本編とは世界線が違うと思ってください…
Yoongiside
きっかけは些細なことだった。
『ユンギ。愛してるって言ってよ。』
「…」
『言葉にしなくていいから、態度で示して?』
「…伝えてるつもりです。」
『なにそれ!つもりじゃ分かんない!』
「…はぁ…うるさいな」
ボソッと呟いた、ヒョンであり恋人である彼に対して、絶対言ってはいけないような言葉。
俯かせていた顔を上げて、ヒョンを睨みつけると
見たことも無いくらい無表情なヒョンがいた。
無表情なのにどす黒い怒りを孕んでいて、睨みつけたそばから萎縮して竦んでしまう。
『…分かった。』
『そんなに言ってくれないなら、俺ももう言わないから。』
久しぶりに聞くヒョンの“俺”。これは理性を失って止まらなくなる時の合図。
ゆっくりと立ち上がり、ゆらりとこちらへ歩いてくる。
知らない。こんなの、知らない。
怖い。
温度の無い目で見下ろされる。
刹那。体が浮き、強く瞑った目を開けば、ヒョンに“お姫様抱っこ”されていた。
「…!?」
「っ、下ろしてください!ちょっ、何するんですか!」
『煩い、黙って。』
せめてもの抵抗と、彼の腕の中で暴れていたが、その声で動きがふっと止まった。
いつもの、ヒョンじゃない。
体が恐怖と怯えに包まれる。
着いたのは俺の部屋。
乱暴にベットに投げられ、ドアの鍵を閉められた。
「…ゃ、やだ」
無言のヒョンに馬乗りされ、押し倒された格好になった。
ぐっと脚に体重をかけられ、身動きが取れない。
手を頭上でひとまとめにされ、完全に拘束された。
得体の知れない恐怖に包まれ、涙が止まらない。
「こわい、、はなしてっ」
はぁ、とため息を吐いたと思えば、突然キスされた。
下で口をこじ開けられる。激しくて濃密なキス。息する暇もないような。
苦しくて、意識があやふやになってきた頃に唇を離された。
『素直になれなくて…』
いつもより低い声で呟きながら、いやらしい手付きで服に手を忍び込ませるヒョン。
『さらには、俺に対してあんなこと言っちゃうユンギだもんね…?』
脇腹、みぞおち、へその周りを爪でつつつっとなぞられる。キスで感度が良くなった俺は、それだけで腹の奥が疼く。
『そんなお前には、』
『お仕置き、しなくちゃ。』
ギュッと胸のかざりを摘まれて、嬌声と共に体が跳ねた。
服を脱がされる。
一心不乱につけてくれるキスマークも、今日は無い。
前戯もよくやっていないのに、孔に指を差し込んだ。
いつもならば、ゆっくりと高めてくれて孔に挿れる時も痛くないし、ぐずぐずに蕩けてモノを待っているはずなのに、今日は異物感と痛みが凄かった。
「あ゙ッ…ぃたい、やめて…」
少し出し入れした後に、2本目の指を挿れた。
ギチギチと音が鳴るようだ。
「っ…はいらないっ、!ぁああ…!」
痛かったはずなのに、指が動く度にナカは濡れて、快感を拾いだす。
「はっ///あ、あ…んん…♡」
3本目も雑に突っ込まれた。苦しいけど、気持ちが良い。
少しづつ射精感が高まってくる。
ナカで指がバラバラに動き、その1本が前立腺に触れた時、腹の底がきゅぅんと疼き、頭が真っ白になってソコから精液が飛び出した。
と、思った。
「あっ!そこっ♡イっ、く…!!///」
暴れ回っていた指達は静かになり、刺激しないようにと慎重に俺から出ていった。
「なんで…!ヒョン!イかせてぇ///」
うずうずする。早くこの燻る熱を吐き出して、気持ち良くなってしまいたい。
蔑むように見つめられる。
『はっ、そんな簡単にイかせると思ったの?』
『馬鹿だね。』
衝撃と絶望で思考が途絶える。
馬鹿って、言われた。
冷たい目で見られた。
愛が無かった。
『そんな奴の相手は出来ないなぁ?』
『放置プレイでもしとこっか?』
『怒ってる俺なんて気にせず喘いじゃうお前だもんね。』
自分の醜さを突きつけられるような言葉の数々。自分が嫌になって、ヒョンが怖くて、涙が溢れる。
彼が手にしたのは、どこから取り出したのか、恐ろしいほど大きなローターだった。それも、興奮を高めるような艶やか(あでやか)なピンク色。
それを孔にあてがわれる。
「…ゃ、、はいんない、そんなおっきいの。」
そんな大きいのを挿れられたら、裂けてしまう。とんでもない痛みを想像し、鳥肌が立つ。
涙で滲んだ視界に写ったのは、にやりと笑いローターを挿れるヒョンだった。
途端、みちみちと音を立てて、異物が入ってきた。
「あ゙あ゙あ゙ッ!!!」
痛みを耐えるため、シーツを握りしめる。
でもそれもまた、ぐぽぐぽと動かして少し経てば、気持ち良くて。
「ぁぅん♡ぃやっ、おっきい♡♡」
『そろそろかな…』
その言葉は聞こえなかった。
カチカチカチ、とスイッチのバーを上げるような音がして、
感じたことの無い、雷に打たれたような刺激が体を貫いた。
「…ッッ!!!??」
視界に星が飛び、チカチカする。腹の中でうごめいていた熱が、勢いよく吐き出された。
刺激は止まらない。ナカをめちゃくちゃにして暴れている。
『じゃ!3時間後にまた。頑張ってー』
ガチャンと扉が閉まる音がして、ヒョンが出ていってしまった。
まとまらない思考の中に聞こえた、3時間後という恐ろしい言葉。
無理。死んじゃう。そんなの。
一人で過ぎた快感を受け続けながら3時間なんて。
「ぁゔっっ!ああああッ!♡♡」
部屋に響く、下品な喘ぎ声とローターの振動音。
「んやぁぁ、!♡♡♡♡でるぅっ///」
自身の脚に生暖かい液がかかった。
背中を大きく反らし、足の指を丸める。
どうにかして快楽を逃がさなければ、頭がおかしくなってしまう。
悶えて体位を少し変えると
「んぉ゙っっ、!?♡♡」
奥の行き止まりの壁と前立腺、両方に当たって、体が浮遊感に包まれ絶頂に達した。
達したことによる倦怠感と馬鹿みたいな刺激で、もう全く動けない。
「とまっ゙てぇっっ!///♡」
「もぉ゙やぁ゙あ゙あ゙っ♡♡♡♡」
続く射精。息ができない。
快楽に堕ちないために、体をうねらせて、必死に逃げる。
「はぁっ!は、あぁぁんっ!♡きも゙ちぃ、、!///」
愛なんて無くて、怖いのに気持ち良くて。
「っ、んんっ、、、ぁぅ゙ ぐすっ、」
髪の毛を握って、喘ぎながら泣く。
またイく。意識が朦朧とする中、一際大きくきた快感の波に体が震えた。
「イぐぅぅ〜〜っ!!!♡」
ぴゅるっ。ぴゅっ、ぴゅるる。
出し切ったのか、勢いがない。でも気持ちいのは出し切れてない。むずむずする。
「あひっ♡♡、、、もっ、でなぃぃ゙〜!」
ぎゅっと締まったナカのせいで、よりはっきりとローターの形を覚える。
いろいろな液にまみれて、体も意識もぐちゃぐちゃ。
体が下手に熱を出そうとする。もう出ない。やめて。
「いぎだぐなぃのぉぉっー!♡♡♡」
甲高くて、何を言ってるのかもうよく分からない自分の声が響き渡る。
ガチャリ。
ビクンビクンと震える中、ドアが開いた音がした。
『おつかれ。』
『きもちかった?声めっちゃ聞こえたけど。』
ヒョンの声が聞こえる。
ローターの振動が止まった。
顔を手で隠す。呼吸が整わなくて、涙が溢れて。
『あーあ、ベットぐちゃぐちゃ。精液で濡れてるよ、どんだけイったの?』
「〜、ふっ、んっ、ぐすっ、、ひょ、」
『んー?』
「ごべっ、なさぃ…ふっ、ふっ」
「こわがったっ、、」
『お仕置き出来たみたいだね。』
『よしよし。怖かった?』
いつものヒョンの声。安心する、大好きな声。
こくこくと頷いて、ヒョンの顔を見る。
頭を優しく撫でてくれる。
「すき…」
「愛してる、ひょん。すき。♡」
『可愛い。もう寝ていいよ。』
「いって…」
『ん?』
「あいしてるって…いって?」
『愛してるよ、こんな事してごめんね。ずっと愛してる。』
心が温まって、安心して疲労と眠りの海に意識を投じた。
|*・ω・)チラッにときゃです。( . .)”
サンゴさんからのリクエスト、シリーズ書かなきゃなのに、どうしてもお仕置きプレイ描きたくなってしまって…長くなったし、喘ぐの下手だけど、どうでしたか?
コメント、いいね待ってます!
シリーズ待っててねヾ(・ω・`)
コメント
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ドSソクジン良すぎましたぁぁぁぁ〜!!ゆんぎかわいいい😵💫
お仕置きを書きたくなるニトキャちゃんイイね~♡表現がリアルすぎて、もう…(o゚∀゚)=○)´3`)∴♡♡♡