shk視点
きんとき達と離れて部屋に戻ると ゾワッと悪寒がする。
shk「……ふッ、きもちわるッ…」
また”あの時”を思い出してしまう、もう忘れてしまいたいのに、この家に彼奴がいるから。
Ak「……大丈夫?シャケ」
shk「…うん、大丈夫」
Akiraは唯一この事件の事を知ってる、幼なじみだから。
そんなAkiraと会話しているとガチャと扉が開く。
Ak「…ねぇノックしてって言ったよねスマイル」
sm「……おい何か隠してるだろお前ら」
shk「…すま゛ぃる、?…ぅッ」
Ak「シャケ無理して喋んないで!!」
sm「……”ソコ”にいるやつのせいか?」
スマイルがナニも無いところを指さす、本当に?
shk「ぁ゛ぅ…、?」
うっすらと人影が見えてくる
py「あ、やっと気づいてくれました?シャークんさん」
shk「……ぁ」
sm「お前シャークんに話しかけんなよ」
Ak「え、だれと会話してんの?」
py「定期的にアピールしてたのに全然気づいてくれないんですもん!!酷いですよシャークんさん」
shk「やだやだやだッ…こないで……っ」
py「あぁ…その怯えてる顔、何回みても可愛いですね~♡」
sm「……近づくなよ」
Ak「…分かんないけどシャケこっち!!!」
shk「あきらっ……」 ぎゅ
sm「…なんでそんなにシャークんに固執してるんだ?」
py「……覚えてますよねシャークんさん、あの”事件”のこと!」
人影がどんどん鮮明になっていく、
shk「ひゅッ…ぴや、の、?」
Ak「…ピヤノ?」
py「やっぱり覚えててくれたんですね嬉しいです……♡♡」
sm視点
sm「……事件、?」
Ak「詳しい事は後で!!!!何、此処にピヤノがいるの!?!」
sm「……俺は知らないがシャークんが言うにはピヤノという奴らしい」
Ak「見た目は!?」
sm「褐色の肌にボブっぽい髪だが……?」
Ak「ッ…ピヤノだ……」
ピヤノ?って奴はうっとりとした表情でシャークんを見つめている、
sm「俺のシャークんに危害を加えてほしくない、やめろピヤノ」
Ak「お前のじゃないけどな、やめろ!!!」
py「……今日は邪魔が多いですね~…じゃ、また来ますねシャークんさん!」
と、言い残し何処かに消えていくピヤノ。
…
sm「で、聞かせてくれるか、?シャークん」
shk「ぅッ…、」
Ak「シャークんはダメそうだから俺から説明するね」
…
Ak視点
Ak「シャークんが中学の時に後輩で部活が一緒だった奴なんだけど、、、」
…
py「シャークんせんぱ~い!!!あきら先輩、おくれてすみません……」
shk「お~、全然だいじょぶ」
Ak「だいじょぶだよ~ん」
py「~~なんですよね~、〜〜〜、って聞いてます?」
shk「…聞いてる聞いてる~」
py「それ聞いてないですね!?笑」
Ak「シャケはいつもあんなだから……」
py「ふふ、かわいいですねシャークんさん」
shk「かわッ…?」
Ak「ピヤノ!?!」
Ak「とか、他愛のない話をして家に帰ってたんだよ、そしたらいきなりピヤノが……」
py「僕、虐められてるんです。だから明日で全部終わりにします、笑」
Ak「って!だからシャケが」
shk「は…、?冗談やめろよピヤノ」
py「あは、すみません笑笑つい、」
Ak「お~いびっくりしたじゃん!!」
Ak「じゃ、俺ここだから!じゃな~!!!」
shk「うい~」
py「また明日~!!」
Ak「で、ここからはシャークんに聞いた話なんだけどピヤノがいきなり包丁を取り出して」
py「僕と死にませんか?」
Ak「って、シャケにナイフを向けてきたんだって」
sm「やばいやつじゃん……」
Ak「それがトラウマになっちゃってるんだよね、俺が守ってあげられてたらなぁ…」
シャークんの赤く染った目元をそっと触って
Ak「もう泣いて欲しくないな、」