけ!」
にきもにきで粘り強いんよなぁ…。
今のタイミングで発動するんは辞めてくれ…、、
俺が止めんかったらマネージャーに怒られるしなぁ、
あー、もうこの際嫌われてもええわ。
リスナーの為、俺の為や!!!
「ぼびっ、お願い!」
「いい加減にしい?」
「しなーい、一生のお願い!ね?」
「お前さ…LIVEあるやんな?分かっとるん?自覚ある?なぁ。」
「ぼびー怖〜い」
一生のお願いどんだけ使うねん…。俺100回は聞いたぞ?
俺が軽く怒っただけじゃ全く刺さらんし、なんなら
からかわれるし。1回本気で怒らんとあかんみたいやな。
ずっとバックハグして、顔埋めて、俺の怒りを沈めようと
しとるんか。はぁ、困ったもんやわ。
「俺本気で言っとるんやけど。リスナーの為に皆んなダイエットしとるやん。ちょっとくらい我慢しいや、お子ちゃまじゃないんやから、いい加減ちゃんとしい」
「ぎゅう…」
「ギューちゃう、ハグせん。離せ、離さんと怒るで」
「もう怒ってるじゃん…」
やっと軌道に乗った…。ここまで来るんにどんだけかかったか。
にきの悲しそうな表情を見るのは、本当に久しぶりだった。
俺と付き合ってから、彼はなんだかルンルンそうで幸せそうで、
本当に黄色の明るいオーラが身についてるような、そんな感じ
だった。流石の俺でも心が痛い。けど、今から引き返すのはもう出来へん。このまま突き通すしかない。
「ごめんなさい…」
「そうよな」
俺が散々ガチトーンで怒った暁には、しっかり謝ってくれた。
やっと俺の気持ちが伝わったか、自身の胸を撫で下ろす。
俺が彼の頭を撫でたら、いきなり”ゔぅ…えぇん、ぼびっ…
ごめんなさいぃ…”と、声を出しながら泣き始めた。
こんな、にきを見るのは初めてで戸惑ったがハグをし、
声を掛けたら意外に直ぐ泣き止んだ。
俺が初めて本気で怒ったから怖かったんやろうなぁ、、
少し、自分のやった行為に後悔を感じた。
「ぼびー、ちゅ〜は…?」
「…ん?」
泣き止んだ後の掠れた声でキスを強請ってき、
俺は自身の耳を疑った。付き合って2ヶ月だったこともあり、
にきからキスを強請ることはなかった。それに、俺らがキスを
するのは決まって行為中で、こんなときにキスをするのは
初めてだ。俺は直ぐ受け入れ、にきの唇を自分の唇に重ねた。
思いの外、にきは目を見開いてびっくりしたような顔で
固まっていて、”どうした?お前がキス強請ってきたんやん”と
言ったら、頬と耳を赤らめながら口を動かした。
「俺は口にじゃなくて、ほっぺに頼んだの…//」
終了‼️
すごいお久しぶりですね
私生活がめちゃくちゃ忙しくて
小説を書く余裕が見当たりませんでした…。
本当に申し訳ないです😣🙏🏻
それと、リクエスト受け付け中です💗良かったらお願いします🫶🏻
コメント
1件
わあ、読み終わりました!関西弁の掛け合いがもう自然で、特にぼびの「怒りたいのに怒れない」って葛藤がすごく伝わってきました。にきの甘え方、具体的に「バックハグ」「顔グリグリ」って描写があるから、ああ、これは確かに怒れないわ…って納得しました (笑)。最後のキスのすれ違いも、お互い初心で可愛くて。構造的に、冒頭で宣言した「今日から怒る」がどう回収されるか気になって読めました。設定もシンプルだけど、ライブ前のダイエットっていう背景がリアリティを出してますね!次の話も読みたいです〜。