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太「 君の小説を見れない事が ………… 」
太「 心残りだよ 。」
目を瞑り 、重力の力で勝手に躰が下へと落ちていく 。その時に訊き覚えのある声がした
敦「 太宰さん … ッ!!」
太「 …… 」
私の顔が敦君に如何見えてたかは 、判らないけど 、私の最期のお願いは 、、伝わったさ 。私が育てたンだからね
グシャッ 、、、、、、、、、、、、、
それ以上の音は無かった 。只 、1つの音だけが屋上にも届いた気がした 。
敦「 太宰 、さん … ?厭だ 、、太宰さんッッ!!」
ポートマフィアの虎 、中島敦は急いで黒い外套の男が眠る地へと走って行った 。僕は黒い外套の男の死を屋上から見下ろす 。
芥「 …………… 呆気なかった 。」
芥「 … 」
銀もまた何処かへ消え去り 、因縁の男を此の手で殺せず 、心残りが幾つも有る 。
芥「 … 僕らに本当のことを云い 、僕と人虎を生かす為だけに自身の身を犠牲にするのは何故か 、、」
織「 芥川 」
芥「 織田 、作之助 … か 。」
織「 彼奴は何処に行った 」
芥「 彼奴?あぁ 、人虎なら今下に居る 。すれ違わなかったのか?」
織「 否 、人虎の方じゃない 。ポートマフィアの首領の方だ」
芥「 … 」
芥「 黒い外套の男は 、僕らの前から去った 。」
織田の前では黒い外套の男の末路が云えない 。何故だかは 、僕自身も解らぬ 。判らぬから意味の判らぬ返答になった
織「 そうか … 」
芥「 ………………… 銀も 、僕は救えなかった 。銀は 、僕を置いてまた何処かへ行ってしまった 。」
織「 そうか 、」
織田にも共感 、、したかったのかは判らぬが 、謂うべきだと僕の心が反応した 。
敦「 太宰さん … っ!!太宰さんッ!」
太「 ………………………………………………………… 」
太宰さんは人形の様に動かなくて 、冷たくて 、太宰さんの周りが血が流れてて 、飛び散ってて 、、それで 、それで 、、っ
敦「 厭 、厭です 、!!僕は未だッ!貴方に恩を返してませんっ!」
敦「 太宰さん 、太宰さん … っ」
僕は自分の顔 、手 、服 、凡てが血で汚れていくのも気にせず 、太宰さんを抱き抱えた 。太宰の口元に耳を近ずけるとそこからは微かに息が訊こえてくる 。
敦「 直ぐに 、直ぐにッ 、治療しましょう!!そう 、そうしたらッ!!!」
太「 … 」
太宰さんは小さく首を横に振った 。
太「 も ………… ぉ “ 、、」
太「 、、、た 、の … 、幕 … は 、、…………… 」
太「 とじ ……… たの 、だ 、よ 、……………… 。」
『 私の幕は閉じた 』
訊こえた言葉を合わせると 、絶望に感じた 。僕の目の前から 、また人が幕を閉じていくのを見た 。
敦「 貴方はまだ 、幕を閉じては駄目ですッ!!」
敦「 貴方はポートマフィアの首領として 、僕を拾ったモノとしての役目を終えてませんッ!!!」
敦「 だから … 」
太「 … 」
もう上がらない手で 、力の入らない手で 、太宰さんは僕の背中を撫でた 。太宰さんは何時もの胡散臭い笑顔じゃない 、優しい顔で笑った 。
敦「 ぅ” 、ぁ”あ …… ッ 、ああ”ぁあ”“ッ …………… ッう あ” 、、……………… ぁ 、あ”ぁあぁ … ッ”!!」
泣いても何も云わなくなった 、太宰さんは今日 、この日 、幕を閉じた 。
月日が経ち 、、
敦「 鏡花ちゃん 、僕は 、この人達に許して貰えるかな ……… ?」
鏡「 判らない 。けど 、其れは私も同じ」
敦「 ふ ぅ … 」
一呼吸する 。
鏡花ちゃんも僕も緊張と不安を感じていた 。だって 、『 武装探偵社 』と書かれた扉を目の前にしているからだ
「 何をボサっと 、突っ立っている 。」
敦「 !!?芥川 … ッ!」
芥「 貴様らは今日から此処の社員 、そして僕の部下 。それを重々把握しておけ」
敦「 … お前の部下なんぞ 、御免だ 。」
芥「 ふっ 、それを決めるのは僕の上司のみ 。お前に決める権利等有る理由無いだろう」
鏡「 其れは貴方も同じ」
芥「 … 其れもそうだな 。」
さっさと入れと云わンばかりに強引に扉を開けさせ 、中へ入れられた 。
だけど 、対戦した時より 、優しくなっている気がした ………………… まァ 、此奴と仲良くするのは御免だけど
この後は如何なるのやら?