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「月くん」
低い声から発せられる声に、既視感を覚える。今世では絶対に会いたくなかった相手。なぜお前がここに。と口走りそうになるが、それは直ぐにわかった。今聞きたいのはそこじゃない。よりにもよって今日に。だなんて思うが、僕は困惑した表情を浮かべた。
「月くん……って、誰のことですか?」
知らぬ存ぜぬ。僕の今世での名前は、朝日陽。このまま突き通せば、なんとかなると……思っていた、僕が間違いだったのかも知らない。
「……記憶が無いのですね。」
そういう彼は、悲しそうな表情を浮かべていた。
rule
・転生者は、外見が同一の状態で転生する。
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