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はじめまして
いろはすと申します。
この作品はタイトルのとおり百人一首を題材とした日本受けの恋愛短編小説をかいていきます。御時間がありましたら見ていってくださると嬉しいです。
書いていく順番に歌番号は特に関係ありません。そして恋愛と関係がない歌も物語にする予定なので本来の歌とは少し別の意味になってしまうことがあるかもしれないこと、短い、展開がとても早い、文章が稚拙、改行が下手ということをご了承ください。
では早速ですが、はじまりです。
歌番号二番 春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山(露日) 作者:持統天皇
桜の花が散り、青々とした葉が柔らかい日の光を浴びている。
その眩しさに思わず目を細めた。
暖かい、それなのに寂しい。
「…..もう、夏ですね」
思わずそんなことを口にしてしまった。
今年の夏と秋の間は、貴方に会えない。
仕方のないことだとわかってはいても、本当は嫌
そんな女々しいことを考えてしまう自分に、少し嫌気がさした
「…ん、そうだな」
彼は私の言葉を静かに肯定した。
そして、春を連れ去って行く爽やかな風を感じるように、そっと目を閉じた。その仕草に少し胸が痛んだ
ふと、視界の端に香具山の麓に干された白い着物が見えた。
「…知っていますか?ここには夏になると白い着物を干すならわしがあるんですよ。」
少しも寂しそうに見えない貴方に寂しがってほしくてわざとこんな話をしてしまった。
…少し私のことを見てほしかったのかもしれません。
「…そうなんだな。」
永遠にも思える静寂が私達を包んだ。
「………また、冬になったら会いに行く」
明後日の方向を向きながらそう言ったロシアさんの顔が少し赤くなっているのを見るとなんだか少し照れてしまう。
…よく考えるとくだらないことで悩んでいた自分が、少し可笑しく思えてくる。
「….待っています。」
季節は巡る
永遠の夏も冬も存在しない
それは、変わらないものなど存在しないということ
「ロシアさん、愛しています。」
「俺も日本のこと愛してる。」
春が過ぎ、夏がくるように私達の思いは巡り続けるのだろう。
歌の意味
→春がすぎていつの間にか夏が来た。夏になると白い衣をほす習わしがあるという天の香具山に白衣がほしてある
天の香具山
→奈良県にある山でそこには神様が人間の嘘と真を調べるときに衣を水に濡らしてほしたという伝説があります。
持統天皇
→天智天皇の皇女で天武天皇の后となり、後に第四十一代の天皇になった御方です。
ゆうやみ飴
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