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ーあなたに私の何がわかるの!?

私がどれだけみんなに比べられたか…ー










第1章 ー新学期ー

「はぁ。今日から新学期だ。」

桜が満開に咲いている校門の前に止まってため息を付きながら菜乃は言う。

「菜乃!!おはよう!!」と後ろから聞いたことのある声が聞こえる。

「おはよう。彩香。」

後ろを見ると幼馴染で同級生の彩香だった。

「おい。俺もいるぞ。」

彩香の後ろを見るとそこにはもう1人いた。

「あ、海斗じゃん!おはよー」

「おはよう海斗。」

海斗は菜乃と彩香の幼馴染で同級生だ。

「今日から学校だなークソだるw」

「ほんとにwうちらもう高3になるのか〜w」

そう。今年で私達は高3になり受験生でもある。

「げ…受験生じゃん。」

「そうだよ。」

ここで菜乃は初めて会話に入る。

「2人とも将来の夢とかあるのか?」

と海斗が聞く。すると彩香は

「ん〜私は、人のことを考えなくてもいいような環境をつくることかな〜」

「へ〜彩香にしては意外だなw」

「ちょっと!意外ってなによ!w」

「あ、菜乃わ?」

と彩香が聞く。

「あ。え、私わ…」

(言ったら馬鹿にされないかな…どうしよう…)

「菜乃?」

海斗が心配そうに聞く。

「あ!ごめん!夢の話だっけ?私は今の所ないかなw」

「へ〜まぁ自分のペースで見つけて行けば良いもんなw」

「そ、そういえば海斗は何かなりたいのあるの?」

焦った様子で菜乃が聞く。

「え?俺?ん〜とりあえず俺は医者になろうと思ってる。」

「え〜海斗がなって大丈夫?w医療ミスとかしないの?w」

と彩香が言う。

「おいwバカにしすぎじゃないか?w俺だって頑張ればなれるよw」

「……」

(私と似てる医療系だ…)

「菜乃?大丈夫?」

「あ!大丈夫!てか、2人ともそのまま前の教室に行こうとしてるけど、学年変わったから教室の場所も変わってるはずだよ?だから、?クラス表見に行こ!」

「おおwそうだったw菜乃、教えてくれてありがとな。」

「いえいえ。」

「えっと私(俺)のクラスわ…」(同時に言う。)

「あ!見つけた!え?てか私達同じクラスじゃん!?」

と彩香が言う。

「え!嘘!まじやん!」

「本当だ。」

「早く教室行こ!」

「ちょっと!急いだら転ぶよ!」

「大丈夫、大丈夫!」









「えっと…教室どこだろう。彩香は走って先に行っちゃうし…」

「ほんとだなwあ、あそこじゃないか?3年2組」

「あ、本当だ!w私たちの学年は3クラスだけど他の学年が人数多すぎでクラスも多いから探しにくい…w」

「ほんとだなwあ、あれ彩香じゃないか?」

「あ、本当だ。彩香〜!」

「やっと来たw待ちくたびれたよ〜」

「彩香が先に行くからでしょ!!」

「彩香が先に行くからだろ!!」

「あはは〜ごめんごめんwてか2人とも息ぴったりだねw」

「あ…」

照れた様子で目を合わせる

「そう言えば、私たちの席どこだろう?」

菜乃がたずねる

「あ〜新学期だから出席番号順じゃないか?」

海斗が言う

「えーマジ〜?w」

「うちだけ離れるじゃんw」

と少しガッカリした様子で彩香が言う

「あ…確かにねw」

「俺と菜乃は前後だけど彩香少し遠いもんなw」

「いいな〜苗字変えよっかなw」

「そこまでするか?!」

「あははw冗談、冗談!w」


「…そろそろ始業式始まるから準備しないと?」

「あぁ。そうだな。彩香は席に戻れ〜?」

「はーいwいいよね〜?席が近くてw」

「統べこべ言わず戻れw」

「はーい」

✧••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✧

始業式

校歌斉唱🎶

(…!?やばい、何かおかしい…クラクラする…)

トントン

「大丈夫?体調悪い?」

隣に座っていた海斗が私の肩を叩いて聞いた。

「んーん。大丈夫…」

バタッ…

「菜乃!?おい!大丈夫か!?」

✧••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✧

保健室

「なんでここにいるの…?」

当たりを見渡す

「あ、やっと目が覚めましたか?」

「先生…私なんでここにいるんですか?」

「始業式中に倒れたんですよ?覚えていません?まぁ軽い貧血だったので良かったです。」

心配そうに言う。

「私、そろそろ教室戻りますね。」

「体調大丈夫?」

「はい。あと、今ちょうど休み時間だし、戻るのにもちょうどいいかな〜って」

「そうね。じゃあ、お大事に」

✧••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✧

教室に戻る時

「www」


✧••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✧


次回へ続く

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