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それにしても、、僕の首に締められた跡があることが何よりも気になる、、あの時はそのまま話を続けてもこんがらがるだけだと思い前の僕の様子について聞いたが、、、、
なんだか寒気がしてきた、、早めに帰ってしまおう
一人で帰るのは寂しくなるな、、
雨はまだやんでいない、
梅雨、早くあけてくれないかなぁ
とかそんなことを考えて気づいたら家に着いていた
今日は僕の部屋に置いてあった本を読んでみようそう思い
見た中で1番ページ数の少なそうな本を選んだ。
小学生高学年向けの表紙がカラフルでシャボン玉が浮いていてその真ん中で女の子が本を読んでいる本
中をペラペラめくった感じ挿絵などはなさそうで文字ばかりの本、正直読めるか不安だったけど意外とすんなり内容が頭に入ってきて
なんがか読んでいて懐かしくなった、
やっぱりここにある本は全部僕が好んで買ったものばかりだとやっと実感した
この本、、随分綺麗だな、小学生高学年向けだから小学生の時に買って貰ったやつなのかと思っていたが意外と最近なのだろうか、もし小学生高学年で買ってもらったものなら少なからず7年ぐらいはたっているはずだからちょっとぐらい汚れてたりしても普通なのに、、真っ白で綺麗、、
随分大切にしていたか、、、最近買ったものか、、
お母さんに聞いてみよ、、
『あ、お母さん』
お母さんは紺色のエプロンをして
今日の夜ご飯を作ってくれているようだ
『んー?どうしたの?』
『あのさ、この本っていつ買ったやつ?』
『あー、それね!懐かしいわね』
『それ真琴が初めて私にお願いして買った本なのよ』
『普段からあまりもの欲しがらなかったから珍しくてそれと一緒に似たような本を10冊ぐらい買ってあげようとしたら、必死に止められたのよねー』
そう言いたがらお母さんは懐かしそうに微笑んだ
『確か、、小学3年生ぐらいの時かなぁ〜』
『小3、、、』
9年もたっている本がここまで綺麗だなんて有り得るのか、、、
『どうしたの〜?そんなに考え込んで』
『あ、いや大丈夫!』
どれだけ考えても無い記憶を探ることは出来ない、、
考えても仕方ない、いつかわかる時が来るかもしれない、その可能性にかけて僕は待つことしかできない、、
『ご飯何時から?』
『んー、もうすぐできるからもう座っといていいわよー』
『わかった』