テラーノベル
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さかむけさんの神絵のパロ書きます!!!
最近😊ちゃん推しになりつつある
でも最推しは🐼(((
さかむけさんのイラスト見る人によってかなりフェチズムわかれそうなところが好き😘
それはペトリコールの香る肌寒い雨の日だった。
「…だーっ!スマイルどこだよ!!!」
「シャークんうるさい!」
バン!と台パンしたシャケをきんときが叱る。
「ほんと…スマイルどこ行っちゃったのぉ…」
半泣きのBloooockがPCを叩く音をBGMにきんときとシャケが言い合いを始めた。
人数分のホットミルクを入れるきりやんもうんざりとした顔をしている。
今、スマイルは行方不明になってる。
1年もずーっと見つからなくて、みんなピリピリしてるんだよね。
「Nakamuも!なんでそんな落ち着いてられんだよ!人の心ねぇのか!?」
「Nakamuに八つ当たりすんな馬鹿!」
俺につかみかかりそうになってるシャケをきんときが押さえつけた。
怒鳴りそうになるのを我慢して静かに答える。
「俺だって死ぬほど心配だよ。…おまえらが焦ってるから冷静でいようとしてんだろうが…」
思ったより低い声が出ちゃった。あとで謝んないと。
びくりと肩を跳ねさせたシャケは俺から目を逸らす。
「まぁまぁ…ほら、これでも飲んで落ち着けよ」
やんにホットミルクを渡されてありがたく受け取った。
「Nakamuのはめちゃくちゃ甘くしといたからな」
「ありがと」
こんな状況でも思いやりを忘れないやんのことは素直に尊敬する。
他のメンバーにもホットミルクを渡したやんはソファに座って軽く嘆息した。
「スマイルが心配なのはわかるけどさ、そんなピリピリしててもどうにもならんだろ。一旦落ち着いて休もうぜ」
その言葉を聞いたきんときとシャケは俯いて椅子に座った。
Bloooockも少し安心したように笑った。
ピンポーン
家のチャイムが鳴る。
「あー、俺見てくるわ」
みんなに断ってから玄関へ向かう。
誰かがウーバーでも頼んでたんかな。
でもだとしたら俺が出るって言った時名乗り出るかも?
「はーい、どなたですかぁ…」
扉を開けながらそう言って、言葉が止まった。
「…あ、Nakamuじゃん。めっちゃ久しぶり」
腕に何かを抱えたスマイルが、小さく手を振った。
少し体勢が崩れたのか何かを抱えなおす。
「な、…ぁ、すま、すまいる…え、なん、で…」
「とりあえず寒いから上がるな」
空気を読まないマイペースっぷりは変わってなくてちょっと安心した。
その場で呆然としているわけにもいかず、すぐに追いかける。
「Nakamu、両手塞がってるから開けて」
「え、ぅ、うん…」
咄嗟に言う通りにしてしまったことをすぐに後悔する。
扉を開けた瞬間みんなが一斉にこっちを見て、目を見開く。
「なっ、え?スマイル!?」
「スマイル…ほんとに…スマイル、なの?」
「スマイルっ…!?」
「…マジ、か」
いつも通りな顔で突っ立ってるスマイルにみんなが駆け寄った。
一番不安定になっていたシャケが怒鳴った。
「お前!どこ行ってたんだよ!!心配しただろ!!」
「すまん…ちょっと動ける状況じゃなかった」
今度はきんときが問いかけた。
「動ける状況じゃない…ってどういう事?」
「うん、そのことを話しに来たんだよ」
そこでスマイルは「何か」を覆っていた布を外す
そこには。
「紹介するよ。俺の赤ちゃん♡」
「は?」
「かわいーでしょ?」
そこにはまばらに髪が生え、顔の皮はでろりと溶け、骨盤の辺りから触手を伸ばした「何か」がいた。
「今寝てるから静かにな。ふふ、可愛い」
この世で一番尊いものを愛でるかのように「何か」を撫でるスマイル。
「赤ちゃん、って…スマイル、それ…」
「ん?何?可愛いじゃん。結婚もしたんだよな。ほら祝え」
左手の薬指にはまっている銀色の結婚指輪を見せられて声を失った。
スマイルが大事に抱いているそれは、明らかに人間じゃない。
Bloooockも同じことを考えたのか、真っ青な顔でスマイルに話しかけた。
「ね、ねぇスマイル…その赤ちゃん、って誰との赤ちゃんなの…?」
「ん~?あぁ、写真見るか?」
椅子に座りスマホを触ったスマイルはやがてはい、と画面を見せてきた。
「ごめん、身長高くて顔写んなかったんだけどさ」
それを見て再び声を失う。
黒くて、細長くて、顔は見えない。爪の鋭い手でスマイルの肩を持っている。
SAN値削られそう。
「ま、今日はただの挨拶だからさ。そろそろ帰るわ」
「は…」
「あの人も待ってるし。じゃあな」
玄関へ向かうスマイルの肩をシャケが掴んだ。
「…おまえおかしいだろ」
「え、何がよ」
「それ人間じゃねぇし、なんの生き物なんだよ。その赤ちゃん?も気持ち悪――」
シャケの身体が蹴り飛ばされた。
あまりにも一瞬の出来事で。
「…俺の大切な子供を馬鹿にするな」
玄関先から聞こえた低い声に鳥肌が立つ。
「じゃ、またな。時間あればまた顔出すわ」
ひらりと手を振ったスマイルは軽い足取りで家を出ていった。
さっきの低い声。
子供に対する大きな愛情を感じた。
「…シャケ、大丈夫?」
「おう…」
シャケを抱き起こして声をかける。
呆然としてるけど怪我はないみたいで安心した。
あいつ、帰ってこれるのかなぁ。
うーん…
いや、さかむけさんのイラストは最高に尊くて最高なんですけど
俺の語彙力が足りなすぎて駄作になっちゃってるの申し訳なさすぎる
ジャパニーズドゲザかましますort
コメント
2件
ひ-!!ありがとうございます!! めちゃくちゃ良いです🫶🫶🫶🫶🫶