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#閲覧注意
えれめんたる
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#タイムスリップ
えれめんたる
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私「が」二人欲しい。
全く別の人格が二つ欲しいとか、性格に表裏が欲しいと言う訳じゃない。
私という人間が、そのまま二人分欲しい。
そして、できることなら、私が選択しなかったルートを選んで欲しい。
学校からの帰り道、いつもより遅い足取りの中、私は思う。
絶妙な時間のすれ違い、私は友達を置いてきた。待つのも面倒だし、そもそも約束していないし。そんな言い訳を並べて。
仲はとてもいい。なのに、どうして断られる想像をするのだろう。
もしかしたら他の子と帰るかもしれない。
もしかしたら迷惑かもしれない。
もし逆の立場だったら、友達が待っていてくれたら、私はとても喜ぶのに。
私が友達を置いたのなら、もう一人の私には待っていて欲しい。
私が勇気を出して好きな人を誘えなかったのなら、もう一人の私には勇気を出して誘って欲しい。
私が卑屈になるのなら、もう一人の私には素直でいて欲しい。
私はいつも、楽な方へと流される。
自信を持って誰かを待っていると言いたい。
勇気を出して誰かを誘うのだと言いたい。
通学路の途中、ふと私の足が止まる。
私の心が言っている。
“今からでも遅くはない”
……嘘でしょ?戻るの?ここまできて?
約束もしてないのに?面倒だよ?気まずいよ?
ああ、私はいつもそうだ。聞かれてもないのに、まず言い訳を並べる。
自分を納得させて、正当化して、殻に篭る。
なのに、なんで、どうして…今日は足が出るんだろう。
この一歩を踏み出せば、何かが変わる気がする。
決して大きくはないけれど、私が動いたという何かが。
きっと、変わる。
そう思いながら、私は一歩を踏み出した。
帰り道とは、反対方向に。
会えなくてもいい、途中で辞めてもいい、きっとそれも、私らしい。
コメント
3件
新しいですね! なんか、勉強する自分とスマホ見る自分と絵描く自分とで何人も自分がいればいいのにーみたいなのはよく耳にしますけど、 自分が選択しなかった逆の方に行って欲しいは考えたこと無かったです!えれめんたるセンセは凄いなぁ✨✨
ありがとうございます。刺さってよかったです。
うわあ、めっちゃ刺さったわこれ……。 「私が選択しなかったルートを選んで欲しい」って考え、すごくわかる。誰しも一度は思ったことあるよな。でも最後に“戻る”って決断するところ、めちゃくちゃ胸熱だった。“会えなくてもいい”って締めも、等身大の強さって感じで好き。続きどうなるんだろう!