その後、康二に「阿部先生に合わせてー?」と何回も何回もせがまれた。もうどうしようもなくなり、俺はいいよと言ったが亮平は来てくれるだろうか。
というか、最近勉強してないぞ?もしかして亮平も忘れてる?ちょっと今日は教えてもらわなきゃ
康二と話している間でもいろいろ考えていた。
え、えーっと、これは入っていいやつか?お父さんが出張から帰って切れお母さんとお話してるんですが…。まあ入るか。
「た、ただいまー」
「邪魔しまっせー!」
「ちょ、康二声デカい!」
場の空気を読めない人とは康二のことか。すると後ろから誰かの人影が。
「兄ちゃん!」
優だった。その隣には……亮平がいた。
いやなんで?なんで優と亮平が2人揃って俺たちの後ろにいるの?まあいいけど
「あ、帰ってたのね!優も阿部さんも蓮も。えっとー、蓮の隣にいる人は…」
「どうも!万能調味料塩麴こと向井康二です!」
「初めまして。蓮と優の母です」
「じゃ、じゃあ入って!」
はあ、亮平が真後ろにいることにまだ気づいていないのか。康二。
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こーじ、阿部ちゃんの存在消してる?
わお!後ろにいるのに気づかない康二鈍感だねぇ!