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「ほ…しるべ……」
『はーい星導くんですよ〜』
「ほしるべ、、」
「っ…ほしるべぇっ!!」
『小柳くん。泣かないでくださいよ〜』
『俺が泣かせちゃったみたいじゃないですか』
「お前が泣かせたも…とうぜんっ、だろ…グスッ」
『んふふ。まぁ気分は悪くないかも。俺のために泣いてくれるとか。』
『俺って愛されてる〜』
「…だまれ………」
『ふふ。じゃあ、ここからは俺とあいつの勝負なので。』
『小柳くんは先に戻っててください』
「っは?」
ちゃんと戻れたかな。
オトモはきっとあっちで色々とやってくれてるから多分大丈夫なはず。
待っててよすぐ戻るから。
ねぇ。小柳くん。こんなの全部悪い夢だよ。
君の前にあいつが現れたのも全部。
あいつは俺なんかじゃない。
俺のフリした何か。
全部終わりにしたいけど
でもそんなのできっこないからさ。
俺は君に嘘をつき続けるけど
それでも
こんな俺でも愛してよね。
?『はは。ヒーロー気取り?』
『えー俺はちゃんとヒーローですよ!』
『ちゃんとヒーロー証だってもっ『黙れ』
?『くそ。こんなはずじゃなかったのに。』
『ねぇ。ちゃんと話聞いてくださいよ。 』
『俺なのに俺の話聞いてくれないとかるべち泣いちゃ〜う』
?『はっ。変なこと言わないでくれる?』
?『そういう所直した方がいいんじゃない?』
『はは。俺が俺にそんなこと言うとか…笑』
『なんで出てきちゃったの』
『その姿でさ。』
?『俺なんだから分かるでしょ』
晶『寂しいんだよずっと。』
『ぴょんにもどんどん忘れられて』
『このままじゃ俺の事覚えててくれる人なんていない』
『ひとりなんてやだ。苦しい寂しいしんどい辛い。』
『もう苦しくて仕方ないんだよ』
『はは。ほんと面白いこと言うんですね。』
『小柳くんがお前のことを忘れることなんてない』
『晶があそこで過ごしてきた時間も記憶も誰からも消えない。』
『お前が信じないでどうすんの』
『お前の中の皆はそんな薄情なやつらだった?』
晶『違う!!!!!』
『じゃあ信じてなよ。信じてあげなよ。』
『じゃなきゃみんな泣いちゃうでしょ』
『みーんな俺のこと好きだから』
パキパキ
晶の姿が崩れていく
こんな形で出てくるのなんて初めてで焦っちゃったな
上手く消化してるつもりだったんだけど
まぁまた頑張ればどうにかなるかな
『もう出てきちゃダメだよ。』
『こんな汚くて惨めな気持ち一生小柳くんには見せないって決めてるんだから。』
これからも嘘をつく
記憶が無いなんて全部嘘だ
全部覚えてる
でもそんな話をするのは今じゃない
もっと先の未来で。
皆が寝静まった時にでも掘り起こそう
全部嘘だったって。
全部覚えてるって。
きっと何千年後になるかもしれないけれど。
きっとそれが最高に楽しいはずだから。
きっとみんな泣いて笑ってくれるから。
信じてるから。