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目が覚めると、隣には仕事から帰ってきた彼氏『春千夜』が寝ていた
私は春千夜に抱きつく。大好きな彼が隣で寝ているという優越感に浸りながら。
目の前にある大きな背中、それに安心した私はもう一度目を閉じる。
『🌸、起きたのか』
彼の声が私の頭に響く。
「うん…目が覚めちゃった」
『そうか、起こしちまったか?すまん』
彼の優しさに私は頬を赤らめる。
「ううん、違うよ。」
『良かった。じゃあおやすみ』
「ねぇ、明日も朝早いの?」
彼はいつも朝早くに家を出て帰ってくるのは遅い。だから私たちが一緒にいられる時間はそう長くないのだ。
『明日は休みになった。だからゆっくり出来るぞ』
その言葉に私は「え?!」と大きな声を出してしまう。だって、凄く嬉しかったから。
『だから、早く寝て買いもんでも行くぞ』
と彼は言い私の頭を撫でる。
私はなにか物足りなさを感じ、彼の脚に自分の脚を絡める。
「ねぇ、ちゅーは?ちゅーして」
自分でもこんな事は言おうとは思わなかった。けど、いつもの寂しさが出たんだと私は思う。
『どした?急に』
なんて言いながらも唇にキスを落としてくれる。
でもやっぱりまだ寂しかった、なにか物足りなかった。
「ねぇ、もっかい」
私はまたキスをねだる。彼の柔らかな唇、温かさが欲しかった。
『寂しいのか?🌸』
うん、そうかも、なんて気持ちは言葉には出せなかったけど、こくりと頷く。
そしたら彼はするりと私の服の中に手を入れる。
『久しぶりに、な?』
なんて甘い言葉を私の耳元で呟く。
私の頬は火照り、耳は赤くなる。でも嬉しかった。満たされる気持ちがあった。
「うん…」
彼は大きな優しい手で私の胸を触る。
嬉しい、この気持ちが抑えられなかった。
私は彼のされるがままに体を預けた。
どんなに忙しくても、なかなか話せなくて、触れられなくても、彼のその優しさが、暖かさが、全てが、私を包んでくれる
そんな彼が私は大好きだ。