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⚠️忍たま首絞め
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滝夜叉丸「……」
四年い組、平滝夜叉丸は自身の首元に手を当てていた。
先日の任務で、敵に傷をつけられていたのだ。
深かったようで、今でもズキっと痛む。
滝夜叉丸「困ったなぁ……」
眉を下げ困っていると、踏み式を担いだ喜八郎が首元を覗き込む。
喜八郎「おやまぁ。首、任務でやられたの?」
滝夜叉丸「まぁな。思ったより深かったようだ」
喜八郎「可哀想に。善法寺伊作先輩のところ、行ってきたら?」
滝夜叉丸「それがよさそうだな…」
軽く会話をし、滝夜叉丸に背を向けた喜八郎は校庭に穴を掘りに行く。
滝夜叉丸「いつまで穴を掘るんだか……」
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夜。
滝夜叉丸は六年は組の善法寺伊作のいる部屋まで来ていた。
伊作「うわぁ…結構深いね」
滝夜叉丸「相手が2人居て…」
伊作「ちょっとヒリッとするかも、ごめんね」
滝夜叉丸の首元に冷たい消毒液が当たる。
滝夜叉丸「うぅっ………」
包帯を首元に巻く。軽く締め付けられる感覚に一瞬、顔が歪む。
伊作「はいっ終わり。お疲れ様」
伊作は優しく穏やかな声でにこっと微笑む。
滝夜叉丸「ありがとうございました。」
ぺこっと一礼をした後、戸を閉める。
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自室に戻った滝夜叉丸は寝ている喜八郎を横目に布団へ潜る。
喜八郎「ん〜……?」
滝夜叉丸が寝た数分後、喜八郎は目を覚ます。
喜八郎(滝夜叉丸、包帯がされてある…)
首の変化に気づいた喜八郎は少しの出来心で傷があった箇所を触る。
滝夜叉丸「ぐっ……」
滝夜叉丸は顔を歪める。
喜八郎「………」
その顔をじっと、見下ろす。
喜八郎(なんだろう…?なんか……)
喜八郎の胸元は熱くなっていた。
喜八郎(…ごめん、滝夜叉丸。)
自分の悪戯心が、自分の気持ちのなにかを動かした。
両手を滝夜叉丸の首に近づけ、ぎゅっと力強く押してみる。
滝夜叉丸「んっ…!?」
喜八郎「……」
首を締め付けられる感覚に滝夜叉丸は一瞬で目が覚めた。
喜八郎は、力を抑える事なく、むしろ強くした。
滝夜叉丸「かはっ……きは、ちろ…!?」
乾いた声を漏らしながら、助けを求める如く自分の首を締め付けている手の主の名を呼ぶ。
滝夜叉丸「はっ…かはっ…きはち、ろぅ…?!」
喜八郎はぱっと手を離す。
滝夜叉丸「はっ……ふぅっ…」
胸を大きく動かしながら、滝夜叉丸は自分の呼吸を整える。
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変なところで切って申し訳ございません!
前回より劣化しています!