デリにハマりました…
息抜きにかかせていただきました✨️
それではSTART
☔Side
魔法をうち続けるレインに対し、デリザスタはやり方を変えてレインの両手両足を鉾で潰した。ぐちゃぐちゃになって人か分からなくなるように。フィンは泣いているだけだった。目の前で実の兄が苦痛に堪え、叫んでいるのだから。
それっきり標的が変わった。デリザスタはフィンを攻撃した。そして、レインは何の役にも立たず、目の前でフィンが散るのをみていた。ただそれだけ。フィンがフィンが息もするのも辛くなり、倒れた。もう、心臓は動いていないだろう。
レインはそれをみて泣き叫んだ。グラグラゆれる積み木を必死に積み上げ、必死に守ってきた。それを一瞬で破壊された。悔しくて、悲しくて、苦しくて、何もできない自分に無力感を覚えて、たった1人の家族を失い、孤独で、孤独で、たまらなかった。何かが切れた。自分を制御できなくなった。もうフィンを失ったんだ。もうなにもない。生きる理由はない。
🍷「〜〜。」
不思議な魔法を唱える。そうすると痛みと傷が消えた。両手両足が再生していく。
🍷「なぁ?マジメくん?オレっちとイチバンめざそ」
なにいってるか分からない。頭は怪我してないのにズキズキ痛む。息もしずらい。もう…
☔「殺してくれよ…」
もうフィンが居ないんだ。生きる理由がない。価値も、地位も、全て置いて逝きたい。もうこの世から逃げたい。
🍷「ウケ〜(笑)でもさ?よく考えてみ?オレっちと組んだらサイキョウだよ?」
頭が鉄で殴られたかのような痛みに襲われる。サイキョウ?サイキョウってなんだ?イチバンってなんだ?イキルってなんだ?シヌってなんだ?タイセツってなんだ?なんだ?なんダ?なンダ?ナンダ?
なんで…?
なんでこうなった…?
もうレインには適切な判断ができなかった。苦しかった。ただ目の前に手を差し伸べてくれるのが最後な気がして、1人が怖くて、握ったんだ。その手を。悪の手を。
🍷「よし!これでオレっちのナカマ!」
ナカマ?
☔「ナカマってなんだ?」
🍷「ナカマはねー!タイセツな人」
その言葉がうれしくて、この人なら俺のこと愛してくれるって信じてしまった。手を握り、血にまみれた2人は、唇を重ねた。
🍷「さっ!いくか!他のシンカクシャを殺しに!」
🍷「マジメくんいける?」
☔?「いけるぞ」
🍷「死ぬなよ!」
☔?「嗚呼イッショウ、イッショだからな」
🍷「イチバンとるぞ!」
タイセツがうれしくて、イッショがうれしくて、次は壊れないように、壊そうとするやつらをコワス。イッショウのイチバンをとる。
レインの眼は闇に染まっていた。
世界の終わりにまた、一歩進んだ。
コメント
8件
うわ…最高や…なんでこんな神ストーリーを見つけられなかったんだ? 敗北if最高なんですよ、推しかズタズタになってデリに堕ちるの大好きなんですよ、笑 あ、あと!続きがあるならみたいですっ!