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「ここがギルドです。」
「うわ、人多すぎない..?」
「冒険者パーティーが沢山ここに集まってくるのでいつでも賑やかですよ。 」
「いつも私と組んでいるパーティーを呼びます。皆さんお強い方ですよ。」
「よぉ!リン!なんかあったか?急に呼び出すなんて。」
「本当ですよ。急で少しハプニングが起きましたよ。 」
「いつも3人パーティなんですか?」
「1人居ませんけれど…どこへ…?」
「あぁ、あいつ来れないってさ。」
「まぁ仕方ねぇよな。教師だし。」
「で、何するんだ?」
「誘拐された人の救出です。」
「あぁ?簡単じゃねぇか?」
「それがそうとも限らないんです。」
理由を話した。以外と話が長いなぁと思いつつ話が終わった。
「ということです。」
「なるほどな。なげえよ。」
「簡単に言えば相手が強いかもしれねぇって事だな。簡単にまとめろよ簡単に。」
「…」
「おっし、行くか。」
糸のような魔素の道をずっと辿って行った。
辿っていくと山が見えてきた。
この山は危険地帯。
普通の魔物とは桁違いの魔物が出てくることもあるので普通は入るとは思わない。
「恐らくここの山に基地があるんですね。」
「危険地帯だし、それだったら基地建てやすいな。」
魔素の糸はここで切れている。
「魔力探知で探せねぇのか? 」
「そこまで魔素を感じられないのでまだ居ませんね。」
「…?ここの奥…魔素が漏れている…」
「あ?壁だけど。」
「隠し通路とかなのでは?」
「押すとか?」
「無理です」
「引くとか?」
「無理です」
「横とか?」
「無理です。」
「もう!なら強引だッ!!」
ガァン!!
「硬てえな。俺戦士なのにビクともしねえ…」
「あ、下から上に開けるやつだ。」
「。 」
「尋常じゃない程に魔素を感じる…」
「それだけ強いのか?」
「これだけ大きかったら、国1つは滅ぼせますよ…」
「マジかよ」
「俺らで太刀打ち出来るのか?」
「だったら、せめてネマだけでも助ける。」
「そうですね。目標は救出ですので、戦いはなるべく避けましょう。」
大きな広間に出た。
「なんだよ…これ…」
大きなカプセルの中に人が入っている。
まるで人体実験のようだ。
「これは…人の魔素を吸収しているような装置ですかね…」
「なんで魔素を吸う必要があるんだ…?」
「誰だお前ら。」
(!魔力探知に反応しなかった…でも、魔素が流れているのは見える…何故..?)
「おいおいマジかよ…気配だけでヤバいぞコイツ…横から攻めるぞ、いいな..?」
「待って。相手の魔法が分かりません。」
「それに、警備隊の死に方がおかしかったんです。傷は無く、吐血だけで死んでいます。」
「ここは…逃げましょう。」
「逃げるって…なんで!?ネマがここに居るかもしれないんだぞ!?見捨てるのかよ!」
「今はとにかく逃げるんです!!」
「待てよお前ら。見たからには消えてもらわないとな。」
「お前らあれか?チビの仲間か?」
「そうだよ!返せよ!」
「へっ、連れてってやろうか?」
「あ!?どこに! 」
「そのチビの所だ。」
「…あぁ!」
「お前ともう1人、の魔法使いだけ来い。」
「私ですか..?」
「あぁ、そうだ。魔法使い以外興味が無い。」
「気をつけろよ、リン。」
「ネマは元気なのかよ?」
「いや?」
「何したんだよ」
「お前ら、見ただろ?あの装置。魔素吸ってるんだよ。」
「なんで吸ってるんだよ 」
「それは後で言おうじゃねぇか。」
「分かった。」
「ここだ。 」
「ネマ!大丈夫かよ!?」
「カプセルに入ってるし、今は意識がないから聞こえてねぇよ。」
「さて、今からお前ら…同じようにさせる。」
「は…?」
「俺らは今魔素が必要なんでな。」
「魔素量が多いやつをここに連れ去って吸ってんだ。俺らのボスが世界中の魔素吸い上げてんだよ。」
「もうこれ以上は言えねぇな。まぁ、今からお前ら全員こうなるがな! 」
「!フレイム!!」
「遅い!」
「リスペンダ!」
「..?なんだ…この魔法..面白ぇな…面白ぇなぁ!!」
「まず1人目、捕まえたぞ..」
「…!?幻覚..?さっきの魔法かぁ..!」
「ライトニングシャワー!」
「広範囲か…厄介だな!」
「まずは面倒なお前からだな!」
「俺も面倒だぞ…おい..起きろ!」
「あ…!?あのチビ!何故起きてやがる!?」
「目覚ましの魔法かけてやったよ!授業でやったんだよ!!」
「ラージフレイム!!」
「ヘブンアロー!!」
「シールド!!」
(なっ!?こいつら自爆でもするのか!?)
(この空間全部消し飛ぶレベルだぞ!?)
「お前らも道ずれになるぞ!?いいのかァ!?」
「大丈夫さ。信頼してるぞ!ネマ!」
「うん!」
ドッカァァァァァン!!…
「うおっ!?大丈夫かアイツら…」
「ちょっと焦げたけど…倒したぞ!!」
「流石にシールドで全部は無理だよ…」
「2人共…無事ですか..?」
その後、この不法侵入事件が徹底的に調査された。
この不法侵入者は闇のグループの一員だった。
しかし下っ端にすぎなかった。
まぁ、倒せたしいいよね。って思う。
この闇のグールプの名はバーキュ。
様々な犯罪、殺人、などに関わっており、
ギルド達は必死に対抗はしているものの、戦況は良くないという。
ともあれ、皆無事に帰宅できて本当に良かった。
僕の子供時代の話はこれでおしまい。
次はもう少し成長した僕のお話をしようか。