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マホロア
「や、タ……やったヨォ……」
「クラウンが、意識を一瞬でも無くした隙」
「その隙で、ボクは、倒せたんダ……!」
「ソウダ。カービィ……起きたカナ………」
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カービィ
「んあ……ふぁー……ここ、は?」
「知らないとこ……初めてみる夢、かも」
「ふかふか……あったかいベットだな……」
「あれ……体、動かないや……」
「なんでだろ………」
「……ここはどんなマホロアがいるのかな」
「いない世界じゃないといいな」
「あと、僕を認識してくれない世界も、やだ」
「マホロア……幸せだといいな。
この世界では」
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マホロア
「カービィ。ボクのこと、
どう思ってるカナ……」
「きっと、怒ってるヨネ……」
「でも、会わなきゃ。
もうキミしかいないカラ………」
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マホロア
「か、カービィ……部屋、入るネ」
カービィ
「は、はーい。」
ここは僕の部屋なのかな。
とっても広くてあったかいベットの上。
部屋に入ってきたのは青い服のマホロア。
あれ、そういえば……
ずっとずっと違和感に気づかなかった。
今までの夢のマホロアで、
青い服なのは一度も見たことない。
認識の歪みで、白い服か、
クラウンを被った姿しか見たことなかったや
じゃあ、なんで今。青い姿が見えるのかな。
クラウンが認識の歪み、外したのかな。
マホロア
「か、カービィ……生き、テル?」
カービィ
「へ……生きてる、よ?多分……」
マホロア
「しゃ、べって……カービィ………カービィ!」
急に抱きつかれた。何事…
マホロアの体温があったかい……
ぎゅってしてくれてる………
カービィ
「しゃ、しゃべるよ?僕?」
マホロア
「ゴメン……裏切ったりシテ……」
へんなマホロア。
カービィ
「今までみた夢で初めて会うマホロアだな……」
マホロア
「な、何言ってるノォ……ここは、
現実で、それで……」
カービィ
「初めて会うよね?この夢のマホロアは……」
マホロア
「カービィ……?ボクだよ、マホロア……」
「キミを裏切って、キミに勝ってしまって……
忘れちゃったノ?ネェ……思い出してヨ」
カービィ
「……わかるような、わからないような…」
「でも、会えてよかった。」
また新しい依存先ができた。
マホロア
「星のカービィ……どうしたのサァ………」
カービィ
「ほら、何すればいいの?
お仕事?世界征服のお手伝い?
それとも全員殺したりとか?」
バチンッ……
マホロアが、ビンタをしてきた。どうして?
マホロア
「ナイ……」
カービィ
「へ……」
マホロア
「カービィがっ!そんなこと、
言っちゃ行けナイ!」
「カービィは、みんなのヒーローで、
支配とか、殺すとか、
そんなこと言わないヨ!」
カービィ
「ま、マホロア?」
マホロア
「あ、ゴメン………わかってるヨ。
クラウンのせいで悪夢を見てて、
現実と夢、ごっちゃにしてるくらいサァ」
「でも、だからって、自分を捨てないでヨォ」
「ボクが愛した、カービィのクセニ……」
カービィ
「や、やめてよ……僕、マホロアの
役に立つから……すて、ないで………」
マホロア
「捨てないではこっちのセリフ。」
カービィ
「嫌だ……ここを現実って言わないで……」
「現実は、デデデも、メタナイトも、
バンワドも死んで……
マホロアの意識も消えた」
「でも、マホロアは今、生きてる……」
「つまり、夢でしょ……?」
マホロア
「……現実ダヨ。」
カービィ
「嘘つき……マホロアは、意識を殺された。」
「僕より大好きなクラウンに乗っ取られて!」
マホロア
「……ゴメン」
カービィ
「僕は、マホロアの2番目だよ」
マホロア
「……違うヨ…ゴメ」
カービィ
「大好きなマホロアは
全部、ぜーんぶマホロアの嘘だったんだ」
「この体が動かないのは、
どうせ夢だからでしょ?」
マホロア
「ずっと、ずっと……寝てたから………
多分、リハビリとかが、必要デ…………」
カービィ
「夢でも、マホロアは可愛いよ」
マホロア
「へ……」
カービィ
「だからもうどうでもいいや。」
「マホロアが側にいてくれれば、それで」
マホロア
「冗談、言わないデ……」
「ボクなんか選ばないで、別の人を選んでヨ」
「何より、ボクはキミが一番ダヨ」
「じゃなきゃ、クラウンは壊さなかったヨ」
カービィ
「別の人って、誰?
マホロア以上なんていないよ。」
マホロア
「えっと……」
カービィ
「デデデも、メタナイトも、バンワドも、
みーんなマホロアが壊しちゃった」
マホロア
「……ゴメンナサ…」
カービィ
「ずっと、マホロアが好きだったんだよ。」
「クラウンを割ったって、
どうせ破られたんでしょ?」
「僕以外のヒーローに」
「だから、僕はいらないじゃん」
マホロア
「ヤメテ……ボクはちゃんと、償って……」
カービィ
「ねえ。これ、やっぱり夢なんでしょ?」
マホロア
「違う!現実まで助けてやったんだヨォ!」
カービィ
「……夢のマホロアはいつもそう。
現実と否定するんだ」
「もう、現実と嘘を吐かれるのは嫌だ」
マホロア
「ゴメン……信じられないよネ………
現実としか、いえないボクなんか、
いらないよネ……」
カービィ
「そんなこと言わないで」
マホロア
「もう、償えないとこまで、きちゃったんダ」
「三人を復活でもできたら
どんなに素晴らしいことカ」
カービィ
「マホロアしかいらないから、
そんなの素晴らしくもなんともない」
「ねぇ、償いって何のため?誰のため?」
マホロア
「か、カービィのため……」
カービィ
「そんなの求めてない。僕は償いより、
君の全てが欲しいの」
…………
マホロア
「……ゴメンネ」
カービィ
「それは、何に対する謝罪?」
マホロア
「嘘ついたヨ……」
「償いは、ボクのためサァ……
キミを求めてしまうのもボクの罪」
カービィ
「そんなの、捨てちゃいなよ」
マホロア
「捨てる………」
カービィ
「僕を求めるのは罪じゃない。」
「償いなんか捨てて仕舞えばいい」
マホロア
「そんなの、間違って……」
カービィ
「マホロア。僕の言うこと、
信じられないの?」
マホロア
「そんなんジャ……」
カービィ
「僕のことだけを信じて。」
マホロア
「ボク、は…………」
カービィ
「選んでくれたら、
マホロアだけ愛してあげる」
マホロア
「愛して……」
カービィ
「好きなんでしょ?」
マホロア
「ウン………」
カービィ
「マホロア……選んで」
マホロア
「ボク、ハ…………」
カービィ
「お願い」
マホロア
「……………」
カービィ
「マホロアの夢、叶えてあげる」
マホロア
「夢……」
カービィ
「言ってごらん?どんな夢?」
マホロア
「ボクの夢は……世界、一の……」
カービィ
「支配者?お金持ち?なんでもいいよ」
マホロア
「世界一の、遊園地の支配人になるコト……
思い出した……」
カービィ
「……素敵な夢、だね」
「じゃあ、叶えてあげる。」
「だから、僕を選んで」
マホロア
「マスタークラウンじゃ、
叶えられなかった夢……」
カービィ
「僕なら、叶えられる」
マホロア
「それ、なら……カービィ。」
「これから、よろしくネ」
カービィ
「やったぁ!!!マホロアは、僕のもの」
マホロア
「……カービィは?」
カービィ
「君のもの。」
「じゃあ、最初、何をする?」
マホロア
「……カービィのリハビリ」
カービィ
「えー、それ選ぶ?」
マホロア
「だって、恩人ダモノ」
=完=
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