こんにちは。
夢の中のはっぱです。名乗るの疲れました。
今回はノベルですね。勉強中にメモアプリで書いてたのコピペした所為です。
テラルレで引いた露日です。
⚠️文章力、語彙力等無いので不可解まみれです。
政治的意図等もありません。
それでも良ければどうぞ。
桜が咲いていた。
桜、桜か……もうそんな季節になったのか。ついこの前までまだ冬だと思っていたが……時の経過は早い。
なんとなく近くのベンチに腰掛け、何本かに並んでいる桜の木をぼんやり眺めた。
桜の香りがする。
満開だと思われる桜は見事咲き誇っていて、なんだかソワソワする。
非常に穏やかな天候に、自然と心も軽くなっていた。
和気香風。桜花爛漫。
桜の花弁が一つ、一つと、ゆっくり舞っている。
……桜、桜か。
それを眺めて瞼に浮かぶのは、桜がよく似合う、あいつだった。
そうだな。
あいつとの思い出は今でも鮮明に覚えている。
今日のような暖かい春だった。
桜の道で、あいつが普段よりうずうずしてるかと思えば、神妙な顔をしたり、微笑みだしたり……。とにかくおかしかった。
何してるんだ、と興味本位で訊いてみたら「桜が好きなんです」の一言。
それから、なぜかあいつに手を取られて桜観察会が始まった。
俺の手へ添えるように繋いだ手は、紅くなっていてぎこちなかった。
そんなあいつ──
──日本と歩いていった桜の道。
お互い口下手で、不意に会話が止まり、気まずい雰囲気になったときもあった。
でも俺はそれでよかった。むしろそれがいい。
落ち着くし、わざわざ話す必要も無いよなって思った。
日本と同じ感情を共有できているから。
……もしこれが、好きという感情だったら。
前々からそんなことを考えるようになった。
もちろん、そんなことないって分かっている。
俺が誰かを好きになるとか信じ難いから。
仮にそういう感情が俺にあっても、相手はあの日本だ。どうせ俺の事を好いてもいないだろう。
でも……それならば、おかしいほどお前を考えるこの感情はなんなんだ?
一緒に居るのが嫌なわけないし、むしろもっと一緒に居たい。もっとお前を知りたい。
そんなことを思って、いつも同じ考えに辿り着いてしまう。
このなんと言うべきか分からない感情に、
「好き」という言葉がぴったりはまってしまうこと。
そんな言葉は認めたくない。
きっと、認めてはいけないんだ。
そうじゃないと、日本に迷惑だ。
分かってる。好き……じゃないって。
分かって…………
「……あれ、ロシアさん?」
思いがけないタイミングで、望んでもいないあの声で我に返った。
「日本…なんで……」
あんなことを考えた後だから、必要以上に動揺している。
「だってロシアさん、元気なさそうに見えて……」
……お前のことを考えていたからとは言えない。
なんと答えようか模索していたところ、前から強い風が吹き、途端に目を瞑った。
「……わ、綺麗……」
風が弱まり、視界を開くと日本が呟いた。
その眺めの美しさには俺も思わず目を見張った。
先程の強風が桜に掛かり、花びらを乗せている。桜の雨のようだ。
後に、日本に目が行った。
日本は可愛らしい笑みを浮かべ、桜を見つめている。
とっても、幸せそうだった。
その視界に俺は入っていないようだが、今の俺はお前の愛らしさに微笑んでいることだろう。
何も疑うことなく
「好き」と、素直に思った瞬間だった。
そのまま、座っているベンチに目を落とし、そこ落ちていた桜の花びらをさーっと何枚か拾ってみた。
淡いピンク色で、触れていないかのように軽かった。
「……日本、こっち」
改めて名前を呼んでみると、少し意識させられる。いや、結構させられる。
「ん、どうかされました?」
振り向いた日本と視線が合った。
ひらっ。
俺は立ち上がって、日本に向けて、拾った花びらを頭上から落とした。
落としたというか、掛けた。
「わっ……、えっと……?」
ま、そんな反応になるよな。出し抜けに桜掛けるやつ居ないもんな。
正直、自分でもなぜやったのか分からない。
日本の頭やら肩やらには、俺の所為で桜の花びらが乗っている。
そして、疑問と不安を混ぜたような顔をして、俺を見つめた。
その顔を見て、変な満足感のようなものを俺は感じていた。
だからなのかは知らないが、つい
「……やっぱり、似合ってるな。」
と、口を零した。
言ってしまった、と僅かの後悔と照れが発生し、すぐさま目を逸らした。
「へ……あ 、ふふっ、 ありがとう…ございます……?」
もう一度日本の方へ顔を恐る恐る向けた。
日本は、紅くなった頬を緩ませ、肩に着いた花びらを手にして眺めていた。
その声、その顔、その仕草。
見ているこっちは気が狂いそうになっている。
「ぅ…………そ、そんじゃあな……」
直後には日本に背を向けて、照れ隠しかのようにその場を離れていった。
和気香風。桜花爛漫。
日本とロシアの間には、春の木漏れ日に照射された、淡いピンク色の花弁があった。
これにて終了。
はい。何が書きたかったか自分も分かりません。駄作であることは確か。
最高に投稿が遅くなってしまった……。反省します。
ロシアさん、告白できるんでしょうかね。あるいは日本からだったり……
てことでさようなら!
コメント
2件
素敵な露日ちゃんありがとうございます〜(இдஇ`。) 露さんは、純情ボーイに限るまじで 顔真っ赤にしながら告白して欲しい