「なぁなぁおんりー。」
「ん?どしたのおらふくん。」
「もしもさ、世界から自分以外の全部が消えちゃうけど、3つだけ残してもいいよってなったら、おんりーなら何残す?」
「どしたの急にw」
「…なんとなくだよ。それで?何々?教えて教えて!」
「えっと…」
「お疲れさまでーす!」
「あ、ドズルさんお疲れさまです!」
「お疲れさまです。」
「ねね、いまからみんなでマイクラしようよーぼんさんに逆卑怯かけるの!」
「お、いいですねぇw」
「またこんちゃっちゃ迷路作りますかー!」
「グレードアップしたやつw?」
「楽しみだなー」
(…答え、聞きそびれた。)
さっきの質問はなんとなくしてしまった。
おんりーはずっと友達だと思ってた。
でも最近はなんか話してるだけで緊張する?というかドキドキするというか、前とはちょっと変わった感じがするようになった。
自分なりに考えたけど、何度考え直しても俺がおんりーに恋してるって結論にたどり着いてしまう。
今まで好きになった子は全員女の子だったのに。
自分でもわからない。
ずっと一緒にいるからだろうか。
でも、それなら他にもたくさん同じような人がいる。
わからない。
ずっと考えてた。
そしたら、もっとおんりーのことが好きになった。
そしたら今度はおんりーが自分をどう思ってるかが気になってしまった。
だからさっきの質問をしてみた。
我ながら遠回りだと思う。
それに、さっきの質問をしたところでおんりーのことだから、生きるために必要なものを答えるだろう。
まあ、普通そうかな。
さっきのは話題として出しただけだって思ってもらえるだろう。
もしも3つだけ残せるなら。
俺なら何を───
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