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「どやった?昨日。244怒ってた?」
朝一自分の部屋かのように突撃してきて一緒に朝ごはんを食べた後、唐突に鈴音に質問してみた。きたときに特に怪我してる様子はなかったから殴られてはいないと思う。ていうか、244が鈴音を殴るのだけはあり得ないか。
「怒ってはいたけど、二度とせん約束はした。」
「そやな、二度とせんとこ。で、次の企画なんやけど。」
「待って?遊麗は?玲央は?」
「えっと、傷付けてしまったことだけ伝えとく。」
「ほぉ…あ、次の企画の話よな」
完璧にスルーしますやん。触れたあかんって思ったんやな、ポメの本能で。
「そう。次さ、逆に褒めまくってみた的なのどう?」
「褒めてみた???」
「そうそう。褒めてみた。褒めんの得意やん?鈴音。よく褒めてくれるしさ」
「褒めれてる…?」
自覚ないんかこいつ。ていうか褒めた記憶が飛んでる?まじでアルツハイマーか?病院連れて行った方がいいんやろうか。
「褒めた結果が薄い反応やったら鈴音恥ずかしくて一生244の家いけへんくなる。」
「大丈夫やって。鈴音やったら次の日には忘れて遊びに行ってるって。」
「え?薄い反応なわけないやんとか言うフォローじゃなくて?鈴音の頭ディスるのがフォローやと思われてる?」
「あながち間違えちゃうやろ。多分やけど244にもコージさんと手を繋いだのが浮気!とか言って嘘バレたんやろ?」
「え、すごい正解!!」
「ほんまにそうなんかい」
素直すぎてそのうち詐欺とかに引っ掛からへんやろうか、うちの子。コージさんが心配するのも頷ける。この子一人で置いといたらあかん。
「お菓子あげるとか言われてもついて行ったらあかんよ?」
「244にもおんなじこと言われたんやけど。流石についていかんって。」
「鈴音ついていきそうで怖い。後、私らが怪我したとか言われてもついて行ったらあかんで。」
「それは行くかもしれん」
「行くなっつってんのに」
「気をつける…」
そんなしゅんとした顔すんな小動物。やっぱ私の周り小動物しかおらんな。