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シリアスというか 、死ネタというかそういうのが唐突に描きたくなった文才ゼロの主が気分で書く小説
⚠注意⚠
キャラ、口調崩壊
キャラ同士の交際描写あり
燐ニキ 、ニキ燐要素少有
上記許せる方のみどうぞ !!
『俺っち、猫になった』
ある日の早朝、彼はそう告げた。
彼って言うのは僕の恋人の天城燐音くん。朝っぱらから叩き起してきて、おはようの一言もなくそんなことを言ってきた。
頭の回らないこの時間にこんなこと言われても…とか文句を言いたかった、正直なところ。
普段からふざけたことを言うから、そんなの嘘だと僕は思った。そもそも、猫になったなんて急に言われたって脳の処理が追いつかない。
僕のちっちゃな脳みそをいっぱい回して意味を考える、が。思いつくわけがない。本人から意味を聞こう、そう思った。
「どういう意味なんすか、それ?」
「いつか分かるよ、まァとりあえず俺っちは可愛い可愛い猫ちゃんなんだよ」
「はぁ?なんではぐらかすんすか」
「別にいいっしょ、今すぐ知ったって意味ねェんだからよ」
…教えてくれたっていいのに。
こうなったら教えてくれるまで、と同じ質問をしようとする僕を置いて、君は準備を始めた。時刻は午前6時30分。こんな朝から仕事があるのか、と思いながら体を起こして自分も朝食を作り始める。
料理をしながら、「猫は気まぐれ」なんてよく聞くものを思い出す。燐音くん、いつも気まぐれだし変わらないなぁ…じゃあ違うのか、と思いついた可能性が消え去る。呑気に考えながら、料理に意識を向けた。
_____先の未来で予想もできないことが起きるなんて、思いもせずに。
___ 天城燐音の○○まで、あと30日。