前回の続きはもう少々お待ちください🙇♀️
※病み
※自殺
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「なあ、おんりーチャン。」
「…..何。」
真夜中の冷たい風が頬を掠める。屋上に二つ、不穏な空気を漂わせて揺れる影。
「少し、もう少しだけ頑張ってみねえ? いやその、今が駄目とかではなくて….」
「….MEN、もういいよ。」
「いやッ、ちょ!ちょっと待ってくれ!」
フェンス越しに見える人影は今にも消えてしまいそうなほど儚く、白い月によく似合う。
「逃げてもいいから、諦めさえしなけれ「もういいよ!!!」」
「!?」
突然張り上げられた声に驚くも、すぐに気を取り直した。
「みんな『逃げてもいい』って言うけど、どうやって逃げればいいのかは教えてくれない….」
「おんりーチャン….」
暫くの間沈黙が続く。それを引き裂くようにおおはらMENは話し出した。
「はは、確かにそうだな。『逃げてもいい』ってのは残酷で意地悪な言葉だ。結局はそいつのエゴってか。」
「….」
「でもさぁ、そういう人のエゴも、生きる理由にできないかねぇ?」
「….さぁね。」
「生きる理由はさ、なんとなく、とかでも全然いけると思うんよ。なんなら無くてもいい。」
「ッ、無いよ。」
「うん、それでもいい。死ななきゃいけない理由にはならねーよ。」
「いいの?こんな俺でも?」
涙を零しながら震えた声を出すおんりーに、おおはらMENは優しく言った。
「もちろん。おんりーチャンは立派な人間だよ。だから生きてて欲しい。俺のエゴだけど。」
と、おおはらMENはニカッと笑った。
コメント
3件
やっぱおんMEN最強だわ
はぁー神